Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

-件のコメント

[C530] ラジオ体操…

なのはラジオ体操の異世界布教を始める……日本人としては喜ぶべき状況かもしれませんけど、戦時下の野戦病院?でこういうことすると、何やら悪質な宗教に見えてしまう不思議。

なのはの有り方には最早何も言うまい、理想や夢は考えるだけなら自由だ。それが適う保障など無いし、失敗しても本人の自業自得である。

今回のフェイトに対する局員の対応みると、所詮高ランク魔道師=使い勝手の良い希少兵器でしかないという、管理世界の歪みっぷりがアリアリと。フェイトがBランク程度だったら、手のひら返すような対応だと思いますね。

縁の殺し方?いっそ即死した方がやられた方は幸せだな。よくエロゲで尻に色々入れたりするけど、座薬でも痛いし、肛門科で検診受けたときは洒落にならん苦しさだった。やるほうは良くこんな発想出来るなと……
  • 2009-09-30
  • 投稿者 : ミヅキ
  • URL
  • 編集

[C531] えろげですね、分かります。

美少年と物理的に合体☆

・・・・わたくしめにはそっちの属性は無いのでノーサンキューですが。

確かにフルぼっこのフェイトちゃんよりなのなののほうが重症なのは謎かもです。
あれだね、きっとDG細胞的縁ちゃんぱうわ~に感染したんだね。
マスターなのは爆☆誕☆

ああ、そろそろラヴ分の補充がしたいところ・・・
アリサきゅんの復活はまだかの~?
  • 2009-10-01
  • 投稿者 : ぎるばと
  • URL
  • 編集

[C532] 黒百合フェイト、始まります

フェイトそんはここからどうなるやら……

なのはがラジオ体操を広めたのが何かのフラグに見えてきた

縁がやった殺し方?
要はカエルに花火突っ込むあれかな?
  • 2009-10-01
  • 投稿者 : ルファイト
  • URL
  • 編集

[C533]

うぅむ?
あの殺し方は……なんか、微妙。素に戻ってなんでやねんとつっこんでしまったwww
まあ実際突っ込んだのは縁でありデバイスなわけですが。
  • 2009-10-01
  • 投稿者 : 春都
  • URL
  • 編集

[C534] コメントありがとうございまー

 ちなみに、身体の内側からデバイスを展開させるという方法は、元々クロノ君がデュランダルでやる予定でした。尻じゃなく口からね。

○ミヅキさん
 精神的極限状況下⇒洗脳され易い。ですね、分かります。
 なのは嬢のあり方は――まぁ、アニメの方と実質あんまり変わってないオチな訳ですが。状況が違うだけで。
 フェイトから高ランク魔導師という使い勝手の良い魔導兵器という肩書きを取ったら何が残るのか――美少女という事実が残るじゃないかぁぁあぁぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあっ!!
 たとえBランクでもクロガネにとってその事実は譲れな(ry

○ぎるばとさん
 それを言ったらリインフォースは美少女と物理的に合体している訳ですが。あれも一種の百合属性。
 きっとなのは嬢にDG細胞が寄生したら、逆に石破天驚拳を乱射しそうな予感しかしないのですが。
 アリサの復活、は――んー、もうちょっと後ですね。まぁ、クロガネ自身は勝手に百合的IFルートを息抜きで書いて癒されている訳で……あれ、クロガネ病んでる?

○ルファイトさん
 まずはフェイトを虐めて(ry
 しかしラジオ体操はあまりフラグじゃないのです。そう、あまりフラグじゃぁ。
 蛙に花火……今更ながらに思うと子供は非常に残酷だと((((;゜Д゜)))

○春都さん
 ですよねー。
 クロガネの中で縁はM寄りのキャラなので、あまりS寄りと言うか無理矢理責めるようなプレイは似合わないと言う――え? 違う?
  • 2009-10-01
  • 投稿者 : クロガネ
  • URL
  • 編集

[C535] 誤字じゃ無い方が和むし

 アリサを抱き締めた時のような、そんな嬉しさはない。
 アリサを抱き締めた時のような、そんな嬉しさはない。
大事な事なので二回言うんですね?
  • 2009-10-02
  • 投稿者 : h
  • URL
  • 編集

[C536] ところがどっこいしょ

○hさん
 はい、誤字です、誤字なのです。
 確かに和むからこのままでも良かったような気はしましたが、よく考えたらここで和んでも……指摘ありがとうございますー。
  • 2009-10-03
  • 投稿者 : クロガネ
  • URL
  • 編集

コメントの投稿

新規
投稿した内容は管理者にだけ閲覧出来ます

-件のトラックバック

トラックバックURL
http://kurogane951.blog78.fc2.com/tb.php/93-fd3eab98
この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)

魔法の使えない魔法使いの魔法 50

第9章――第2節
――運命に抗い絶望に立ち向かえ――

 目覚めたすぐ次の日、高町なのははリハビリを開始した。
 周りは慌てて止めに入るものの、止めに入るその者達も決して暇な訳ではない。目を盗んでリハビリするのは、意識しなくても簡単に行なえた。
 10日間寝ていたせいなのか、身体がずっしりと重く感じる。それでも割りと好調だ。本当に自分は心臓が止まって死にかけていたのか、疑問に思えるくらいである。
 柔軟と体操を20分も軽く流していると、今の身体の感覚などすぐに取り戻せた。若いという事だ。
 そこから更に30分走り込む。マラソンはなのはの苦手分野だが、リハビリだと思えば楽な運動だ。とは言え、終わった時には既に汗だらだらの息が上がりまくりという、そんな情けない様になっている。
「はぁ――はぁ――」
 持って来たタオルで汗をしっかりと拭く。ここで風邪をひくなんて馬鹿な真似は出来ない。
 ほれ、と近くの人が水の入ったペットボトルを差し出してきた。
「あ……ありがとう、ございま――はぁ、はぁ」
「無理すんな無理すんな、若いのに頑張るなぁ」
 お礼を言おうにも息が上がって上手く口が動かないなのはに、その水を差し出してきた男はからからと笑った。30代の後半、という所だろうか。素敵なダンディだ。
 右腕を骨折でもしているのか、三角布で吊るしており、更には右目を眼帯で保護している。
 同じくリハビリをしているのだろう。
 仮設病棟近くの緑の多い、と言うか草が生えっぱなしで何もないこの公園では、怪我をした人や病衣のままの人達が軽く運動をしたり、好調な人では魔法の練習をしていたりする。何故か活気があり、この場所一体が集団リハビリ場と化している。
 なのははお礼もそこそこに、渡された水を一気に飲む。冷たくて美味しい。胃まですーっと落ちていくのが、その冷たさで感覚的に分かってしまう。
 水が美味しい。
 生きている、そんな実感が湧いてきた。
「お嬢ちゃんはあれかい? やっぱ看視者にやられた口か?」
「え? ――あ、はい、ちょっと手痛く」
「五体満足たぁ、立派じゃねぇか。俺なんて施設の崩落巻き込まれてこの様だ」
 こんな怪我で済んで良かった良かったと、男は笑う。陽気だ。
「ま、リハビリ頑張れよ。俺もさっさと仕事復帰してくるぜ」
「あ、この水――」
「良いって良いって、お嬢ちゃんもおっさんと間接キスは嫌だろ」
 頑張れよーと、その男は笑いながら走っていく。右腕を吊るしているのに、綺麗な走り方をしている。
 身体つきからして前線の人だなー、武装隊の人なのかなー、嘱託さんかなー、と同業者意識で色々考えながら、なのはは手を振って送る。ちょっとだけだが、元気が出て来た。
 頑張ろう、と自分の両頬をぺちぺち叩いて気合を入れる。
 ランニングで身体が暖かくなっているうちに、なのはは再び柔軟運動を始める。
 魔法の練習もしたいが、身体が付いて来れなければ意味がない。やはり10日間は大きく、身体が結構硬くなっている。
 しっかり柔軟をして、それからラジオ体操を小さく歌いながらラジオ体操第一と第二をきっちり動いて6セット。ラジオ体操を馬鹿にしてはいけない、しっかりと真面目に行なうと良い運動になる。流石は伝統的な体操だ、再び汗が拭き出してくる。
 6セット終わった頃には病衣が重い。代わりにかなり身体が柔らかくなった、ような気がする。ここまでやって柔らかくならなかったら詐欺だ。
「ねぇねぇ君、今の柔軟運動って何処で覚えた?」
「おまっ、ナンパ始めんなって」
 もう一度汗を拭き取っていると、再び声を掛けられた。
 先程の男ではなく、20代前半くらいの若い男2人組みである。良くも悪くも今時の、といった風である。
 片方の男がナンパとか言っているが、どうなのだろう。なのは自身ナンパなどされた経験がないため判断が出来ない。
「いやいや、何時だったかさ、俺の前の上司が同じ柔軟の運動してたからさ」
「えっと、私の生まれた国の体操なんです」
 ナンパじゃないと主張する男に、なのはは困惑しながらも答えた。はて、日本出身でラジオ体操に馴染みの深い人なんて、はやて以外にいたのだろうか。
 実の所、ラジオ体操の原点はアメリカの保健会社であり、日本人が考案した訳ではない事をなのはは知らない。
「て事は君、ララカの出身?」
「いえ、管理外の地球って星出身なんです」
「あれ、違う?」
「地球っつったらあれだ、グレ何とか提督とかナカジマ班長の」
 首を傾げた男に、もう片方の男が何か思い出したかのように手を鳴らす。ナカジマとか、何か日本人っぽい名前である。
 偶然なんかねぇ、と不思議そうな男を見上げながら、なのははふと思い出した。
「あ、前に隊の選抜訓練の時のカリキュラムでラジオ体操教えちゃったから、その時の人かな?」
 思い出して呟いたなのはの言葉に、何か思い当たる節でもあったのか、2人が同時にぎょっと目を見開いた。
「選抜訓練――? って、君、もしかして悪魔教官の選抜訓練受けたの!?」
「うそ!? かわいそうに……大変だったろ?」
 かちんっ。
 そんな擬音がぴったりな感じで頭に来た。
 悪魔教官? なんじゃそれは。
 かわいそうにって、何でそんな同情した目を向ける。
 思わず頬が引きつったなのはの表情を別の意味で捉えたのか、2人して慰めるように良い子良い子と頭を撫でてきた。まるで嬉しくない。
「そうかそうか、隊長もその時に覚えたのか」
 納得する男に何か言いたい気持ちを覚えてしまうが、そこをぐっと堪える。いいさ、言いたい人には言わせておけば。クロノのような言い訳を心の中で唱えながら、心を落ちつける。
 上司とか隊長とかいう所を見ると、この男達は武装隊の人なのか。なるほど、ラジオ体操など管理局内の人間に教えたのは今の所あの時だけだから、所属はある程度絞れる。
 そこでふと、ナンパをしてきた男の方が声を上げた。
「そうだ君、その運動俺にも教えてくれないかな? ついでに電話番――」
「俺も俺も! この馬鹿に番号教える必要ねぇけど、そのラージオ……体操だっけ? それ俺にも教えてよ」
 ナンパしてきた男の頭を思いっきり拳で殴ってから、もう一人の方も手を上げる。
 意外と好評なのか。
 ちょっと驚いて言葉に詰った。
「あ、それ僕にも教えてよ」
 更に後ろから声を掛けられた。
 振り向くと、なのはと同じくらいの男の子。身体のいたる所に擦り傷のような傷跡がある。
「なんだ坊主、人が目を付けた女の子に声を掛けるた見上げた――」
「身体硬くなっててさ、だけどちゃんとした柔軟体操知らなくて」
「おいこら無視すんなや」
「子供に相手にメンチきんなや馬鹿野郎」
 再びナンパしてきた男が殴られる。なんという漫才。
 変な人達ではあるが、少なくとも悪い人じゃないようだ。少年の方は随分と素直そうに見えるが、直感的に腹に一物あるような黒いだけのような、そんな印象を受ける。
 まあ、ラジオ体操くらい教えても良いかな、となのはは楽観的に考える。
「えっとですね、この体操はラジオ体操って言ってですね、第一と第二の2つあって、まず第一を始める前に手足をほぐす運動から――」
 3人相手の気楽な講習。
 息抜き休憩代わりの気楽な講習。

 だと思っていた時期がなのはにもありました。












 ベッドになのはの姿がなく、安静にしているようにと言われたことを無視して脱走したとフェイトが気が付いたのは、昼過ぎになってからだった。
「……っ」
 思わず舌打ちしてしまったその音が意外と大きくなってしまい、その生々しい響きに隣のベットに寝ていた女性が驚いたように視線を向けるものの、何故か即座に顔を背けてしまう。何だ、その怖い物でも見たかのような顔は。
 口元を拭うようにし、もう一度舌打ちをしてからフェイトは病室から走り出る。
 何なのだ、何なのだ、なのはは。
 安静にしてと、あれだけ、それはもう口をすっぱくして言って聞かせたのに、一体何なのだ。
 もしやもうリハビリを始めているとでも言うのだろうか。馬鹿じゃないのか。
 10日間昏睡し続けて、その間に何回も死に掛けそうで、目覚めたのだって奇跡的なのだ。後遺症が何もないなんて、あるはずがない。もしも次眠ったら、最悪そのまま起きてこない可能性だってある。そんな危険な状態だったのだ。
 それが目覚めたら早速リハビリ? ふざけるな。
 イラっとする。なのはに対して、まさか自分がそんな感情を抱くとは思ってなかったが、それでもイラっとする。
 縁を助ける?
 無理だ。即答できる。
 あれはもう、助けるとか助けないとか、そういうレベルじゃない。ただの悪害をもたらす災厄でしかない。
 次、あれの前に立ち塞がったら、絶対に殺される。瞬きの間に殺される。それなのに助けるとか、馬鹿じゃないのか。自身の命を安く投げ捨てるなんて、馬鹿じゃないのか。
 もしもまだ、縁と話がしたいとか言っているようなら、脳だ、絶対脳だ、脳にダメージがきている。引っ張ってでも、縛りつけてでも寝かせてやる。
 イライラと胸に溜まるその怒りで息巻きながら、フェイトは病棟内を走り回ってなのはを探す。途中、「廊下を走るなー!」 と言われたような気がしたが、なのはの方が重要だった。
 イライラするその怒りは、嫌な予感を上塗りして隠してくれる。
 本当はどこかで倒れているんじゃないか、どこかで苦しんでいるのではないか、そんな予想を必死に振り払いながら、フェイトは走る。
 イライラ、イライラと。
 まさか、本当にまさか、自分がなのはに対してイラっとするとは思ってなかった。
 全く、なのはの頑固者め!
 毒のようにフェイトは心の中で呟いて

『する気がある、する気がない、なんて問題ですらない』

「っ!?」
 頭の中に何故か、縁の声が蘇った。
 縁の。
 視界を埋め尽くすプラズマランサー。叩き潰された自分。ゴキブリのような姿。
 吐き気がした。
 思わず立ち止まり、近くの壁を殴るようにして身体を支える。
 本当に、吐きそうだ。
 駄目だ。縁の声を思い出した瞬間に、身体が拒絶する。頭の中に嫌な映像が一気に駆け巡る。
「あ――が、はぁ、はぁ」
 その言葉は何だったのか、それを思い出そうとしても先に嫌な記憶が湧いて来る。
 ごほっ、ごほっ、とむせ込んで、喉が焼け付くような感覚がした。本当に胃液がせり上がって来ている。気持ちが悪い。
 口元を手で押さえ、吐き気を堪えながら、自分の情けなさに涙が出て来た。
 どうしたというのか、自分は。縁の事を思い出しただけでこのザマである。
 怖い。
 恐ろしい。
 ぐちゃぐちゃとした黒い感情が、足を震わせ身体を竦ませる。口を押さえる手に、涙がかかる。
 自分は弱くなったのか。一度負けた程度で、怯えてしまうのか。情けない。
 そう思うと余計に泣けてしまう。
「はぁ――あ、うぅ、ううぅ――っ」
 泣くと、余計に自分が情けない存在に思える。
 情けない、だから余計に泣けてしまう。
 何時の間にかフェイトは蹲り、泣き込んでいた。
 情けない。なのはを探さないと。
 そう思っても身体が動かない。
 何をやっているのだろう、こんな所で泣き崩れて。自分はこんなに弱い奴になってしまったのか。こんなに弱い存在なのか。
 誰を助ける事も出来ず、なのはも護る事が出来ず、こんな所で腐っているだけで。

『じゃあ具体的にはどんな人を助けたい?』

 雷。
 雷撃。
 視界を埋め尽くすプラズマランサー。一瞬で打ち破られるバリア。破壊されるバリアジャケット。撃ち込まれる雷撃が身を削り、脳へ腕へ足へ内臓から骨から心臓まであまりの衝撃に機能を停止する。頼りにしていた半身たるバルディッシュすらその衝撃に耐えきれず、あっという間に粉砕される。コンマ1秒にも満たない、確実に死ぬような量を撃ち込まれても尚、視界はプラズマランサーで埋め尽くされて。その奥に鎮座する巨大なプラズマスフィアは一層に強い輝きを放っていて。プラズマランサーの威力にボロ雑巾のように自分の身体が宙を舞い、宙を舞ったその瞬間に打ち込まれたプラズマランサーで砂漠の砂に叩き落され、叩き落された瞬間に宙を舞い。防ぐ事も耐える事も何をする事も一切叶わず、敵わず、手も足も出す隙もないその空間を埋め尽くす飽和射撃に敵う筈もなく、抉る抉る抉る抉る、自分の魔法であったはずの、自分の得意であったはずの、プラズマランサーが襲い掛かる襲い掛かる襲い掛かる、牙を剥いて自分を食い殺そうと襲い掛かる。抗う術はない。ゴミのように粉砕されて、フェイト・T・ハラオウンという人間は1秒と掛かる事もなく化け物の前に屈し、殺さ――!
「ご――ふ――」
 頭の中で一瞬流れた縁の言葉に、再び嫌な記憶ばかりが頭の中で流れていく。
 今度こそ、吐いた。
 喉が焼けるように痛い。胃液しか出てこない。そう言えば昨日の昼から何も食べていないような気がする。
 びしゃ、びしゃ、と嘔吐する度に吐き出される胃液が、廊下を汚す。
「だ、だ、大丈夫ですか!?」
 近くを通りかかったのだろう、病棟の――たぶん看護の若い男性が駆け寄ってくる。
 大丈夫じゃない。
 本当に、本当に自分はどうしてしまったというのだ。
 心の奥底にまで刻み付けられた恐怖に屈し、泣いて倒れて、更には床まで汚して。
 もう、自分は駄目なのか。駄目になってしまったのだろうか。
 人を、誰かを、助けたいという想いは、あの化け物に叩き潰されただけで折れるようなものなのか。
 ただの一度の敗北で、自分は誰も助けられないような弱い奴に蹴り落とされてしまったのか。
 弱い人を、困ってる人を、理不尽な力に、理不尽な現実に、泣くような人達を、護りたいと、そう想って求めた力は、かくも無力で――

「―――」

 身体の震えが、止まる。
 あれ、と思考が一気にクリアになった。
 今、何か。
 何か、頭の片隅に引っ掛かった。
 何か、自分の思ったフレーズが、頭の片隅に引っ掛かった。
 なんだ? 何が引っ掛かった?
 とても重要な何かだ。それは今、今気がつかなきゃいけない事だ。
「大丈夫ですか!? しっかりしてください!」
 男の人がフェイトの肩を叩いた。はっと顔を上げる。
 一度吐いたせいか、身体の異常が嘘のように晴れている。
「顔が土気色ですよ? 休んで下さい、場所はありますから」
 心配そうに背中を撫で、男の人が看護独特の優しい声色で話しかける。落ち着くような、そんな声。
 フェイトは一瞬言葉に詰って答えられなかったが、すぐに自分の下を見て、あ、と一言漏らす。
「ご……ごめんなさい、私、汚して――」
「そんなの拭けばいいんです。汚れたら掃除できます、消毒できます。今心配なのは貴女なんです。貴女は床と違って代えが出来ないんです」
 謝るその言葉を、男の人は叩き斬る。
 大丈夫ですか? 立てますか? と男の人は床の吐瀉物など気にせずにゆっくりとフェイトを立ち上がらせる。
 くらっと、立った瞬間に貧血のようによろめいてしまう。
「床は後で私が掃除します。貴女は自分の身体を大事にして下さい」
「―――――」
 その言葉、是非なのはに言って貰いたい。
 支えるように男の人がフェイトの背中を支え、ふと近くの窓から外が見えた。

「はい、次は身体を大きく回して円を描きます! 両手を真っ直ぐ伸ばして、手の平の指の先で大きく円を描くようにしてぐる――っとこうして回します! 下の時はしっかりと前屈で背を曲げて、上の時は逆にしっかりと身体を後ろに逸らせて胸を張ってください! 足は肩幅に開いて膝を曲げないで、円は左に一回転、右に一回転、左に一回転、右に一回転で行きましょう! 私の手拍子4拍で一回転です! いきます、せーの!」

 ああ、いた、なのはがいた。
 元気に外でラジオ体操をしていた。
 10日間寝続けていたのが嘘のように動いている。ラジオ体操を行っている。
 いや、むしろラジオ体操を教えている。

 総勢30人位だろうか。病衣を着た老若男女になのはがラジオ体操を教えていた。

「…………」
「……どうしました? 立ち眩みですか?」
「……ある意味立ち眩みがしました」
 突然固まったフェイトの顔を覗き込んできた男の人に、フェイトは眉間を押さえて答える。
 頭痛がぶり返してきた。
 管理局での1年ちょっと、なのははしっかりと教導官になっている。
「休みましょう、横になれるベッドがありますから、そちらに」
 と、まともに返してきた男の人の言葉に、フェイトは一度詰る。
 なのはを、休ませないと。
 頭痛と一緒に、ようやくその思いもぶり返してきていた。
「いいえ」
 首を振って答える。
「私より先に、休まなきゃ駄目な子がいるんです」
 なのはをベッドに縛り付けてやろうと答える。




 頭の中に引っ掛かったその違和感が、胸の奥にべったりとこびり付いたのを、フェイト自身は感じていた。












「はい、ここまでが “ラジオ体操第二” になります。最後の深呼吸はしっかり行なってくださいね、身体に酸素を取り込むのは重要です」
「な――なんか、さっきのとは違って、結構動きますね」
「ラジオ体操第一は基本的に身体をほぐす体操で、ラジオ体操第二は身体を動かす体操なんです。あまり動かない人の第一と、動く人の為の第二、って感じです」
「今更なんだけど、“ラジオ” って何?」
「私の世界の通信機器です。ミッドチルダにもテレビってありますよね? あれの音だけヴァージョンです」
 意外と好評なラジオ体操講座を、気が付けば広場にいた者達の大半に教えている状況になっていた。
 レイジングハートに記録してあったラジオ体操の音楽を流しながら最初の3人に教えていると、入院仲間であろう病衣を着た者達がわらわらと集まって来たのだ。人は人を呼ぶのか、気が付けば集団である。
 流石ラジオ体操。
 自分は一体何をやっていたんだっけと頭の片隅に浮かんだりはした物の、人に教えながら身体を動かしていると、そんな小さな事は頭の中から弾き出されてしまう。終わった頃にはすっきりしたと言うか、清々しいと言うか、随分と頭の中がクリアになっていた。
 気分が良い。
 そう、気分が良い、だ。
「あー、肩が、肩が暖まってきた」
「だいぶ身体が伸ばせるよ」
「いやはや、訓練施設が壊されまくったって言われて焦ったけど、施設なくても結構動けるなぁ」
 ちらほらと、声が上がる。
 頭を怪我している者。
 腕を折っている者。
 足を負傷している者。
 様々な怪我人がいる。仮設病棟の安っぽい病衣を着込んだ者達だ。
 この中で、まるで病衣が制服かの様に統一された集団の中で。
 目が死んでいる者は、誰もいない。
 覇気が死んでいる者は、誰もいない。
 思わず笑みが浮かんでしまう。
 これが運命だと諦めた者もいるだろう、もう駄目だと絶望している者もいるだろう。
 そして、諦めの悪い者も、希望の消えない者も、いるのだ。
 元気が出てきた。
 希望を簡単に消せなくて、諦めがどうしても悪い馬鹿野郎は、自分独りじゃなかったのだと、そう思えると何故か元気が出てきた。
 苦笑いのような、微笑ましいものを見るような、そんな笑みを浮かべながら、ほっと安心したかのような溜息を1つ。
 と、後ろから騒がしい足音と共に

「なのはっ!」

 親友の怒り声が響いた。
 反射的に肩が跳ね上がった。悪い事をしているのを親に見つかった心境なのか。
 振り向くまでもない。その声を聞き間違えるはずがない。
 何と言うか、ああ、かなり怒っている。かなり怒っている彼女の顔が、容易に想像できてしまう。
 そろぉっと、なのはは振り向いた。
 やせいの おにが とびだしてきた。
「あ、あはは……おはよ、フェイ」
「安静にしてなきゃ駄目って、言ったよね!」
「トちゃぁん」
 目を尖らせて駆け寄るフェイトは、なのはの言葉をまるで耳に入れないほどに怒っていた。
 美人が怒ると怖いと言うのは、迫力があるという意味なのか。目を三角にするフェイトの形相に、なのはは明かに腰が引けていた。
「昨日起きたばっかりなんだよ!? 分かるよね!? なのはがどんな状態だったのか、私ちゃんと話したよね!?」
「あ、えっと、う、うん」
「なのに何で起きてるの!!」
 怖っ。
 素直にそう思えたのは、なのはの心に随分と余裕が出来たからなのか。身体を動かして、頭の中がすっきりとしたからなのか。
「ご、ごめんなさい」
「な・ん・で・起・き・た・の!?」
「えと、えっと、いや、ちょっと身体動かしたいなぁ、なんて……だめ?」
「なのはっ!!」
 ちょっとおどけてみるが、効果は見事に逆効果。こりゃ駄目だ、完璧に頭にきている。
「でもでも、本当に身体の調子は良くってね。何だかもう、絶好調って感じで」
「駄目! 絶対駄目! なのは、それでもするならバインドで絞め付けるよ!」
「ぅわー」
 取り付く島なく聞く耳もたず。
 今回は完全になのはが悪いため、これ以上何も言えない。
 確かに、なのはは自分が死にかけていたらしいことは他からも何度か聞いて知っている。実際の所死にかけ所の騒ぎではなかったらしいのも小耳にした。
 だが、本当に今は好調なのだ。それこそ、本当に自分は心臓止まって大騒ぎされたのだろうか、という位に。
 身体を動かしてみて、10日間眠り続けていたのだなという実感はある。身体の節々は硬くなってるし、身体は重いし、ベッドから降りたばかりは何故か身体の感覚そのものが随分と鈍くなっていた。これが10日のブランクか、とは思ったが、それを差し引いてしまえば、現在なのはの身体は好調だとしか言いようがなかった。
 だからかもしれない。
 死に掛けていた、という事実が妙に他人事な感覚がして止まない。
 フェイトには心配を掛けてしまった。かなり申し訳なく思う。それは本当だ。
 まあ、仮に立場を逆にして、フェイトが死にかけて何度か心臓停止を起こしながらも10日間眠り続け、そして目が覚めた次の日から起きてリハビリしていたら……ああ、それは逆にこっちの心臓が止まりそうなくらいに心配だ。
「あー……ごめんなさい。何だか凄く心配掛けちゃいました」
「本当に! どこかで倒れてるんじゃないかって、私の心臓が止まりそうだったよ!」
「うぅ、ごめんね、フェイトちゃん」
 しょんぼりと謝った。
 考えてみれば、かなり軽率だった。
 反省しました、とトレードマークであるツーテールを萎らせるなのはに、少し怒りの矛を納めながらもフェイトは大きく溜息を1つ。
「戻るよ、なのは」
「はーい」
 目を閉じて心を落ちつけようとしながら、それでもイライラしているのか腰に当てた手が小刻みにリズムを打つのを見て、なのはは苦笑いをしながら答える。
 優しい親友である。
 優しい親友、だから、心配しているのが分かる。
 そこを考えて、なのはは一瞬だけ息を止めた。

 はたして自分は、縁の事を理解しようとしていただろうか。

 今更考えたって仕方がない事なのかもしれない。それでも、その思いが頭を過ってしまう。
 額縁通りに人の言葉を受け取る子だからと、縁の言葉は本当に額縁通りに受け取れば良いと思っていたのかもしれない。理解しようとする事を、怠けていたのかもしれない。
「――なのは?」
「あ、うん」
 止まったなのはに細い目を向けながら問うフェイトへ、若干遅れて返した。
 そう、悪いのは自分なのだ。
 本当に、本当に、馬鹿な事ばかりしている。
「……フェイトちゃん」
「ん?」
「ごめんね」
「……いいよ、ちゃんと休んでくれれば、それで」
 突然謝るなのはに、フェイトは苦笑する。
 ちょっと怒り過ぎたかな? と、感情的になっていた自分の頭をぽりぽり掻いてから横に目を逸らす。バツが悪そうである。
 謝る。
 たった、これだけの事だったのに。
 ふぅ、と一息。
 それからなのはは振り返る。
「あ、皆さん、ごめんなさい、ラジオ体操はこれで――」
 ラジオ体操はちょうど教え終わっていたので、キリが良いとなのはは教えていた人達へと挨拶を口にして――思わずその挨拶を止めてしまった。

「え、なのは?」
「なのはって……え、同性同名?」
「でも、テスタロッサさんと仲良さそうだし」
「仲が良いって噂だから、え、本物?」
「本物? うそ、本物?」
「じゃあ、やっぱりなのはって」

 何故かざわついていた。
 フェイトとの話に気を取られて何かをしてしまったのだろうかと、なのはが首を傾げると、一人の少年が一歩前に出てきた。
「えっと、もしかして貴女って」
「はい?」
 私? となのはは自分を指差し、少年は一度頷いた。

「“あの” 悪町教導官ですか?」

 ……かっちーん。













「酷いよね!?」
「ぷっ――う、うん、そうだ……くっ、ふふっ、そうだね」
「フェイトちゃんも酷いよね!?」
 顔を未だ真っ赤にして肩を怒らせながらずんずん歩く親友を見つつ、フェイトは口元を手で押さえながらも笑いを堪えるのに必死だった。
 そしてなのはも、肩をぶるぶる震わせている親友を尻目にして涙目である。何だよどいつもこいつも、誰が悪町だ誰が。悪魔と高町で上手くとったつもりかこの野郎。かなり拗ねている。
 ちなみに少年は一切悪気が無かった為に “指導” も出来ず、不満は溜まるしかなかった。
 と言うよりも、自分が高町 なのはだと分かって何で皆引いた。その反応になのはの心はしっかりと傷付いていた。心は硝子で出来ている、硝子の少女なのだ。
「ま、まあ、なのはの教えはほら……激しいから」
「普通だよ、私のは」
 あれが普通と言われたら、リニスはただの過保護な馬鹿親じゃないか。何度か見学したなのは式訓練を思い出しながら、フェイトは遠い目をした。
 ぷくーっとなのはは頬を膨らませながら、もうっ、もうっ、とずんずん歩く。
 可愛いなぁ、と心の中で感想を漏らしながらフェイトは一歩後ろを歩く。

 本人が言った通り、なのはは元気そうに見えた。

 一歩後ろでなのはを観察しながら、フェイトは口に手を当てたまま目を細くした。
 なのははフェイト以上に深刻な状況だった。それは確かだ。
 フェイトは3日寝込んだ。なのはは10日だ。
 そしてフェイトは起き上がるのに2日必要だった。それなのに。
 本当になのはは復調しているのだろうか。
 そんな当然のような疑問が浮かぶ。
 フェイトの記憶では、なのはは縁からピンポイント指定の爆破攻撃を連続して受けて撃墜している。確かに破損こそしていたが、あの段階でバリアジャケットは生きていたはずだ。
 一方、フェイト自身は――気持ち悪い、吐き気がしてきた。とにかく、非常識なまでの力を持って撃墜された。バリアジャケットは全損で、しかも電気へ変換された分だけ電流が直接身体の中にぶち込まれた。心臓は動いているのに除細動叩きこまれた状況だ。身体も、バルディッシュも、リンカーコアも、心までもがボロボロにされ、目が覚めた時にはよく死ななかったと、そのしぶとさに逆に驚かれたくらいだ。
 あれだけ徹底的に潰されて、3日。
 では、同じ治療で10日も意識不明というのはどうなのだ?
 簡単だろう。フェイトが意識を失った後、フェイトの知らない間になのはは縁から再攻撃を受けたと思われる。
 だから、なのはの方が酷かった。
 確かに目が覚めるのは本人の資質と言うか、意思と言うか、生きる事への執着心と言うか、そういうものに左右される。されるのだが、フェイトとなのはの場合は意味が違う。
 なのははその10日間の中で何度も急変した。
 呼吸も止まった。
 心臓も止まった。
 一時期はリンカーコアが暴走し、内側から破裂しかけていたという怖い話も耳にした。
 フェイトも重症だったが、なのはの方が、圧倒的に重症だった。
 じゃあ、フェイトが3日間意識不明で、起き上がるのに2日必要だったなら、単純計算だがなのはは起き上がるのにまだ時間が掛かるはずだ。
 なのにこんなに動き回って。
 どういう事だ?

 まさか本当に、なのはまで、化け物に。

 縁を助けたいと、迷いなく真っ直ぐ答えたなのはの姿が、頭に浮かぶ。
 背筋が寒くなった。
 冷や汗が吹き出た。
「なのは……」
 思わず、なのはの名前を呼んでしまった。
 うん? となのはが振り返る。
「――――――」
 人間だ。
 良かった、人間だ。
 当たり前の事なのに、疑うべき事でもなかったはずなのに、それなのに安心する反面、心の中のざわめきが大きくなる。
 ごくっと、喉を鳴らす。もしかしたら、縁が目の前であんな風に姿を変えてしまった事が、今までただの人間だと思っていた縁が、皮膚を裂き、醜悪な姿へと変わってしまった事が、心の何処かに疑心という名の楔を撃ち込んだのかも知れない。
 縁の事を思い出し、更に血の気が引いた。
「……フェイトちゃん?」
 続きを言う事なく黙ってしまったフェイトに、なのはは小首を傾げてフェイトの顔を覗き込んだ。
 顔が近い。
 血の気が引いた分、今血が顔に上がって、調度差し引きゼロなのだろう。なのはから見て、今のフェイトは平常な顔色ながらに汗を噴出しているという奇妙な状況だった。
「どうしたの? 凄い汗――」
「なのは」
 タオルを取り出そうとなのはが顔を一度引き、そこでフェイトが名を呼んだ。
 真剣なその目と声に、ぴたりとなのはの身体が止まる。
「海鳴さんの事、諦めないの?」
 真っ直ぐに視線を向けたそれに、ぴたりと止まった体が戻る。
「諦めないよ」
 即答。
 迷いなど無く、冗談の色も無く。
 本当に、視線に返すほどに真っ直ぐ答えた。
「諦められないよ」
 もう一度加える。
 同じような言葉で。
 全く違う意味で。
 それに対して、フェイトは口を真横一文字に閉ざしてしまう。
「私は、縁ちゃんを止めたい。止めてから、きちんとお話したい――フェイトちゃんに怒られても、たぶん、これは曲がんない」
「私……もう、怒ったよ……」
「うん、曲がんなかった」
 俯いて、フェイトは肩を落とした。
 怖くは、ないのだろうか。
 あれだけ、圧倒的な差を見せ付けられ、体感させられて。言葉も、手も、何も届かなかった、そんな化け物に。
「フェイトちゃんは、やっぱり反対?」
「それは――」
 困ったような苦笑を浮かべながら問い掛けるなのはに、フェイトは一度言葉に詰った。
 反対かどうかなんて、最初から反対しかしてないじゃないか。あんな化け物の説得なんて無理だと、無謀だと、反対しているじゃないか。
 そんな感情的な言葉が口から漏れそうになるのを堪える。ここで感情的になったら、昨日と何も変わらない。
「怖くないの……なのはは」
 感情的になりそうな自分を押さえつけながら、フェイトはゆっくりとした口調で質問を質問で返す。声が何処かつんけんしか感じになったのは否めない。
 やはり、苦笑が返ってくる。
「……そうだね、ちょっと怖いかな」
 ちょっと。
 ちょっと?
 あれだけ死にそうな、死ぬような、そんな目にあって、ちょっと。
 ぎゅっと、フェイトは拳をきつく握る。
「フェイトちゃんは、縁ちゃんを、どうしたいの?」
「――」
 関わりたくない、と反射的に口が動きそうになった。
 関わりたくない。関わったらいけない。敵意しか持たぬ化け物に、近付いてはいけない、関わってはいけない。本能に近い部分がガンガンと訴える。
 殺される、殺されてしまうのだ。前は情けと偶然で助かっただけのようなもので、次はたぶん、ない。
 死にたくないと、動物として最も基本的な本能が出る。
 身体が一瞬、震えた。
 ああ、そうだ。死にたくない。
 あの化け物をどうにかしない限り、沢山の人が傷付いて、泣いて、倒れて、死んでいくのだと分かっているのに、“前” に出られる勇気が全く湧いてこない。足が竦んでしまう。とんだ臆病者である、と己を笑ってしまう。
 死にたくない、だから。

 心の何処かで、あの化け物に死んでほしいと願っている自分が、いる。

「私は――」
 絞り出すような声は、物の見事に震えていた。
 汚い感情が、胸にある。
 そんな感情を抱えてしまう自分に、吐き気を覚える。
 でも、心に根付いてしまった恐怖を消すには、その大元であるあの化け物を消すしかない。生きていたら、いつ逆襲に遭うか分からない。だから消すしかない。
 だがフェイト自身は化け物と対峙する勇気が無い、あの化け物を葬り去る自信も無い。ならば、一日でも早く事故にあって死ぬか誰かに殺されてくれと、そう願うしかない。
「――私、は」
 汚い。
 自分はきっと、汚い。
 全部を全部人任せにするしか出来ない、自分はきっと、汚い。
 そんな嫌味と諦めを囁く自分の声は、きっと世界の誰の言葉より正しい。
 いつの間にか項垂れるように俯いて、フェイトは床を見ていた。なのはの顔が、見たくなかった。
 非殺傷な純魔力の攻撃で瀕死の重症という、そんな現実離れした殺され方をされかかったというのに、心のあり方を曲げずにいる。あの化け物と対峙しようとしている。
 それが出来るほど、自分は強くない。
「何も――したく、ない」
 息を呑む音が耳に届く。
 失望されたかもしれない。一度の敗北で挫ける臆病者だと落胆されたかもしれない。
 なのはが息を呑んだその音に、足が震えた。
 でも、何もしたくない。
 あの化け物と、関わりたくない。
 それが紛れも無い、本心だった。
 臆病風に吹かれ、恐怖に屈した、本心だった。
 息を呑んで、その息がゆっくりと吐かれる。溜息のように聞こえた。

「怖いよ」

 言葉に詰るフェイトにぽつっと、なのはが一言漏らした。
 え? とフェイトが顔を上げかける。まだなのはの顔は見れない。
「ちょっと――っていうのは強がりだよ。私も本当は、すっごく怖い。縁ちゃんが本気になったら、私なんか手も足も出ないって思う」
 苦笑のような、自分を嘲うような、それでいてゆっくりと語りかけるような、そんな声でなのはは口にした。
 中途半端に顔を上げたまま、フェイトは目を見開く。
 弱音だった。
 怖いという、そんな弱音。
 あれだけの目に遭って “ちょっと” なんて、と思ったが、いざ発言を翻されて肯定されると、なのはに似合わぬ弱気だと感じてしまう。
「殺されるよって言うの、なんか分かるよ。本当言うとね、泣きそうかも」
「泣きそうって――」
「でも、泣かないよ」
 また、翻した。きっぱりとした口調で。
「泣かない。泣いたって誰も助けられないから」
 きっぱりと、迷いなんてカケラにもなく、なのはは口にした。
 そんな当たり前の一言を。
 そんな、厳しい一言を。
 泣いたって、誰も助けられない。涙で縁を止める事は出来ない。
 だから泣かない。それだけの事なのだと。
「――って、縁ちゃんからの受け売りなんだけどね」
 そこでまた、苦笑のように漏らした。
 後悔のような色が、若干見え隠れしている。
「だから、海鳴さんを助けるの?」
「うん……諦めたら楽だろうって、分かってるんだけどね」
 諦めたら。
 今正に、フェイトの出した結論で。
 そして、なのはとは真逆の意見。
 分かっているなら、何で。
 わざわざ死にに行くと分かっていながら、何で。
 やはり根本的な所で理解が出来ないなのはに、苛立ちがちりちりと胸を焼く。
「だったら――っ!」
「でも諦めたら、フェイトちゃんと友達になれなかった。はやてちゃんも、ヴィータちゃんだって」
 びくっと、肩が震える。
 名前を呼ばれて、引き合いに出されて、驚いた。
 私? と今度こそ顔を上げてなのはの顔を見
「諦めないで、足掻いて――それで全部を拾えた訳じゃないし、後悔だって多いけど、それでもフェイトちゃんやはやてちゃんと友達になれてよかったって思うよ。誇りだって、思う」
 その視線に射抜かれた。
 まっすぐな、ひたすらにまっすぐな、その視線に。
 知ってる。
 なのはのこの目を、フェイトは知っている。
 母の為に、ただ母の為にと奔走して己を殺し続けていた頃のフェイトを、なのははこのまっすぐな視線で射抜いていた。友達になろうと、話しを聞かせてと、その言葉と共に。
 しつこく、何度も敵として対峙して、叩き伏せて尚、その優しく力強い目で。
 諦める事なく、何度も食い下がって。
 撃たれても、負けても、何度も、何度も。
 何度も、手を差し伸べて。
 何度も、言葉を投げかけて。
 この目をフェイトは、知っている。
「だから引けない、諦められない。馬鹿みたいに諦め悪く生きてきて、それで拾えた宝物を傷つけたくないから。拾えなかったものを、侮辱されたくないから」
 屈する事のない、この目をフェイトは知っている。
 ああ、そうだ。
 その不屈の心で、フェイトは救われたのだから。
「もちろん、縁ちゃんと友達になりたいって理由も大きいよ。あんなに辛そうな縁ちゃんを見ていられないっていう理由も大きい。諦められない理由ばっかりなの――馬鹿でしょ?」
 苦笑いをしながら漏らす言葉に、フェイトは何も言えなかった。
 その馬鹿で、フェイトはここにいると分かっている。
 そう、知っているから。
「それに、このスタンスを思い出させてくれたのは、全部縁ちゃんだったから」
 苦笑していてもまっすぐなその目を、見られない。
 まっすぐで、まっすぐ過ぎて。
 己の矮小さを目の前に突き付けられている気分になってしまう。
 怖くて、死にたくなくて、それで足が止まってしまっている自分とは決定的に違う。
 その力強い意思が、違う。
 その曲がらぬ決意が、違う。
 まっすぐな視線から逃れるように目を逸らした。
 凄い。なのはは凄い。
 それに比べて。
 そう思うと涙がにじんで来た。
「私がぐずぐず悩んでたのを簡単に吹き飛ばしちゃった、あの縁ちゃんを嘘にしたくないから――私、今回ばっかりは絶対泣かないし、絶対諦めない」
 力強い言葉に、フェイトは下唇を噛みしめる。
 これで分かった。はっきり分かった。
 高町なのはは、強い。あり方そのものが、強いのだ。
 そして比べて自分は。
「これが、私の理由」
 ただの、弱者だ。












 胴体 “だけ” になってしまった魔導師の傍に転がっていた、恐らくハンドメイドだと思われる不格好なデバイスを縁は拾い上げる。
 太く長く、そして先端に巨大な塊が接続された、土木用のハンマーに似たデバイスである。体格の良い男が使う事を前提とされているのか、なかなかに重い。
 ぶんっ、ぶんっ、と縁はそれを振り回してから、そのデバイスを肩に担ぐ。

 全身、血まみれ。

 身に付けている物といえば、首から下げる赤い宝玉のネックレス。
 裸体の少女。
「さ、て」
 デバイスを担ぎながら、縁は青い瞳を隣に向ける。
「は――ぁ、は」
 酷い傷を負った少年が一人、草原の上に大の字で転がっている。
 魔導師だ。
 管理局の人間ではないが、魔導師だ。
 縁はその足で少年の傍に近寄り、そしてその青い瞳で見下ろす。
 生きていた。
 運の良い魔導師である。
 10人程の中で、唯一生き残っている。しかも五体満足である。実に、運が良い。
「ば――ばけ、も――」
 うわ言のように少年が呟く。
 化け物。
 化け物か。
 能面のように無表情に固まった縁の顔は、少年の言葉を聞いても微動だにしなかった。
「不思議だな、悲しくない」
 ゆっくりと口を開き、言葉を紡ぐ。
 声が硬い。前まで自分はこんな声をしていただろうかと、場違いのような考えが頭の片隅に浮かんできた。
 もっと、そう、もっと自分は違う声をしていたような気がする。
 例えばそう、アリサと気軽に話が出来ていた時の声は、もっと明るい声が自然と出ていたような気がする。アリサに話しかけられて、返事をしたときの声は、もっと軽い声が出せていたような気がする。気がする。気がするだけで、もしかしたら勘違いかもしれない。
 アリサと。
 アリサと、話が出来ていた時は、どんな顔をしていたのだろう。
 なんだかそれが、ずっと、凄くずっと昔の出来事のように思ってしまう。
 アリサと話が出来ていた時は……そうだ、笑顔だ、笑顔でいたはずだ。いれたはずだ。
 笑うと、可愛い。
 その言葉が、とてもとても嬉しかった事を覚えている。
 とても、とても、とても、とても、嬉しかった。凄く嬉しかった。ひたすらに嬉しかった。嬉しかった。
 とても、という言葉を何千回、何万回重ねてもきっと足りない。凄く、という言葉を何億回、何兆回重ねてもきっと足りない。嬉しくて、幸せで、それなのにちょっと恥ずかしくて。その3つの感情だけで、きっと死ねるくらいだった。
 気持ち悪いと、化け物だと、醜いと、言われ続け、何度も言われ続け、挙句の果てには他意が無いのだろうがアステマにだって何回か言われた。自分は醜いのだと認めていても、もう慣れたと強がっていても、やはり面と言われれば傷付いて。
 そんな自分に、可愛いと言ってくれた。
 生まれて初めて出来た、人間の友達に、可愛いと言われた。
 ただでさえ、アリサが友達になってくれただけでも飛び上がるくらいに嬉しかったのに、更に笑うと可愛いとまで言われて。
 嬉しかった。
 本当に、嬉しかった。
 嬉し、かった。
 嘘、だったが。
「ようやく私も、ちゃんと化け物になれたのか」
 硬い声。
 能面のような表情。
 可愛くない。
 可愛くなんてあるはずが無い。
 やっぱり醜い、化け物。
 それでいい。
 醜いと言われても、気持ち悪いと恐れられても、化け物だと罵られても、少しも心が動かない。人を殺して、蹂躙して、殺戮して、解体して、良心の呵責も罪悪感も感じず、それでいて陶酔も興奮も快感も笑顔も浮かぶことが無く、ひたすら作業的に、ひたすら無心に、ひたすら淡々と殺し蹂躙し殺戮し解体し潰し引き裂き千切り破り捨て砕きへし折り斬殺爆殺絞殺刺殺撲殺射殺焼殺瀟殺惨殺溺殺放置殺瞬殺奇殺毒殺生理殺轢殺抹殺できる。
 心が死んだ、力の権化。
 化け物だ。
 それこそ化け物だ。
「か――くっ、そ」
「なあ、魔導師」
 手に持ったハンマーのようなデバイスを待機形態に移行する。初めて持ったデバイスも、ちゃんと扱えた。嬉しくない。
 混濁した藍色の、縁の首から下げる宝玉より一回り大きい、ビー玉のような待機形態。
「口と尻、選ばせてやる」
 その藍色のデバイスを飴玉のように縁は口に含み、そして訊ねる。
 何を言っているのだと、少年はそんな目をした。
 嫌な予感しか、しない。
「そうか、尻か」
 もご、っと待機形態のデバイスを右頬に移しながら、縁は勝手に決めた。
 感情の宿らぬ瞳、能面のような無表情。見下ろされる少年に戦慄が走る。
「た、助け――っ」
「尻を、向けろ」
 逃げようと重い身体を動かそうとした少年を、縁は容赦なく蹴り飛ばし、転がした。
 腹ばいのようにうつ伏せに倒れる少年。
 瀕死に近いその身体から、一気に冷や汗と脂汗が同時に浮かび上がる。
 ゴキッ、と今度は少年の股間を躊躇い無く縁が蹴り上げる。その威力に堪らず少年の腰が浮いた。
 調度、縁に向かって尻を突き出すように。
「ひっ!」
「オプティマイザ」
(( ――There is a person of abnormal sexual desire here. ))
 怯える少年の取り押さえるように、縁は少年のズボンを掴み上げ――そして一気に引き裂いた。
 少年の臀部が、露出する。見たところで性的な欲求は何も浮かばない。何も感じない。
 さり気なくネックレスに飾られる宝玉から変態扱いされたが、その言葉にすら縁は何も感じない。
 逃げようとする少年を押さえ付けながら、縁はゆっくりと腰を下ろす。
 ぺ、と左手に口に含んでいた待機形態のデバイスを吐き出す。唾液でてらてらとしていた。
「ゃ――やめて――」
「入れてやる」
 少年の言葉なぞ聞く耳持たず。

 ずぶっと、そのビー玉のような待機形態のデバイスを、力づくで肛門に突っ込んだ。

「がっ!」
 手の平で押し込むように入れる。
 抵抗はあったが、力を込めれば簡単に入った。
 更に指で無理矢理奥まで押し込む。キツイが、入る。
 そこでようやく、縁の顔に表情が浮かぶ。

 暗い、暗い、そして黒い、そんな陰鬱とした笑み。

「――変態」
(( Watch a mirror. ))
 ぽつっと漏らした縁の一言に、少年ではなくネックレスに飾られた宝玉がつっこんだ。
 少年の尻に指を突っ込む、全裸の少女。
 淫猥とも淫靡とも取れるその光景は、実際のところただの拷問だ。
 いや、拷問ではない。
 処刑だ。

「リリース」

 別れの言葉も、死ねという言葉も、哂う言葉もない。
 縁が紡いだのは、たったの一言。
 それが少年の聞いた最期の言葉――

 内側からデバイスを展開され、少年は破裂した。

 飛び散った。
 血が。
 肉が。
 骨が。
 降り注ぐ。
 降る、降る、降るのだ。
 赤が、赤が、赤が、降る。
 かかる。赤がかかる。暖かい赤がかかる。
 腕や足が吹き飛び転がる。展開されたハンマーのようなデバイスの先に、調度良く少年の頭が “刺さった”。
 陰鬱とした暗い笑みが、赤く染まった。
「ひゃは」
 笑い声のようなものが、勝手に出た。
「はは、あ、ひゃ、ははははは、は、ははははは、ぅあ、はは、ひゃ、ひゃひゃひゃはははは――――」
 笑い声が。
 笑い声のようなものが。
 しかし、感情も何もない、機械が喋っているような笑い声が。
 上がる。
 笑い声が上がる。
 だが、縁の表情には既に暗い笑みは浮かんでいない。
 笑い声が出たその瞬間に、能面のような無表情に戻ってしまった。
「はははははは、うひゃは、あ、あはははは、ふひゅ、ひゅひゅ、ひひ、ひひひい、あはひひ、はは、ひ、あははははははは――――」
 無理矢理のような笑い声。
 気が狂ったような笑い声。
 哂って、笑って、わらって。

 少年の残骸の上に丸くなるように蹲り、無表情のまま縁はぼろぼろと涙を流していた。

 嬉しくない。
 まるで嬉しくない。
 魔導師を殺しても全然嬉しくない。
 復讐できているのに、まるで嬉しくない。
 殺したくて、殺してやりたくて、恨んで恨んで恨み続けていた魔導師を殺しているというのに、まるで嬉しくない。
 本当に機械的に殺している。
 本当に無感情で殺している。
 本当に作業的に殺している。
 そこに喜びも達成感も無い。あるのは血の臭いと殺したという事実だけ。
 やっと復讐が出来る。自分を創って、哂って、辱めて、そして捨てた魔導師という奴等全てに復讐できる。それはある意味、縁の目標であった。
 その目標を思う存分達成していっているのに、嬉しくもなんとも無い。
 何だこれは。
 一体何なんだ。
 何で嬉しくないんだ。
 それがまるで分からない。縁には理解できない。
 魔導師は嫌いだ、憎い。縁は自分が実験という名目でされた拷問と辱めをしっかりと思い出せる。縁は自分が捨てられた時の記憶をしっかりと思い出せる。
 復讐する、その原動力となる想いは一つも欠けていない。一つだって錆びていない。
 それなのに、虚しい。
 心に大きな穴を感じる。
 大きくて、大きくて、その穴があまりにも大きくて、寒い。
 寒い、寒い、寒いのだ。
 寒いから、虚しい。嬉しくない。
 アリサと話をしていた時のような、そんな嬉しさはない。
 アリサの笑顔を見れた時のような、そんな嬉しさはない。
 アリサに頭を撫でられた時のような、そんな嬉しさはない。
 アリサと一緒に食事をしていた時のような、そんな嬉しさはない。
 アリサと一緒に買い物に行った時のような、そんな嬉しさはない。
 アリサと手を繋いだ時のような、そんな嬉しさはない。
 アリサを抱き締めた時のような、そんな嬉しさはない。
 アリサの家に招かれた時のような、そんな嬉しさはない。
 アリサが心配して叱ってくれた時のような、そんな嬉しさはない。
 アリサの体温を感じられた時のような、そんな嬉しさはない。
 アリサが丁寧に物を教えてくれる時のような、そんな嬉しさはない。
 魔導師を殺しても、アリサが友達だと言ってくれた時のような喜びを、感じられない。
 復讐がいくら出来たって、アリサに可愛いと言われた時のような喜びは、全然感じられない。
 ぼろぼろ、ぼろぼろと涙が流れる。
 やっぱり、やっぱり、アリサが好きだ。
 嘘でも何でも、生まれて初めて友達だと言ってくれた、アリサが好きだ。
 例え嫌われていようと、アリサと共にいた時間は事実で、喜びがあった。
 魔導師に復讐できても、たとえ “こっち” にアステマと恋慈がいても、“こっち” にはアリサがいない。
 嬉しくない。
 まるで嬉しくない。
 自分は一体何をしているんだろうと、そんな事すら思ってしまう。
 本懐を果たしているのに、殺したくて堪らなかった魔導師を殺せているのに、何でこんなに虚しいのか。
「は、ああ、ははははは、ふ、は、ははははは、は」
 涙を流しながら、泣きながら、笑った。
 それしか縁には出来なかった。




―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 ラジオ体操は昔 「国民保険体操」 だったそうですよ。そして今のラジオ体操は3代目だそうです。へー。
 こんにちはこんばんは、読む人によってはおはようございます、家に大きめの本棚を増設したら1ヶ月で埋め尽くされてしまったクロガネです。どーなってんねん。

 すずか奮闘記と平行して 「新・第3章」 が進みます。
 あの時の縁がフェイトに伝えたかった真意は、実際のところ何一つとしてフェイトに伝わってなかった訳ですから。よーし、頑張ってフェイトを壊し(ry

 ちなみに除細動ってのはDC、電気ショックです。ストロンガーでは鼻で笑われて一蹴されましたが、クウガではビリビリことライジングフォームになる複線だったあれですね。
 ごだーい!

 縁?
 ああ、うん、こういう殺し方も良いよね。

スポンサーサイト

7件のコメント

[C530] ラジオ体操…

なのはラジオ体操の異世界布教を始める……日本人としては喜ぶべき状況かもしれませんけど、戦時下の野戦病院?でこういうことすると、何やら悪質な宗教に見えてしまう不思議。

なのはの有り方には最早何も言うまい、理想や夢は考えるだけなら自由だ。それが適う保障など無いし、失敗しても本人の自業自得である。

今回のフェイトに対する局員の対応みると、所詮高ランク魔道師=使い勝手の良い希少兵器でしかないという、管理世界の歪みっぷりがアリアリと。フェイトがBランク程度だったら、手のひら返すような対応だと思いますね。

縁の殺し方?いっそ即死した方がやられた方は幸せだな。よくエロゲで尻に色々入れたりするけど、座薬でも痛いし、肛門科で検診受けたときは洒落にならん苦しさだった。やるほうは良くこんな発想出来るなと……
  • 2009-09-30
  • 投稿者 : ミヅキ
  • URL
  • 編集

[C531] えろげですね、分かります。

美少年と物理的に合体☆

・・・・わたくしめにはそっちの属性は無いのでノーサンキューですが。

確かにフルぼっこのフェイトちゃんよりなのなののほうが重症なのは謎かもです。
あれだね、きっとDG細胞的縁ちゃんぱうわ~に感染したんだね。
マスターなのは爆☆誕☆

ああ、そろそろラヴ分の補充がしたいところ・・・
アリサきゅんの復活はまだかの~?
  • 2009-10-01
  • 投稿者 : ぎるばと
  • URL
  • 編集

[C532] 黒百合フェイト、始まります

フェイトそんはここからどうなるやら……

なのはがラジオ体操を広めたのが何かのフラグに見えてきた

縁がやった殺し方?
要はカエルに花火突っ込むあれかな?
  • 2009-10-01
  • 投稿者 : ルファイト
  • URL
  • 編集

[C533]

うぅむ?
あの殺し方は……なんか、微妙。素に戻ってなんでやねんとつっこんでしまったwww
まあ実際突っ込んだのは縁でありデバイスなわけですが。
  • 2009-10-01
  • 投稿者 : 春都
  • URL
  • 編集

[C534] コメントありがとうございまー

 ちなみに、身体の内側からデバイスを展開させるという方法は、元々クロノ君がデュランダルでやる予定でした。尻じゃなく口からね。

○ミヅキさん
 精神的極限状況下⇒洗脳され易い。ですね、分かります。
 なのは嬢のあり方は――まぁ、アニメの方と実質あんまり変わってないオチな訳ですが。状況が違うだけで。
 フェイトから高ランク魔導師という使い勝手の良い魔導兵器という肩書きを取ったら何が残るのか――美少女という事実が残るじゃないかぁぁあぁぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあっ!!
 たとえBランクでもクロガネにとってその事実は譲れな(ry

○ぎるばとさん
 それを言ったらリインフォースは美少女と物理的に合体している訳ですが。あれも一種の百合属性。
 きっとなのは嬢にDG細胞が寄生したら、逆に石破天驚拳を乱射しそうな予感しかしないのですが。
 アリサの復活、は――んー、もうちょっと後ですね。まぁ、クロガネ自身は勝手に百合的IFルートを息抜きで書いて癒されている訳で……あれ、クロガネ病んでる?

○ルファイトさん
 まずはフェイトを虐めて(ry
 しかしラジオ体操はあまりフラグじゃないのです。そう、あまりフラグじゃぁ。
 蛙に花火……今更ながらに思うと子供は非常に残酷だと((((;゜Д゜)))

○春都さん
 ですよねー。
 クロガネの中で縁はM寄りのキャラなので、あまりS寄りと言うか無理矢理責めるようなプレイは似合わないと言う――え? 違う?
  • 2009-10-01
  • 投稿者 : クロガネ
  • URL
  • 編集

[C535] 誤字じゃ無い方が和むし

 アリサを抱き締めた時のような、そんな嬉しさはない。
 アリサを抱き締めた時のような、そんな嬉しさはない。
大事な事なので二回言うんですね?
  • 2009-10-02
  • 投稿者 : h
  • URL
  • 編集

[C536] ところがどっこいしょ

○hさん
 はい、誤字です、誤字なのです。
 確かに和むからこのままでも良かったような気はしましたが、よく考えたらここで和んでも……指摘ありがとうございますー。
  • 2009-10-03
  • 投稿者 : クロガネ
  • URL
  • 編集

コメントの投稿

新規
投稿した内容は管理者にだけ閲覧出来ます

0件のトラックバック

トラックバックURL
http://kurogane951.blog78.fc2.com/tb.php/93-fd3eab98
この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)

Appendix

うぇぶ拍手

拍手になります。コメントもどうぞ。

4/6更新 リリカルなのは、短編と呼ぶべきかネタと呼ぶべきか考えた結果これはクロガネ式妄想劇と呼ぶべきなんじゃないのかなぁという曖昧な結論に落ち着きました、みたいなお礼ありです。

魔法の使えない魔法使いの魔法

注意事項!

プロローグ

第1章 『海鳴 縁という少女』
       
基礎情報 第1章終了時点
第2章 『悩み』
         
基礎情報 第2章終了時点
第3章 『誰が為の剣』
           
基礎情報 第3章終了時点
第4章 『教授』
           
基礎情報 第4章終了時点
第5章 『恋ですか?』
           
基礎情報 第5章終了時点
第6章 『切実な事情、迂闊な発言』
           
基礎情報 第6章終了時点
第7章 『縁と看視者』
           
基礎情報 第7章終了時点
第8章 『その言葉、届かない』
           
基礎情報 第8章終了時点
第9章 『失意』
               
基礎情報 第9章終了時点
第10章 『挫けぬ雷刃』
           
基礎情報 第10章終了時点
第11章 『届け、星の光!』
             
基礎情報 第11章終了時点
第12章 『祝福される騎士と風』
 
第13章 『アリサ・バニングスという少女』
第14章 『そして、日常』


本筋関係ないパラレル短編
           

最近の記事

プロフィール

クロガネ

Author:クロガネ
 鉄と書いてクロガネ。文系の皮を被った理数系。人種差別主義。有神無宗派論者。白衣の天使。瞑想で一日潰したことがある。萌えにも燃えにも反応する。二次元より三次元の方が楽しいと思う。宇宙人未来人超能力者魔法使い等特殊な人間じゃなくて本当に良かったと思っている。変な人といわれる。仲間と言うのはチャレンジャーな人、友人と言うのは変わった人、知人と言うのは普通な人。
 これがクロガネ。
 とりあえずメールはこちら↓
kurogane951@yahoo.co.jp

名言集



presented by 地球の名言

羊が一匹羊が二匹

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。