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-件のコメント

[C509] しゅずかー♪に全部持ってかれた

・・・・・・・・まさか、知性のないアリサに萌えてしまった。ってか、可愛すぎる。そして・・・・・・酷い。
しゅずかー♪・・・・・・・・・・マジで耐えてるのが凄い。
襲ってもいいと思います。
でも、本当にいい子・・・。

他の部分の感想が書きづらい(´;ω;`)ブワッ
・・・フェイトは本当に怖かっただろう。
  • 2009-08-14
  • 投稿者 : りんご
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[C510] 管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます
  • 2009-08-14
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[C511] 無意味に感想を管理人様限定にしちまった

素晴らしい重さ、本当にありがとうございましたorz
とりあえず、すずか…俺と変わってくれ。アリサでもかまわん!
  • 2009-08-14
  • 投稿者 : ぽりん
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[C512] 核の申し子はゴジラ、魔道の申し子は縁!

まず縁、良いぞもっとやっちまえ♪ そのまま管理局完全壊滅させちまえ、今の君のチート振りはゴジラに匹敵すると縁を応援してみる。あと恋慈アトミックバズーカを気軽に撃つんじゃねえ!環境に悪いだろうがあ。今はエコの時代だよ!

しかしこの世界はもうstsは起きないんじゃないですかね? 本局自体ほぼ陥落、魔導師のみに戦力限定してたせいで唯でさえ少ない人員が。『数えられない』位死んだって事は、もうこの局面を乗り越えても、組織として成り立たないでしょう。まあ自業自得ですが(笑)。いっそ管理世界規模で思いっきり戦争して「キレイ」にした方が良いかもしれませんね。

アリサが遂にカミーユになっちまった!?幼児退行だから、むしろ「うたわれるもの」クーヤに近い状態か?どの道これじゃ四六時中貞操の危機……すずかの理性がどこまで持つかだなあ。ガンダム的になのはと縁のラストバトルに、精神体で介入してきそうなフラグ。

なのはに関してはもう、現実にいたら異常者とかいうレベルじゃないですね。最早スカ博士の方がよっぽどマトモに見える。

  • 2009-08-15
  • 投稿者 : ミヅキ
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[C513] 月光蝶、だと・・・・?

よもやここでターンエーとか・・・
とりあえず、お兄ちゃんは同志らしい。
ガトーさんかっこいいよね♪
あと二号機。私でんどろのが好きだけど。

ついに虐殺が始まって、下手したらストライカーズ系の奴ら死んでんじゃね?とか思うも、これはこれで・・・・
最早捏造ストライカーズの続きが見れないのが残念ではあるですが・・・

ふははっ!報いを受けろ、愚か者どもめ!!
とかいってみる。
管理局は一度死んだほうがいいと思うんです。

しかし、この縁ちゃんなら宇宙怪獣とやれるかね・・・
敵が七分に黒が三分の奴。

アリサにクーヤフラグが立ったようです。
・・・・・・・ヤンデレエンド?
もしくはホロウ的バットエンド?
私めには復帰シナリオが予想できません。
助けて、ゲンドウさん!?

ひとつ、クロガネさまの神業に期待しつつ・・・
  • 2009-08-15
  • 投稿者 : ぎるばと
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[C514]

更新お疲れ様です!

来た! キタコレ!
退行アリサキタコレ!
なんというクーヤ。これは素敵、素敵過ぎる。

この胸をえぐる痛みが堪らない。なんというM。
しゅずか、いまなら食べちゃっても大丈b(ry

大虐殺実行中ですが、デイビークロケット使ってるやつも相当問題www


で、なのはの異常具合はもう酷いの一言ですね。そらフェイトさんも蒼褪めますわ。

化物同士の対決が再び有り得るのか。今後も楽しみです。

[C515] 憎しみの連鎖

ノヴェールです。
更新ご苦労様です。

・・・・・・とりあえず、クロノのどこが嫌な奴のなのか分かりかねる・・・というほどでもないですが・・・。
なのはの性格を考えて、この なのはとフェイトの現状を予想していたとすれば、やや嫌な奴かも。
でも、でもね!今回もクロノは立派でしたよ。
何でこの作品におけるクロノは憎まれ役なのか・・・まあ、原作でも近い役どころですが(汗)
それは・・・彼が望んだ役どころなのでしょうね。
彼は情に厚い男ではありますが、大人としての責任と役割を把握してる男でもあります。
そして、なのはのことを思うからこそ伝えられる真実。妹思いの彼からすれば、気分悪いでしょうね。大した奴です。
まあ、でもそんなことは大事の中の小事なわけでして、事ここに至ってはもはや個人の感情の及ぶところではない気がします。
もはや戦争・テロ・・・殲滅戦です。こうなる前に決着をつけられなかった今、描かれるのは戦記であり、限りなき愛憎劇でしょう。

私はリトルボーイの投下された広島県で生まれました。
だから戦争・核兵器を憎む気持ちはあります。勿論、核以外の全ての兵器もです。

魔力を通すなと言われていた神体に魔力を通した管理局は許せない気がしましたが、その背後事情が明かされてない今、それだけで憎む気にはなれません。
結局はそれが元で始まった憎しみの連鎖連鎖、連鎖・・・です。
それをどこで断ち切れるか・・・、誰が断ち切れるか・・・。
なのはでは力不足な気がします。
アリサはあれですし・・・ね。

私は日本人の広島県人ですが、恋慈に対しても嫌な奴とか、憎悪はありません。
結局は愛憎の末の悲劇です。
私が憎むほど許せないのは、アリサを誘拐した連中のような、信念も糞も無い欲望だけの男達です。
よって、事情の明かされないフォンも含み、憎むほど許せないキャラクターは作中にはほとんどいません。
唯一近いとしたら、アリサですね。
彼女は縁の背後事情を知らなかったとはいえ、自分達の立場を考えたせいで、縁を悲しませまいと例の行動です。
同情の余地はありますが、この事態を考えずとも、大した理由ではありません。
愛を至上とする私だからこそ、家の事情に負けず時に逃げ 時に捨てた筈の事情から襲い来る敵に立ち向かい・・・、そんな愛を貫けぬアリサは唾棄したい存在です。
勿論、それも生き方の一つであり、誘拐犯よりは遥かにマシな人種ですけどね。
おそらく、私はそんなアリサ以下の存在でしょうが・・・(泣

さて、感情に任せてろくでもない感想を述べたかもしれません。
それでは、失礼いたします。
  • 2009-08-15
  • 投稿者 : ノヴェール
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[C516] コメントありがとうございまー

○りんごさん
 理性の頑丈さに定評のあるしゅずかです。もっとも限界はもう近いのですが。
 クロガネも明るいアリサを書けてなんとなく癒される現状。病んでる。
 フェイトは、まぁ、自分の魔法が10万超えて襲い掛かって来れば怖いでしょう。

○ぽりんさん
 しゅずかー。
 確かに現実が重過ぎますね。

○ミヅキさん
 しかしゴジラは放射能によって産み出された怪物ですから、ある意味恋慈の責任。シスコンの馬鹿野郎。
 ここまで管理局が叩かれると、最早事実上の壊滅な訳ですが。人員は有限。
 しゅずか頑張れ。理性頑張れ。超頑張れ。

○ぎるばとさん
 絶好調である! クロガネは∀が大好きです。星屑の記憶だと01Fbですかね、ガトーさん相手に至近距離からのバーニアによるブレストファイヤー!
 しかし実の所、別に縁は管理局が嫌いという訳ではない罠。縁が嫌いなのは魔導師で、例え管理局に反旗を翻した魔導師集団でも殺して歩く無差別災害。
 アリサは大丈夫、主人公ですから!

○春都さん
 このアリサとしゅずかなら、間違いなく “あだるてぃ” なのが書ける。むしろ書きかけて没にした。
 環境に毒を撒き散らすシスコンは酷い奴です。
 なのは嬢のその異常さに救われても、改めて見るとフェイトも顔を顰めるでしょう。フェイトも結構なのは嬢に対しては酷い事してたのに、なのは嬢はまるで気にしてませんし。


 ゴジラ Vs ビオランテ
 どっちがどっちとは言いませんが。
  • 2009-08-15
  • 投稿者 : クロガネ
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[C517] 気付いたら追加されていた!

○ノヴェールさん
 クロガネの抱くクロノの人物像だと、どうしても憎まれ役ですね、本人もそれを受け入れている節があるという。でも誰かが伝えなくちゃいけないんです。それをクロノがしただけの話。
 核は確かに悲惨な兵器ですが、だからって日本軍が使っていた銃が悲惨を生み出さない兵器かといわれるとNOなのです。日本はどうも被爆国を主張し、日本軍の行いから目を背けているような気がします。
 アリサの生き方も一つの生き方。誘拐犯の奴等がいなければ、もう少し幸せな生き方を選んでたのに……
  • 2009-08-15
  • 投稿者 : クロガネ
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[C518] アリサ「私に!縁の血と肉を!!」

なのはも歪んでるよなぁ
ちょい見方変えるとストーカーだし(笑)

フェイトはなのはにまで化け物と思ったみたいですね
それがいつかバレてなのはとの友情が切れてフェイトそん精神崩壊とか浮かんだよ……

クロノは下手に誤魔化すよりはいい
今回はファインプレイ
下手すればなのは飛び出しかねん

しかしアリサがクーヤ化か
ハッピーエンドになるのこれ?



妄想バッドエンド
精神(在り方)を取り戻したアリサはすずかにおぶさり縁がいる場所へ向かう
見えた縁の姿
「縁!」
「アン」
振り返った縁

ゴトッ

ナニカが落ちた

「……えっ?」

そこにいたのは血を滴らせる大剣を持った金髪の友達

「フェイトちゃん?!」
不屈の心の化け物が叫ぶ

「……こうするしか」

そんな二人を無視しアリサは首を拾うと虚ろな瞳のまま去っていった




消えたアリサはある男に言い放った



で、タイトルに繋がる

元ネタはクレイモア
  • 2009-08-16
  • 投稿者 : ルファイト
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[C519] ヤンデレ的な意味でかと思った

○ルファイトさん
 ストーカーとは恋する乙女と読みます。嘘です。
 クロガネは個人的に情緒不安定⇒壊れる、というパターンが好き。でも2人も精神崩壊者を出すとちょっと……

 ……つまりテレ、もとい、縁の生首を持って彷徨うアリサですね。47番。
  • 2009-08-16
  • 投稿者 : クロガネ
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[C520] ティアナ「まさかこいつ……対魔導師相手の牙を研ぎ続けてきたの!?」

Excellent!!

因みに妄想バッドエンド設定
アリサ
魔導師ランクDなのに看視者能力によるスキルコピーと異常再生能力により完全な魔導師キラー
後にフェイトに右腕を切り落とされるがスカさんが保管してた縁の腕を接続
より化け物に……

トーレ
ナンバー2の高速拳のトーレ(笑)で後に高速拳を伝授

ヴィヴィオ
あの少年ポジションで引っ付いている


テレサポジション
チート繋がり


なんて設定があったり……
アリサのクレイモアは縁の血の色をしてます



クレイモア面白いですよねぇ
テレサのチートが凄かった
タイトルはティアナが彼女ポジションだ!
  • 2009-08-16
  • 投稿者 : ルファイト
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[C521] 相変わらず、ここのなのは嬢に心を奪われまくりんぐです

ああ、なのは嬢はこれでもかというほど魔法少女やってますなぁ。
それでこそ高町なのは、主人公。
やられてもやられても倒れない、不屈っていうものの異常さは、アンデットとかの撃たれて足がもげたりしても近づいてくるそんな感じに似てますね。
もうほんとゾクゾクしてきます。さすがなのは嬢だ。
正直、ちょっとやそっとの覚悟じゃ、不屈は名乗れないとおもいます。正真正銘、不屈ってのは文字通り、何言われても、何があっても諦めないって、そういう事でしょうから。世界が壊れても諦めそうにないのがきっとなのは嬢。
うわ、ヤバイ、かっこよすぎて惚れそうです、いや、もう惚れてるんですけどね。
  • 2009-08-17
  • 投稿者 : TFJ,
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[C523] コメントありがとうございまー

○ルファイトさん
 なんだかフェイトがやりたい放題。しかし縁の右腕って実は2本……
 しかしクロガネはクレイモアを飛び飛びにしか見ていないのですよ。

○TFJ,さん
 不屈=ゾンビ。ああ、確かにそんな感じです。そらフェイトも蒼くなる。
 決めたらその道一直線の、そんな人がクロガネは大好きです。まさに主人公……魔法少女物なのかは別として。
 惚れてもなのは嬢は嫁に行かせない。
  • 2009-08-18
  • 投稿者 : クロガネ
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[C559]

おいィ?
アリサは縁を救うための鍵だろうが
壊れたって…え?積んだ?
このSSどうやってクリアすんの?

ヌヌネネヌヌネノ(ry
ダサTシャツが大好きです
それと毎回変わる個人携帯火器も楽しみにしています
ついに核まで出ました、もっとエスカレートするのでしょうか
私は軍オタ初心者らしく装甲車以下の兵器に詳しくないので
  • 2009-12-14
  • 投稿者 :
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[C567] コメントありがとうございまー

 詰んでません詰んでません。

 ヌヌネネヌヌネノヌヌネネヌヌネノ(ry
 裏話をしてしまうと、それらのTシャツは全てクロガネが持っているTシャツだったりする訳ですが。
 流石に核以上の携帯火器はありませんが、使用条件や環境によってはより強力な火器というのは沢山あったりします。むしろ核は歩兵にとって凄まじく使いにくいとしか。
  • 2009-12-17
  • 投稿者 : クロガネ
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魔法の使えない魔法使いの魔法 48

第8章――第6節
――不屈という名の怪物――



「神官様、神官様」
「どうか我々の分まで」
「我々の分まで、生きて」
「生きて下さい。生きて下さい」
「生きて」
「生きて下さい」
 それは暴走した御神体に願いとして受け取られた。
 受け取られたその願いは、ある種の呪いとも言えた。
 そうして滅び逝く星のありとあらゆる命を呪いによって背負わされたのだと、そう理解できたのは、何もない、そして魔法も使えない、訳の分からない空間に落され落ちて行く最中であった。
 彼女はその時、虚数空間という存在を知らなかったのだ。
 落ちて。
 落ち続けて。
 右も左も、そもそも本当に落ちているのか、もしかしたら浮いているのかも知れないくらい訳の分からない、そんな空間の中で、彼女は確かに自分の星を滅ぼした連中が憎いと思った。
 時空管理局、だったか。
 奴等が、滅ぼした。
 魔力を通すなと、あれだけ忠告したのに。暴走させるだけ暴走させて、自分達はさっさと逃げやがった。
 時空管理局が、憎い。
 いつか仇をとってやる。
 一矢でも良い。
 奴等に、報いて。

 そんな想いも、50年経つとわりとどうでも良くなってきた。

 虚数空間を漂うこと50年。本当に何もない空間で、50年。
 彼女の体感時間ではもっと長く感じたが、彼女の星の暦ならば50年は過ぎた。
 虚数空間内での出来事なぞ、語る程には多くなく、数年に1回程度漂流物との接触があるのでそれを集めたりする程度しかない。あとは虚数空間における魔法のキャンセルは外界に影響を及ぼす魔法をキャンセルするのであって、身体強化などの自己内で完結させられる魔法はキャンセルされないのだと知った。それと餓死と自殺で8000回程死んだくらいか。
 やる事がない。
 ほとんど生きながらに死んでいる状況だった。
 そして50年という時間は、無常にも記憶という大切な物を蝕んでいた。
 思い出せないのだ。
 自分があの星に住んでいた時、今度子供が生まれるんだと嬉しそうに語った人の顔が思い出せない。
 良く遊んであげた子の、笑うその声が思い出せない。
 皆が崇めた御神体の、その名前が思い出せない。
 自分が一番最後に口にした、食事のメニューが思い出せない。
 家の周りに茂っていた、薬草の名前と種類が思い出せない。
 一番近かった集落の名前が思い出せない。その集落までどれくらいの距離があったのか思い出せない。
 文字が、思い出せない。
 笑顔が、思い出せない。
 人の顔が、思い出せない。
 思い出せない。
 忘れた。
 忘れてしまった。
 忘れたくない、大事な思い出が。
 人の頭は頑張っても100年ちょっとしか記憶を保存できない。優先順位が低いものからどんどん削除されてしまうのだ。
 記憶が擦り減る。
 皆の最期を覚えていても、星の最期を覚えていても、その細部を飾る大切な記憶がどんどん抜け落ちてゆく。
 故郷の事を一つ一つ忘れてゆくと、少しずつ星の最期の記憶が客観的なものになってゆく。
 客観的になればなるほど、復讐してやりたいと想う心が冷めてゆく。
 それなのに、最期に皆が残した呪のような祈りだけが、耳にこびり付いて忘れられない。

 復讐心が随分と冷めた頃、彼女はふいに虚数空間から弾き出された。もしかしたら、虚数空間を落ちきったのかもしれない。

 虚数空間から弾き出された先。
 人間がいた。
 光が溢れていた。
 自然があった。
 言葉が飛び交っていた。
 久しぶり過ぎる人の世界に、彼女は唖然とし、そして感動を覚えた。

 1582年、オランダのホラント州ハールレムに、彼女は辿りついたのだ。

 ヴァルヴェールという星の、最後の者として。












「――のは!? なのは!」
「ぅ――ぁ?」
 まぶたを貫き差し込む光と、半ば悲鳴のような呼び声に、高町なのはの意識は朦朧としながらもゆっくりと浮上していく。
 身体中が、痛い。
 頭が重い。
 寝不足と全身筋肉痛と風邪が三位一体の攻撃を仕掛けてきた感じである。洒落にならない程に絶不調だ。
 うっすらと重たいまぶたを開くと、飛び込んでくる光で眼と脳が焼けるような気分になる。
「なのは! 眼が覚めたの!? 大丈夫!? 私の事分かる!?」
 その光を遮るようにして、綺麗な金髪の少女の顔が割り込んで来た。
 フェイトだ。
 泣き晴らしたのか、目を真っ赤に充血させ、肌が少し荒れている。セットしていないのか寝癖なのか、フェイトの自慢の髪は酷い有様だ。
「フェ――ィ―――――――ト、ちゃ――」
 未だに働かない頭のまま、上手く動かない口で一言一言ゆっくりとなのはは親友の名前を口にする。
 ぱぁ、とフェイトの表情が明るくなった。
「そうだよ、フェイトだよ。なのは、身体に異常はない? 大丈夫? 幻聴とか幻覚とか、そんなのないよね? 先生呼ぶ? 吐き気は?」
「……ぁ、う?」
 矢継ぎ早に問うフェイトの言葉も、ぼぅっとする頭では右から左。
 目の前ドアップなフェイトの顔から少し視線を逸らし、なのはは周りを確認する。
 味気ない白い部屋。
 大きな部屋の、隅の方に置かれたベッドに寝かされている状態で。

 怪我人が寝かされたベッドで溢れ返った、部屋。

「――っ!?」
 息を飲んだ。
 何だここは?
 映画で見た戦中病棟よろしくな場所は。
 所々から苦悶の声が響くこの場所は。
「だっ、だだだだ大丈夫!? なのは、顔色が凄――」
「こ――ここは?」
 一瞬で蒼白になったなのはの表情に、この世の終局でも見るかのように慌てるフェイトの言葉を遮って、なのはは回らぬ口を叱咤してフェイトに聞く。
 う、とその質問にフェイトが詰った。
「――管理局の、仮設病棟だよ」
「病棟……」
 口をへの字にするフェイトの答えに、なのはは一拍置いてから記憶が一気に湧いて蘇る。

 縁に、手も足も出ないで、撃墜された。

「ぇ、縁ちゃんは――~~~っ!!」
 反射的になのはは起き上がろうと跳ねあがり、フェイトに頭突きを決め、更には身体中を襲う激痛でベッドの上をのた打ち回る羽目になる。とばっちりで頭突かれたフェイトも、予想外の一撃にもだえ震える。
 頭突きの痛みでよけいに頭がはっきりしてきた。
「~~っ、え、縁ちゃんは?」
 今度はゆっくりと身体を起こしながら問い、言い終わるとほぼ同時に再びベッドの上に倒れこんだ。
 関節の節々も、筋肉繊維の1本に至るまで、身体全身が悲鳴を上げている。それでも不思議に痛いという感覚はなく、身体の中に鉛を流し込まれたように重く感じる。
「な、なのは、無茶しちゃ駄目だよ!」
「無茶って……」
「10日も意識なくて、凄い危ない状態だったんだよ! 動いちゃ駄目!」
 身体を起こすだけなのに、と続けようとしたなのはの言葉を潰し、フェイトは目を鋭くして厳しくなのはを叱りつけた。
 きょとんとするのは なのはの方。
 10日?
 そんなに寝てた?
 それを聞くと余計に縁の事が気になる。自分の身体の事など次でいい。
「フェイトちゃん、縁ちゃんは? あれからどうなったの?」
 寝かせつけるように丁寧な手付きでなのはの頭を上げ、その下に枕を入れようとしていたフェイトの手が一瞬止まった。口が盛大に曲がったを見逃さない。
 それでもフェイトはにこりと笑顔を向けてきた。
「なのはは気にしなくて良いよ。ゆっくり休んで、しっかり身体を治し――」
「フェイトちゃんっ」
 少し強くフェイトの名を呼ぶ。
 話しの逸らし方が、下手過ぎた。
 フェイトの顔が一瞬硬直した。胸の奥から嫌な予感しか湧いて来ない。
「このいっぱいの怪我した人達は何? 局の病棟じゃ足りなくなったんだよね? ねぇ、教えてフェイトちゃん、10日の間に何があったの!?」
 ベッドに腕を付いて、無理矢理でも身体を起こす。フェイトは顔を硬直させたまま俯いてしまった。
 嫌な予感は、焦りのような感覚を連れて来る。
「フェイ――っ!」
「起きたのかなのは、予想より早かったじゃないか」
 もう一度フェイとを呼ぼうとして、ふいに逆から声がした。聞き馴染みのある声である。
 ぎしりと音が出そうなくらいにポンコツな首を頑張って回し、なのはは振り返りその声の主を見上げた。
 黒い髪の、若干女性寄りの顔立ちをした少年……もとい、青年。
「フェイト、アースラクルー分の届のデータがようやく出た。そろそろ戻らないとエイミィがまた泣くぞ」
「あ――うん」
 なのはと目を合わせる事なくフェイトは肯いて、席を立とうとする。
 待って、となのはは腕を伸ばそうとするも、肘も肩も悲鳴を上げて腕そのものが上がらない。どれだけポンコツになったと言うのか。
 苦痛に顔を歪めたなのはに、フェイトは慌てて座ってなのはを寝かせつける。
「だ、駄目だよ、ちゃんと寝てて!」
 心配そうな顔を向け、目が合ったところでフェイトはさっと視線を逸らす。少しかちんときた。
 寝かせつけるその手を逃がさぬよう、なのはががちりと掴んだ。
「ちゃんと、話を聞かせ――」

「管理局は半壊した」

 その言葉を遮ったのは、クロノだった。
 へ? となのはが顔を向けると、平然とした顔のクロノがモニタを開きながら見下ろしている。
 半壊?
 半壊って何だ?
 唐突なクロノの言葉に、なのはは間の抜けた表情しか返せなかった。それをクロノはちらりと見てから、もう一度モニタの方へと視線を戻す。
「海の本部が半壊。各世界の陸の支部も6割は壊滅した。まあ、事実上管理局は壊滅したと思ってくれて構わない」
「クロノ!」
 すらすらと訳の分からない言葉を口にするクロノを睨むようにフェイトが目を向けるも、冷たいと言って良いほどに事務的なクロノの目に逆に言葉が詰ってしまう。
 何を言っているのだろう。なのははそんな顔しか出来なかった。
「結界もバリアも役に立たない。施設内部に直接転送、殺傷設定での無差別の全方位射撃、そして即座に別次元へ転送、10秒あれば中からズタボロだ。目標となる施設は完全にランダムだから打つ手がない。海の本部なんてもう3回も御来場してるけど、動力炉に来てないのが幸いだとしか言えない」
「なのは、なのはは何も気にしなくて良いよ。今は身体を休めて――」
「陸の支部はもっと酷いぞ。大気圏外から1億は超える魔力弾の爆撃で壊滅、超長距離からの巨大な砲撃で舐め尽されて壊滅、とかね。跡形も残らない分寒気がするよ」
「――く、クロノッ、早くアースラに戻らないと!」
 クロノの言葉が、呆然としたなのはの頭を右に左に殴打する。フェイトの慌てたような言葉がまるで耳に入らない。
 意味が分からない。
 聞きたかったのは縁の事なのに、クロノが何を言い出しているのかが分からない。
 それに、殺傷設定とか、跡形も残らないとか、それってつまり――

「無差別破壊テロ、大量虐殺……看視者は発見次第 “殺せ” という命令が下ったよ」

 言葉に一切の揺らぎも感情も見せる事なく口にしたクロノのそれに、ショックはまるで覚えなかった。単に現実味がまるで感じられなかっただけである。
 看視者は、縁の事だ。
 無差別破壊テロ?
 大量虐殺?
 それを、縁がしたというのか?
 馬鹿げている、というのが正直な感想だった。
 唖然としたままのなのはの顔を窺うようにちらりと見て、クロノは溜息と共にモニタを閉じる。
「信じられないなら破壊テロの記録でも見てみるか? それとも看視者抹殺の部隊の戦闘記録を――」
「――ッ!」
 がんっ、とクロノの額に見覚えのある携帯電話が投げつけられた。フェイトの携帯電話である。
「出て行って、クロノ」
 冷たく、平坦で、感情を押し殺した、なのはと出会ったばかりの頃のような声でクロノに告げるフェイトの声に、ようやくなのはの頭が回り始めた。
 ああ、ああ、そうか。
 それは確かに、フェイトも口を閉ざすだろう。

 縁が、この間まで一緒に昼御飯を食べていた縁が、正真証明の犯罪者に堕ちたのだ。

 しかも歴史に残るような、大犯罪者。
 目の前でその力を見せつけられたなのはにとって、クロノの言った行為がいかに簡単であるかは肌で分かる。
「……それじゃあ、先にアースラに戻るよ」
 投げつけられた携帯電話が当った所を指で掻きながら、それでも表情を少しも変える事のないクロノ。
 それでも、ぽん、と撫でるように頭に置いた手に、なのはは非情になりきれていないクロノの人柄を感じられた。
 ふーっ、と威嚇するような視線を向けるフェイトに軽く手を振ってからクロノは背を向け部屋を後にする。義理とはいえ妹からそんな視線を向けられるのはショックなのか、若干肩が落ちているような気がした。
 クロノの背中を見送ってから、なのはは改めてフェイトの方へと顔を向ける。威嚇するようにしていたフェイトは、なのはと目が合うよりも早くぱっと表情を変える。
「……第一級極刑犯罪者、だね」
「……ごめん、起きたばっかりなのに、こんな事聞かせちゃって」
「いいよ。言ってくれないと、余計に色々考えちゃうから」
 すまなそうに言うフェイトに対して、なのはは苦笑しながら答えた。
 クロノの言葉を、フェイトは一度も否定していない。クロノの言った事が本当なのだと、何となくなのはは肌で感じてしまう。
「教えて、フェイトちゃん」
 きっちりと、フェイトと目を合わせる。
 今度はフェイトの目は泳がず、真っ直ぐ返された。
「なに?」
「あれからと、今まで、全部」












 図太い、そうとしか表現の行なえない灰色の魔力光が、全長200mの次元巡洋艦の “腹” を容赦なく抉り取る。
 体積の四割を軽く奪い去るその一撃が通り過ぎ、一拍置いてからその巡洋艦は所々から爆発を起こしてゆく。機関部と主砲・アルカンシェルを丸ごと消滅させているので、大爆発の轟沈、とはいかないが、乗組員からすればブリッジ部も一緒に撃ち抜いているので末路に変わりがない。
 “大気圏外” で沈んでいく巡洋艦を “地表” から見上げ、その目で撃墜を確認してから縁はゆっくりと振り返る。
 振り返りながら術式を展開。
 振り向いて魔力を通す。
 ボッ! という破裂音がいたる所から重く響いた。
 その破裂音の後に続くかのように、物影から肉片が飛び散る。
 隠れていた魔導師11名、全員心臓を直接爆破したのだ。
 無論、殺傷状態で。
『――地上部隊の支部か』
 上半身を爆破されて無惨に転がる魔導師を一度鼻で笑ってから、縁は数km程先にある施設を確認する。
 時空管理局の保有する、地上部隊の育成所のような施設だ。その施設の周りにはやや栄えた街があるが、縁には些細なものとしてしか目に映らない。
 魔導師の施設。
 魔導師の場所。
 魔道師が、いる。
 それだけで十分だ。
『私は、殺せる』
 人道も倫理も無い。人道も倫理も無視して生まれたモノが、人道と倫理を理解する必要が無い。そんな自己否定など、したくない。
『魔導師なら、殺せる』
 魔導師は人間。人間を殺すのは犯罪。悪い事。それがどうした。
 今の縁にとって、魔導師殺しなどタブーでも何でもなかった。
 恐れられても構いはしない。怖がられても構いはしない。忌み嫌われても構いはしない。迫害されても構いはしない。
 化け物は化け物らしく。
 恐れられ、怖がられ、忌み嫌われ、迫害され、そんな生き方をしてやろう。そう決めたのだ。
『殺せる、殺せる……私は、できる』
 右上の手を、ゆっくりと天に翳した。
『サン・ライト』
 その声に応えるかのように、右・左・頭上の3箇所に巨大なスフィアが形成される。半径4m半程の灰色の塊と例えるべきか。
 太陽の光と言うには、禍々しい。
 そのスフィアに号令をかけるかのように、縁は右上の手で指をさす。
 小さな街の、訓練所に向けて。
『ブレイカー……薙ぎ払え』












 クロノによる救出。
 一言で説明するならば、それだけだった。
 簡潔に話すフェイトの言葉に、なのはは口をへの字にして返す。納得できていない、そんな顔だ。
「私も目が覚めた時は救出された後だったし――そんな顔しないで、クロノが全然説明してくれないんだ」
 実際の所、フェイトも納得できている訳ではなく、説明もクロノの報告書を読んだ内容でしか出来ないのだ。
 あの状況下、あの防衛能力と火力を兼ね備えている縁相手に、意識のないなのはとフェイトという足手まといを連れて牽制しつつ離脱するなど、例えクロノと言えど不可能だとしか思えなかった。
 しかし、それでもなのはもフェイトも生きている。クロノに至っては元気に仕事をしている。
 何が起きたのか、それを唯一知る人物は口を閉ざしている。
「そう言えば、フェイトちゃんは大丈夫だったの? もう普通にお仕事してるみたいだけど」
「バルディッシュが咄嗟にディフェンダーかけてくれたんだ。バリアジャケットもフル稼動状態だったし……魔力を電気に変換した時のロスが大きかったみたいで、それに私電撃の耐性は元々高いからダメージは少なかったみたい」
 それでも3日間気絶して、起き上がるのに更に2日必要だったけど、と付け加えて言うフェイトの表情は苦々しい。
 ディフェンダーは魔力をこめて強化する暇も無く破壊され、バリアジャケットに至ってはものの数発で粉砕された。魔力ダメージだけとはいえリンカーコアが潰れなかったのは、電気変換の際の威力ロスがかなり大きかっただけである。もしも縁が上手く魔力を電気変換できていたとしたら、確実にリンカーコアはズタズタにされていただろう。
 大丈夫、とはとても言えない。実際にまだ本調子ではないのだ。
 ただ、動いていないと嫌な事ばかり思い出してしまう。
 最後に見えたあの光景、1000を遥かに超えるプラズマランサーが一斉に牙を剥いて来たあの絶望的な光景。思い出しただけで震えてしまう。自分は良く生きていた。死んでもおかしくはなかった。
 あんな術式を造作も無く構築し、そして発動できる魔力を簡単に流す。
 次元が違った。
 歯が立たない、というレベルじゃない。
 ノミと恐竜である。
 竹槍で戦うのに対し、大気圏外から核弾頭を何十発とバラ撒く戦い方だ。
 それを真っ向から見せ付けられた。
 恐怖心しか浮かばなかった。
 縁が、怖かった。
 思い出すのが嫌だった。
「それで、縁ちゃんは――」
 険しい表情で口にしたなのはの言葉に、フェイトははっと顔を上げる。何時の間にか考え込んでしまったらしい。
 うん、となのはの言葉を促すようにフェイトは肯く。

「どれだけ人を殺したの?」

 ストレート過ぎるその一言に、今度はフェイトが口をへの字に曲げてしまう。
「正確な数字は分からない……かな」
「……そうなの?」
「うん。向こうも情報管理の中央から叩いてきてるから」
 言葉を濁したフェイトのそれに、なのはは ふーん、と一言漏らす。
 ちょっとだけ、背筋が寒い。
 起きたばかりのなのはが、何を考えているのか分からなかった。
「じゃあ、大雑把には?」
 続けて聞いてくる内容も、容赦などない。
 つい20分前まで昏睡状態だった。起きたばかりなのだ。
 絶望的な力の差で縁に完膚なきまでに叩き潰され、瀕死の状況から目覚めてすぐその縁が管理局を半壊させる程襲撃を繰り返し、そして人を殺している事を告げられ、混乱して当然のはずなのに平然と追求してくる。
 頭の中で現実が追いついていない、訳でもない。ダメージが頭の危険な所まで届いている、という風でもない。
 正気だ。
 恐怖など感じてないかのように、正気だ。
 ぞっとする。
「最初にね、武装隊20人が捕獲に乗り出したんだ」
「20人? それだけ?」
「うん……クロノの報告、あまり信じてもらえなかったみたい」
 AAA+の2人を撃墜した相手に、訓練した武装隊員とはいえ20人は少な過ぎる。神出鬼没な相手なら特にだ。本当なら3倍は欲しいし、縁相手ではそれでも足りない。
 それを分かっているだけに、フェイトの表情は苦い。
 うん、それで? と改めて促すなのはに、フェイトは一度目を閉じる。何を考えているか分からない、今のなのはにはあまり聞かせたくなかった。
 溜息の様にゆっくりと息を吐き出す。
「……皆、勇敢だったよ」
 この言い方は、あまり好きじゃなかった。
 好きではないが、縁と対峙した20名の武装隊員は、本当に勇敢だった。

 30秒、一方的な展開にも関わらず、誰一人として逃げ出す者はいなかった。

 一人一人、頭を、胸を、腹を、一人づつ順番に爆破され、20名の武装隊員は縁に対して有効打を与えられる事なく死んだ。
 無惨に殺された。
 だが、最後の一人まで誰も逃げ出さなかった。
 そんな暇はなかったのかもしれないし、そんな余裕がなかったのかもしれない。
 それでも立ち向かった武装隊員は皆、勇敢だった。
 その資料と映像を呆然と見ながらも、フェイトの抱いた感想はそうだった。
「次に武装隊の100人」
「……結果は?」
「全員、頭を握り潰されて……でも皆、最後まで」
 最後まで、最期まで、戦った。勇敢に。
 次の100人に対しては、縁は魔法を攻撃に使わず、飛行魔法と素手だけで殺し尽くした。
 弾丸のような速度で肉薄し、水風船でも握り潰すかのように武装隊員の頭を握り潰す。それを100回繰り返しただけである。
 圧倒的だった。
 それでも誰も逃げなかった。逃げられなかった。
 だから戦った。勇敢に戦った。
 戦って、死んだ。
 勇敢だった。
 勇敢な、だけだった。
 撤退しないのは間違いだ。勝てない相手に対して時間稼ぎでも何でもなく死ぬのは、ただの無駄死にだ。
 そう理性で思っても、勇敢だったとフェイトは感じてしまう。
「そして、1000人と巡洋艦7隻に武装戦闘艦が3隻」
「随分と大部隊だね」
「海も、陸も、空も、色んな部署からかき集められた先鋭だよ」
 この混成大部隊が縁の討伐の為に結成された頃にはもう、管理局は取り返しのつかない打撃を受けていた。
 様々な施設が破壊され、様々な人員を失ってしまった。
 縁を惑星ごと葬り去ろうと、それくらいのつもりで陸海空の枠を超えて結成された、間違いなく最強の混成部隊。
「それで?」
 聞く。
 冷静な声だった。
「船は全艦蒸発……全員、行方不明だよ」
 一度言葉を切って、ゆっくりとなのはの顔色を窺うようにして目を開ける。

 のっぺりとした、無表情。

 鳥肌が一斉に起立する。
 遅れて悪寒にも似た寒気が背中を全力疾走で走り抜けた。
「跡形も無い……ってこと?」
「あ、あ、ぅ、うん」
 のっぺりとしたその無表情のまま問うなのはの言葉に、反応が遅れてしまった。
 なのはの目が、無表情とは逆ベクトルの色を宿していた。
 野生の動物のように、目の奥が異様にギラついているようだ。
「民間への被害も出てるんだよね?」
「あ、その――」
 そのギラついた目で見られ、フェイトは言葉に詰ってしまう。
 本当ならばまだ伝えたくは無いのだが、それを許さぬと言わんばかりのなのはの目に、フェイトはものの2秒で屈した。
「――うん。魔導師を中心に小さな集落とかはドールタイプが大挙して襲撃してるし、局の施設が破壊される時の巻き添えとか……」
 それに、縁が地表に撃ち込んだ魔法などの破壊力や、星そのものに掛かる魔力ダメージの負荷によって異常気象の発生も多く見られる。殺傷設定のあの砲撃により焦土と化し、星が死に掛けているのも見られる程だ。
 最早縁は災害その物である。
 化け物という域すら、既に超えようとしている。
「そっか……」
 呟き、なのははそれでもフェイトから目を逸らさない。
 のっぺりした無表情で、異様にギラついた目を逸らさない。
 背筋が寒い。
 なのはが何を考えているのかが、本当に分からない。
「な、なのは、起きたばっかりなんだし、もう休んだ方が――」

「縁ちゃんはどこにいるの?」












 デイビークロケット、という兵器がある。
 口径120mmか150mmの無反動砲に、とある大型弾頭を取り付けた恐るべき兵器である。
 その兵器を肩に担ぐ、『君の為なら死ねない』 と書かれた目が痛くなる程の真紫色をしたTシャツを着た男が一人。
 深い樹林の茂る地帯。右を見て、左を見て、上を見て、男は小さく笑った。
 目標を定め、デイビークロケットを斜め上に構える。座らずに立ち姿勢のまま。
 通常、デイビークロケットという兵器は車両に搭載するか3脚で使用する事を前提とした兵器である。当然ながら肩に担いで使用する兵器ではない。
 更に無反動砲とは言えど、立って使う物でもない。
 色々間違えながら、男は構え、そして放つ。

「ソロモンよ、我々は帰って来たぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

 デイビークロケット、という戦術核兵器がある。
 口径120mmか150mmの無反動砲に、核弾頭を取り付けた恐るべき兵器である。
 核爆弾というのが 『すっごい威力の爆弾』 程度しか思ってません、という被爆国に対して喧嘩を売っているようなお手軽核兵器である。歩兵兵装として威力を落として尚、TNT火薬20トンに相当するので確かに凄い威力だ。
 その弾頭は緩やかな弧を描きつつ、煙を吹きながら舞い上がる。
 樹林の葉を少しだけ掠め、それでも枝には引っ掛かる事なく樹々を抜け空を上がる。

 その先に、銀の方舟。

 管理局の巡洋艦である。偵察用だろうか。もしくは奇襲でもかけに来たのか。
 どちらにせよ男――恋慈には関係のない事であった。取りあえず管理局の船なので敵である。
 核の弾頭が巡洋艦の装甲に直撃した。
 質量兵器である以上、魔力反応などによる探知もされていない。デイビークロケット自体も大型ではあるが、金属反応でモロに出るほど巨大ではない。樹林にいる為、生命反応など恋慈以外に腐るほどある。
 要するに、その巡洋艦が恋慈の砲撃を事前に察知するのは困難であった。
 よって直撃。
 歩兵兵装は言え、核弾頭の直撃。

 耳をつんざく爆音を轟かせ、巡洋艦が神の炎に飲み込まれた。

 それと全くの同時、恋慈の脇腹に凄まじい衝撃が走る。ボディーブローをぶち込まれている感じだ。
「ぶほぁっ!?」
 あまりの衝撃に意味不明の悲鳴と共にデイビークロケットを取り落としてしまう。
 自信作なのに! と頭の片隅で思った頃には、その衝撃で吹き飛ばされるかのように、しかし樹林の迷宮を雷の如くジグザグに避けながら数十kmは発射位置から遠ざかっていた。
 管理局の巡洋艦からあがる炎は、その巡洋艦の半分を一瞬で消し炭にする。
 更に爆発から一気に膨張した空気が吹き荒れ、樹林を次々になぎ倒し、更には核の炎に近い木を消し炭にしてしまう。
 その爆風が吹き荒れる頃にはもう、恋慈はその範囲からとっくに退避していた。されていたと言うべきか。
 樹林に火がつく。
 その瞬間、膨張した空気が一気に元に戻ろうとするかのように、爆発点を中心にして外に広がった爆風が逆転、爆発点に向かって吹き荒れる。
 外に吹き飛ばされ、なぎ倒された樹々が逆に内側に向かって吸い込まれる。
 その頃には、その惨状など既に見えない所まで恋慈は飛ばされ、そして投げ飛ばされるようにして地面を転がる。
「あばばばば――ぎゃふんっ」
「本当に 『ぎゃふん』 などと言う奴がいるのだな」
 草が身体中を刺すように地面を転がり、そして樹に背中から叩きつけられて恋慈はようやく停止した。痛さと驚きで心臓まで停止しそうだ。
 びくんっ、びくんっ、と身体を数回痙攣させてから、遅れて襲ってきた背中の痛みに再び地面をごろんごろんと転がり回る。
「痛いっ、凄い痛いっ! 骨折れるっ!」
 じったんばったん、そんな擬音が似合いそうなほどに転がる恋慈を、長身の女性が冷たい目で見下ろす。
 淡い栗色の髪を軽く掻き上げてから、賑やかに転がる恋慈を踏みつけるように止めた。
「平気そうで何よりだ」
「痛いよ! 踏むんじゃねぇよ! 心配しろよ馬鹿野郎!!」
「野郎ではない、女郎か尼だ」
「この糞ババァっ!!」
「平気そうだな、奴隷野郎」
 足を払い退け、そこから痛む背中を押さえながら恋慈は立ち上がり、目の前の女性の首元を片手で絞め上げ――そして冷静に繰り出された女性のアッパーカットを顎に貰い、綺麗な弧を描き宙を舞った。
 ぐしゃ、と心配になるような音と共に頭から地面に着地する。
「ふぉあぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
 元気であった。
「安心しろ、本当に駄目な時は人間悲鳴を上げない」
「顎が砕けるかと思ったわぁぁぁぁぁぁっ!!」
「おお、よしよし、代わりにバルカン砲を埋め込んでやろう」
「M61!? デカいよ! 150kg前後あんだぞ!!」
「顎にガトリングガン。斬新だな、誰も真似しない」
「教授の頭の中がよっぽど斬新だアホぉぉぉぉっ!!」
 即座に跳ね上がりその女性、アステマに対して文句を言うものの、当のアステマは涼しい顔である。
 ああ、もうっ、と不貞腐れたように恋慈は地面に座り込み、地面に人差し指を置く。
 くるくると、一瞬で灰色の光をした幾何学模様の魔法陣が完成する。
 三角、四角、五角に六角。縁と同じ魔力光で、縁と同じ魔法陣、そして縁と同じでミッドチルダ式ではない根本から体系の異なる別の術式。
 縁の使い魔である恋慈は、縁と同じ術式で魔法を使用できる。得意ではないのだが。
 くるりくるりと魔法陣は回り、そしてその中央が突然光り、収まる。
 光が収まると同時に魔法陣は消え、魔法陣の展開されていた場所には一本の巨大な無反動砲――――の、無残に解けた残骸が鎮座していた。
「デイヴィッドォォォォォォォォ!!?」
 無残な塊は、少し前にはデイビークロケットと呼ばれた物であった。核爆発の熱に耐え切れなかったのだ。
 御臨終したデイビークロケットを見て、恋慈は涙を流して地面を叩く。マジ泣きである。アステマが後ろからゴキブリか何かを見るような気持ち悪いという色をした目を向けるが、恋慈は泣いていた。
「誰だ?」
「こいつの名前だ!」
 断言する恋慈に、アステマは口をへの字に曲げて返す。
 消耗品に名前付けるとか、駄目だこの男。真面目にそう思った。アステマの中では武器は消耗品であるというイメージが強かった。
 4km先の巡洋艦を狙い撃ち、その距離で尚爆熱で溶けたのは、単純にわざわざ抑えて作られたデイビークロケットの弾丸であるW51核弾頭の核出力を1ktまで最大限引き上げたためである。普通なら撃った歩兵は確実に死ねる、そんな兵器に改造していたのだ。阿呆である。
 ふぅ、と溜息のようにアステマが息を吐く。
「核兵器など使うからだ」
「撃ってみたかったんだよ!」
「……一つ聞くが、私が助けねばお前はこの大砲と同じ運命だった訳だが」
「ありがとうございました」
 土下座した。
 恋慈が高威力の兵装による巡洋艦への砲撃、そしてアステマが恋慈を抱え超高速で戦闘域からの離脱。当初のプランはこうだった。付け加えるならば、恋慈の攻撃により破損した装甲部位から巡洋艦内部にドールタイプを突っ込ませ内部破壊を行う。そのはずだった。
 それなのに何を考えたのか恋慈は戦術核兵装を選択。しかも威力は戦術核兵装としては失格な高威力。アステマが引きずる様にして退却しなければ死んでいた。
 再び溜息。
「恋慈、核を殺す為に使うな」
 語りかけるように、だがはっきりとした綺麗な声で、腕を組んで恋慈を見下ろしながらもアステマは口にする。
「あれは、毒を撒き散らす。まともに生きられないだけじゃない、まともな子も産めない。碌な事にならん兵器だ」
 言い終えてから、3度目の溜息と共にアステマ少し屈み、恋慈に手を差し伸べた。むすっとした表情である。
 ぽかんと恋慈はアステマを見上げてから、その手を遅れて取った。
「核兵器は、悲惨だからな」
「……教授はいつ日本に着たんだ?」
「1600年だ」
「第2次世界大戦の終戦の時、何処にいたんだよ?」
「リトルボーイの直下に住んでいた……一度死んだ」
「そりゃ悲惨だ」
「悲惨だ」
 多くは語らず、小さく流した。
 恋慈を引っ張り起こして、アステマは何事もなかったかのように再び腕を組む。
 どこか他人事のようなアステマの言葉が、妙に引っ掛かる。
「人の英知は人を救うために使えと、了解ですよロランさん」
「は?」
 ネタが通じなかった。
 今度は恋慈が溜息を吐き出す番だった。自分の中では名作なのだ。
「……なんだ?」
「いえね……教授とじゃなくて、縁と組みたかったと思ったんだよ」
 その溜息を隠すように、恋慈はボヤいた。
「仕方がなかろう、縁は単独行動に向いて、私と恋慈は相性が良い」
 そのボヤきをアステマは真面目な顔で返す。
 実際、今の縁に恋慈がついて行っても足手まといにしかならない。一方、接近戦闘オンリーのアステマとならば、射撃武器を好む恋慈との相性はかなり良い。
 ま、そうなんだけどよ、と恋慈はブーたれながらデイビークロケットだった物を拾い上げる。ずっしりする。本当ならば “ずっしり” 程度ではないのだが。
「何で教授なんかと相性良いのかねぇ……」
「身体の相性が良いと言う事だ、ラブラブじゃないか」
 ぶふっ、と吹き出した。
「阿呆かっ、気持ち悪い!」
「冗談だ」
「当たり前だろうが……あー、鳥肌出てきた」
 全面否定の恋慈に対しては、口端を軽く上げるだけで返した。
 そこでふと、アステマが顔を上げ、空を見上げる。
「恋慈」
「んだよ、下らん冗談だったら撃ち殺――」
「先程の船の乗組員らしい魔導師が12名いる。船が沈んだのを確認して慌てて出て来たようだ」
 返す恋慈の言葉を、視線を恋慈の目に合わせてからアステマが遮る。
 言いかけのそれを恋慈は飲み込むように口を閉じる。
「――うしっ、そっちを撃ち殺すか」
「ああ、生きて返すな」












 大部隊を討伐に向かわせられるという事は、縁の拠点としている場所を知っているという事である。本当に神出鬼没なら、討伐の部隊など向かわせられないからだ。
 失言だったかもしれないと、フェイトは一度口を閉じてしまう。
「……教えて、フェイトちゃん」
 再び静かに声を掛けるなのはに、フェイトは口を真横一文字閉じて視線を逸らした。
 真っ直ぐなその目に、耐えられなかった。
「なのは、今日はもう、休もう」
 ぼそっと、呟く。
 いつもなら綺麗な声なのに、呟いたフェイトの声は苦々しく、そして尖っていた。
「フェイトちゃん……」
「起きたばっかりだから、混乱してるんだよ。まだ回復しきってないから、疲れてるのかもしれない」
「…………」
「あれの事はもう、気にしなくて良いよ」
 その呟きは、まるで自分に言い聞かせるかのようだった。
 気にしなくていい。忘れてしまえ。
 今、最も時空管理局を脅かす天災のような存在を、気にしない事ができる訳はないのに。
 同じ学校に通って、言葉を交した相手を忘れられるはずがないのに。
 すぅ、となのはが息を吸う。

「――フェイトちゃん!」

 幼いその声が、はっきりと響き渡った。
 病室にいた他の人々がちらりちらりと視線を投げ掛けるものの、なのははまるで気にしない。
 それでもフェイトは、苦い表情のままなのはと目を合わせようとしない。
「あれじゃないよ、縁ちゃんだよ」
 もう一度なのはは声を落ちつける。
 落ちつけ、再び質問を繰り返す。
「縁ちゃんは、どこにいるの?」
 その問いに、フェイトがぎゅっと握り拳を作る。
「それを聞いて――どうするの?」
「縁ちゃんを助けたい」
 絞り出すようにして聞き返したフェイトの問いに、なのははさも当然とばかりに即答する。一拍とて置きはしない。
 そして、そのなのはの答えは、フェイトの気持ちに真っ向から逆らうものだった。
「もう一度縁ちゃんと話しがしたい。何で魔導師をそんなに嫌うのか、縁ちゃんに何があったのか、それをもう一度きっちり聞きたいの」
 真っ直ぐフェイトを見て、例え目を逸らされていても真っ直ぐ見て、なのはは一言一言聞かせるようにゆっくりと喋る。握りしめるフェイトの拳は、力を入れ過ぎているのか手が真っ白になっている。
 ゆっくりと、フェイトは深呼吸のように息を吸い、そして溜息のように吐き出す。

「……無理だよ」

 呟く。
 自分の声が、とても汚いと感じてしまう。
 え? となのはが漏らしたのが視界の片隅に見えたような、そんな気がする。その姿からも目を逸らすように、フェイトはきつく目を閉じる。
「無理だよ、無理だ、あの子はもう、助けられないよ」
 喋る、唇が小刻みに震える。
 彩られると言うよりも、絶望感そのものの呟きだった。
 無理だ。
 あの化け物を救うなど、無理だ。
 例え逃げようと背を向けても魔導師ならば躊躇いもなく殺し、武装した船を一撃で落し、容赦なく街を魔法で薙ぎ払い、災害しかもたらさない化け物を救うなど、無理だ。
 化け物と話し合っても、どうにもならない。救えない。
 無理なのだ。
「あの子の前に今度立ったら、殺されちゃうよ……殺される」
 震えるのが唇だけではなくなってきた。
 殺されると、そう断言できる。
 資料を、映像を、見て分かる。
 あの時は手を抜かれていたのだ。あの化け物は本気で殺しにかかってなかった。
 この10日間に繰り返された破壊と虐殺の記録が、嫌でもあの光景を思い出させる。
 万を超える、あの雷撃。
 あの、圧倒的な。
「今度こそ、なのは、死んじゃうよ――っ」
 震える左手を、右手で押さえる。右手も震えているものだから、震えが酷くなるだけだった。
 魔導師を嫌悪する化け物と対話できる訳がない。
 襲い掛かられたら、勝てない。
 殺される。
 絶対に殺される。
 なのはが、殺される。
 頭が痛い。眩暈がする。吐きそうだ。
「それでも」
 そう、返したのはなのは。
「お話がしたい、助けたいよ」
 一瞬、身体中が震えた。
 同時に頭の中で、何かが切れた。
「お――教えない!」
 周りの目も気にしない、大きな声だった。それが自分の声なのだと頭の片隅で分かったのは、少し間を置いてからだった。
 気圧されたようになのはが息を呑む音が耳に届いた。
 きつく目を閉じてもまだ足らぬとばかりに、フェイトは両手で目を覆う。その両手は酷く震えている。
「教えない! 絶対教えないっ!」
「フェイトちゃ――」
「なのははっ、あの化け物に殺されかけたんだよ! 死にかけてたんだよ!?」
 言う。
 言う。
 言い放つ。
 ほとんど怒鳴り声になっていた。悲鳴に近いかもしれない。

「心臓だって何回も止まって! 私が起きてからも1回止まって! 心肺蘇生の機材だって全然足りなくて――このまま、起きないかもって!」

 心臓が止まって、医師が慌てて駆け付け、怒声混じりの緊急処置の現場を間近で見てしまって――ああ、なのはは死ぬのか、と頭の片隅で冷静な自分が囁いていた。
 死ぬ目に遭ったのだ。
 起きたばかりでなのはは気付いていないだけで、死ぬ目に遭ったのだ。
 後遺症0なんてありえないレベルで、叩き潰されたのだ、自分達は。
 もう一度会う? もう一度対峙する?
 冗談じゃない。なのはの死にかけた姿なぞ、なのはの死んだ姿なぞ、見たくない。
 なのはが何かを言った。聞きたくなかった。
「教えられないよ! なのはを死にになんて、行かせたくない!!」
 叫ぶその声が、涙で震えてしまう。
 怖い、怖い。
 ああ、あの化け物が、怖い。
 あの絶望的な光景が、フェイトの中に恐怖として刷り込まれてしまっている。
「……化け物じゃないよ」
 ぽつっと、なのはが漏らした。
 何を言っている。
 ゆっくりと手を離す。
 目を開けて、そこで自分がようやく泣いている事に気がついた。
「縁ちゃんだよ――知ってるでしょ?」
 当たり前のようになのはが漏らす。
「海鳴 縁ちゃん、アリサちゃんとはやてちゃんのクラスメートで、ちょっと不器用だけど優しくて素直で真っ直ぐで……“ちょっと人と違う” からって、縁ちゃんは化け物じゃないよ」
 頭を振って、まるでフェイトを諭すかのような優しい口調のなのは。
 ただ、言葉の内容が、理解できなかった。
 唖然とする。
 ちょっと人と違う?
 違う、人とはまるで違う。あれは人間じゃない。その違いが “ちょっと” の筈がない。
 姿形も、存在のあり方も、保有魔力ももう生物の範囲じゃない。災害を齎す化け物だ。
「縁ちゃんが間違った事してるんだよ。今度は、私が止めなきゃ――」
 ぎりっと、音が鳴る。それはフェイト自身が歯噛みする音だった。
「分からないよ! 分からない! なのはが何言ってるか、分からないよ!!」
 ベッドを叩き、フェイトが勢い良く立ち上がる。力が強く、なのはが一度跳ねる。
 視線は外れなかった。
「どうやって止めるの!? 殺されちゃうんだよ!? それにもし止めたって、局に来たらあの化け物が逆に殺されるんだよ!? もう戻れない所まで来ちゃってるの、なのはが死に掛けてる間に!!」
「死なないよ。縁ちゃんも殺させない」
「いくらなのはでも、敵わないよ! それに局から発見次第殺せって、もう命令が――!」
 睨む目に、真っ直ぐなのはは見返していた。
 自分がまた、なのはを睨むとは思ってなかった。思ってなかったが、それでも睨んでしまった。
 圧倒的なあの力の差を実感したのに死なないと、どう考えたら吐けるのか。
 もう管理局で無条件の殺害を認められてしまったあの化け物を保護したとしても、どうやったら死刑を免れられるのか。
 その自信が、どこから来るのか。
 違うよ。
 なのはの口が、そう動いた。
「縁ちゃんを助けたいって、救いたいって思ったのは “管理局のなのは” じゃないよ」
 睨み返すでもなく、ただ見上げて返す。
 本当に真っ直ぐで、屈しても臆してもいない目で。
 フェイト・T・ハラオウンが一番好きな、高町なのはの目で。
「思ったのは、高町家で育った、ただのなのはだよ」
 訳の分からない事を、ほざく。
 誰だこいつ。
 目の前の少女が分からない。人間かどうかも分からない。
 あれだけの力の差を見せ付けられて、酷い目に遭って、死に掛けてなお、屈さない、臆さない、恐れない、そんな目を人間が出来るのか。信念を曲げる事なく出来るのか。

 化け物が目の前にもう一体いると、本当にそう思えてしまった。

 フェイトの顔が、蒼褪めた。
 自分の大好きな人に今、とても酷い事を考えてしまった。
「縁ちゃんを助ける。アリサちゃんにもちゃんと会わせてあげなくちゃ――」
「無理」
 呟く。
 なのはの眉が、ぴくりと跳ねた。
「無理、無理、無理」
 壊れたようにフェイトは呟いた。
 足が縺れる。そのまま盛大に転んだ。
「フェイトちゃん?」
「無理、無理、無理、無理、無理、無理、無理、無理――それも無理だよ、なのは」
 掠れた声で語る言の葉は、どうしても呟き声にしかならない。
 え? と、ようやくなのはの表情が動いた。

「アリサはもう……駄目なんだ」












 ころり、とベッドの上を転がる。
 特に意味はない。
 ぽりぽりと真っ白なベッドシーツを掻く。
 特に意味はない。
 自分の髪を弄るように触ってから、枕に顔を埋めて足をぱたぱたさせる。
 特に意味はなかった。
 意味のある事など、何もなかった。
「あー、あー」
 ころんと再びベッドの上を転がって、部屋の中にいた一匹の小型犬を手招きする。
 名前は、忘れた。
 いつもだったら犬を上げない部屋に犬がいるのに、何の疑問も浮かばない。
「うー」
 その小さな犬が軽やかな動きでベッドに飛び乗る。
 そして少女に――アリサ・バニングスにじゃれつくように甘えてきた。
「あー♪」
 破顔一笑。
 にこにこと無邪気な笑顔でアリサは子犬の頭を撫でぐり回す。
「わん♪ わん♪」
 頭を撫で、それから口の前に人差し指を持っていくと、子犬がその指をぺろぺろと舐めてきた。
 くすぐったい。そう言うかのようにアリサは笑う。無邪気に笑う。
「わふ♪ ふふ、ひゃん♪」
 今度は腕を伝い、仰向けになるアリサの胸辺りまで子犬が登ってくる。
 そして遠慮なく首を舐められた。ぱたぱたと足を振り、アリサが笑い声を上げる。
 幸せそうな声だった。

 知性は、なかった。

 こん、こん、とドアがノックされる。
 暖かさを確かめるように子犬の頭を抱き締めてから、アリサはドアへと顔を向けた。音に反応しただけのような、そんな感じである。
 かちゃ、と小さな音を立て、ドアが開いた。
 そのドアの向こうの人物を見、アリサが嬉しそうな顔で跳ね起きる。
「しゅずかー!」
 ぽいっ、と子犬をベッドに放り出した。今までじゃれ合っていたのに、急に興味が失せたかのようだった。
「こんにちは、アリサちゃん」
 ドア向こうの人物、すずかが片手を上げてにこりと微笑む。どこかぎこちない笑みだった。
 お邪魔します、と律儀に告げてから部屋に入り、丁寧にドアを閉め――後ろからアリサにタックルされた。
「わっ!」
「しゅずかー、あー、あー♪」
 背中に突撃をかけて抱きつきて来たアリサの衝撃に、思わずドアと押しつぶされそうになるも、咄嗟に踏ん張って堪える。
 ふよん、とした感触が背中に当たる。
 胸の位置。
 ぼっ、とすずかの顔が茹った。その感触が何か、予想が出来たから。
「あ、あー、アリサちゃん、服を!」
「あー?」
「――うぅ」
 ぱちん、とすずかは片手を顔に当てる。
 ちょっと離して、とアリサに頼むも、アリサはぎゅっとすずかを後ろから抱き締めたまま離そうとしない。理性が切れそうだ。
 顔を真っ赤にしたまますずかはベッドまでアリサを引き摺るように移動して、それからベッドにあったタオルケットを手に取る。
「と、取り合えずこれ……」
 そのタオルケットを後ろへと差し出す。
 あー? と首を傾げながらアリサは受け取り
「あう♪ きゃ、わい♪」
 ばっさばっさと すずかを叩き始めた。楽しそうに。
 突然の奇襲にびっくりする。
「ち、違うよアリサちゃん、ちゃんと羽織って――」
 慌ててすずかは振り返り

 上半身が裸の、アリサ。

 下のスカートもずれている。
「―――っ」
 すずかの目が真紅に染まると同時に、アリサを床に押し倒していた。
 左の犬歯が異様に伸びた。
 その犬歯をアリサの首元に即座に当てが
「しゅずかー?」
「っ!?」
 寸での所で自分の顔を張り飛ばし、正気に戻る。
 息が上がった。
 危ない。今一瞬、完全に理性が焼き切れていた。
「あう? あ? しゅずかー?」
「はぁ……はっ、は――アリサちゃんっ」
 きょとんとした目のアリサの姿。
 赤く染まった目が、戻らない。牙が戻らない。
 やっぱり駄目だ、堪え切れそうになかった。
「ア、アリサちゃん……アリサちゃんっ!」
 名前を呼び、抱き締める。
 ぎゅっと、抱き締める。
 アリサの胸の感触がする。脳が沸騰した。いや、とっくに沸騰している。
 腰に手を回す。この10日で痩せた細い腰。でも綺麗な肌。
 お尻にも手を回す。スカートの中に手が入った。履いてない。こっちが血を吐きそうだ。
 首元に顔を埋める。石鹸の匂い。アリサの匂い。家の人が入浴を欠かさず介助してるのか、とてもとても、良い匂い。
 ぎゅっと、アリサが抱き返してきた。
「うー♪ しゅずかー♪」
 もう駄目だ、もう駄目だ。
 再び理性が焼き切れ

 お尻を触った手に、硬い感触がした。

「――――っ!?」
 今度こそ理性を取り戻し、腰とお尻から手を即座に離し、床を叩くようにして跳ね上がる。
 抱きついたままのアリサがぶんらんと吊り下がるが、そのアリサに素早くタオルケットを巻きつけて肌を隠す。
 心臓がばくばくと暴れている。
 あー? とアリサが首を傾げる。
「あ、あ、アリサちゃん! シュークリーム、翠屋のシュークリーム、持って来たよ!」
 アリサの顔から目線を逸らし、押し倒したときに落としてしまったシュークリームの入った翠屋の箱を手に取る。
 甘い、良い匂いに、アリサの顔が輝いた。
「わー♪ わー♪」
 シュークリームへと興味が移り、すずかからぱっと手を離してその箱に飛びついた。
 無邪気なアリサの姿に、自分の理性が確実に磨り減っている。
 残念な気分1割に、罪悪感が9割だ。
 暴れる心臓を押さえながら、すずかはゆっくりと深呼吸をする。
 アリサがスカートのポケットに入れていた物の感触がなければ、きっと酷い事をしていた。欲望のままにとんでもない事をするところだった。
「――はぁ、ふぅ」
 息をゆっくり、整える。

 アリサのポケットにあったのは、携帯電話。

 アリサのではない。
 それが誰のものなのか、すずかは知っている。
 そのシンプルなデザインの携帯電話は、以前ちらりと見た覚えがあったし、失礼ながら携帯の中を見させてもらっている。
 ほとんど素の状態の中身で、通話履歴も直接番号を入力していたのか文字の羅列だけだった――が、誰のかは分かる。
 メモ帳に、びっしりと書かれていた。
 びっしりと、日記があった。

 縁の、携帯だと、さわりを読んだだけで分かった。

 大事に縁の携帯を持っているアリサに、自分はフられた身じゃないかと何度も己へ呪文のように言い聞かせる。
「あー、あー?」
「あ、ちょっと待って、今開けるから」
 箱の開け方が分からなくて不満そうな声を上げるアリサに、すずかは笑顔を貼り付けて向かった。
 お見舞いに持ってきたシュークリームは、ちょっとだけ形が崩れていた。









 アリサ・バニングスは、壊れてしまっていた。









―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 核兵器を異常なまでに嫌う日本にとって、シスコンのような奴ほど嫌な野郎はいないでしょう。こんにちはこんばんは、読んでいる人によってはおはようございます、原子力発電に頼って生きている男、クロガネです。
 核を落とされたってね……嫌な事件だったね。まぁ、日本軍はもっと酷い事をしてきたってのが、だいたいの見方な訳ですが。
 核は別に悪くない。戦争が悪い。


 フェイトの心ぽっきり、アリサの心ぽっきり、なんだか平気そうななのは嬢、の3本立てでお送りしました。クロノ君、何て嫌な奴だ! はやてに対してはもっと酷かった訳ですが。
 10日間の話は後で埋めるとしても、縁のチート加減がかなり書き難い。

 久しぶりに楽しそうなアリサを書いて、なんとなく癒された。
 すずか頑張れ。理性頑張れ。
 しゅずかー。
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16件のコメント

[C509] しゅずかー♪に全部持ってかれた

・・・・・・・・まさか、知性のないアリサに萌えてしまった。ってか、可愛すぎる。そして・・・・・・酷い。
しゅずかー♪・・・・・・・・・・マジで耐えてるのが凄い。
襲ってもいいと思います。
でも、本当にいい子・・・。

他の部分の感想が書きづらい(´;ω;`)ブワッ
・・・フェイトは本当に怖かっただろう。
  • 2009-08-14
  • 投稿者 : りんご
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[C510] 管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます
  • 2009-08-14
  • 投稿者 :
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[C511] 無意味に感想を管理人様限定にしちまった

素晴らしい重さ、本当にありがとうございましたorz
とりあえず、すずか…俺と変わってくれ。アリサでもかまわん!
  • 2009-08-14
  • 投稿者 : ぽりん
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[C512] 核の申し子はゴジラ、魔道の申し子は縁!

まず縁、良いぞもっとやっちまえ♪ そのまま管理局完全壊滅させちまえ、今の君のチート振りはゴジラに匹敵すると縁を応援してみる。あと恋慈アトミックバズーカを気軽に撃つんじゃねえ!環境に悪いだろうがあ。今はエコの時代だよ!

しかしこの世界はもうstsは起きないんじゃないですかね? 本局自体ほぼ陥落、魔導師のみに戦力限定してたせいで唯でさえ少ない人員が。『数えられない』位死んだって事は、もうこの局面を乗り越えても、組織として成り立たないでしょう。まあ自業自得ですが(笑)。いっそ管理世界規模で思いっきり戦争して「キレイ」にした方が良いかもしれませんね。

アリサが遂にカミーユになっちまった!?幼児退行だから、むしろ「うたわれるもの」クーヤに近い状態か?どの道これじゃ四六時中貞操の危機……すずかの理性がどこまで持つかだなあ。ガンダム的になのはと縁のラストバトルに、精神体で介入してきそうなフラグ。

なのはに関してはもう、現実にいたら異常者とかいうレベルじゃないですね。最早スカ博士の方がよっぽどマトモに見える。

  • 2009-08-15
  • 投稿者 : ミヅキ
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[C513] 月光蝶、だと・・・・?

よもやここでターンエーとか・・・
とりあえず、お兄ちゃんは同志らしい。
ガトーさんかっこいいよね♪
あと二号機。私でんどろのが好きだけど。

ついに虐殺が始まって、下手したらストライカーズ系の奴ら死んでんじゃね?とか思うも、これはこれで・・・・
最早捏造ストライカーズの続きが見れないのが残念ではあるですが・・・

ふははっ!報いを受けろ、愚か者どもめ!!
とかいってみる。
管理局は一度死んだほうがいいと思うんです。

しかし、この縁ちゃんなら宇宙怪獣とやれるかね・・・
敵が七分に黒が三分の奴。

アリサにクーヤフラグが立ったようです。
・・・・・・・ヤンデレエンド?
もしくはホロウ的バットエンド?
私めには復帰シナリオが予想できません。
助けて、ゲンドウさん!?

ひとつ、クロガネさまの神業に期待しつつ・・・
  • 2009-08-15
  • 投稿者 : ぎるばと
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[C514]

更新お疲れ様です!

来た! キタコレ!
退行アリサキタコレ!
なんというクーヤ。これは素敵、素敵過ぎる。

この胸をえぐる痛みが堪らない。なんというM。
しゅずか、いまなら食べちゃっても大丈b(ry

大虐殺実行中ですが、デイビークロケット使ってるやつも相当問題www


で、なのはの異常具合はもう酷いの一言ですね。そらフェイトさんも蒼褪めますわ。

化物同士の対決が再び有り得るのか。今後も楽しみです。

[C515] 憎しみの連鎖

ノヴェールです。
更新ご苦労様です。

・・・・・・とりあえず、クロノのどこが嫌な奴のなのか分かりかねる・・・というほどでもないですが・・・。
なのはの性格を考えて、この なのはとフェイトの現状を予想していたとすれば、やや嫌な奴かも。
でも、でもね!今回もクロノは立派でしたよ。
何でこの作品におけるクロノは憎まれ役なのか・・・まあ、原作でも近い役どころですが(汗)
それは・・・彼が望んだ役どころなのでしょうね。
彼は情に厚い男ではありますが、大人としての責任と役割を把握してる男でもあります。
そして、なのはのことを思うからこそ伝えられる真実。妹思いの彼からすれば、気分悪いでしょうね。大した奴です。
まあ、でもそんなことは大事の中の小事なわけでして、事ここに至ってはもはや個人の感情の及ぶところではない気がします。
もはや戦争・テロ・・・殲滅戦です。こうなる前に決着をつけられなかった今、描かれるのは戦記であり、限りなき愛憎劇でしょう。

私はリトルボーイの投下された広島県で生まれました。
だから戦争・核兵器を憎む気持ちはあります。勿論、核以外の全ての兵器もです。

魔力を通すなと言われていた神体に魔力を通した管理局は許せない気がしましたが、その背後事情が明かされてない今、それだけで憎む気にはなれません。
結局はそれが元で始まった憎しみの連鎖連鎖、連鎖・・・です。
それをどこで断ち切れるか・・・、誰が断ち切れるか・・・。
なのはでは力不足な気がします。
アリサはあれですし・・・ね。

私は日本人の広島県人ですが、恋慈に対しても嫌な奴とか、憎悪はありません。
結局は愛憎の末の悲劇です。
私が憎むほど許せないのは、アリサを誘拐した連中のような、信念も糞も無い欲望だけの男達です。
よって、事情の明かされないフォンも含み、憎むほど許せないキャラクターは作中にはほとんどいません。
唯一近いとしたら、アリサですね。
彼女は縁の背後事情を知らなかったとはいえ、自分達の立場を考えたせいで、縁を悲しませまいと例の行動です。
同情の余地はありますが、この事態を考えずとも、大した理由ではありません。
愛を至上とする私だからこそ、家の事情に負けず時に逃げ 時に捨てた筈の事情から襲い来る敵に立ち向かい・・・、そんな愛を貫けぬアリサは唾棄したい存在です。
勿論、それも生き方の一つであり、誘拐犯よりは遥かにマシな人種ですけどね。
おそらく、私はそんなアリサ以下の存在でしょうが・・・(泣

さて、感情に任せてろくでもない感想を述べたかもしれません。
それでは、失礼いたします。
  • 2009-08-15
  • 投稿者 : ノヴェール
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[C516] コメントありがとうございまー

○りんごさん
 理性の頑丈さに定評のあるしゅずかです。もっとも限界はもう近いのですが。
 クロガネも明るいアリサを書けてなんとなく癒される現状。病んでる。
 フェイトは、まぁ、自分の魔法が10万超えて襲い掛かって来れば怖いでしょう。

○ぽりんさん
 しゅずかー。
 確かに現実が重過ぎますね。

○ミヅキさん
 しかしゴジラは放射能によって産み出された怪物ですから、ある意味恋慈の責任。シスコンの馬鹿野郎。
 ここまで管理局が叩かれると、最早事実上の壊滅な訳ですが。人員は有限。
 しゅずか頑張れ。理性頑張れ。超頑張れ。

○ぎるばとさん
 絶好調である! クロガネは∀が大好きです。星屑の記憶だと01Fbですかね、ガトーさん相手に至近距離からのバーニアによるブレストファイヤー!
 しかし実の所、別に縁は管理局が嫌いという訳ではない罠。縁が嫌いなのは魔導師で、例え管理局に反旗を翻した魔導師集団でも殺して歩く無差別災害。
 アリサは大丈夫、主人公ですから!

○春都さん
 このアリサとしゅずかなら、間違いなく “あだるてぃ” なのが書ける。むしろ書きかけて没にした。
 環境に毒を撒き散らすシスコンは酷い奴です。
 なのは嬢のその異常さに救われても、改めて見るとフェイトも顔を顰めるでしょう。フェイトも結構なのは嬢に対しては酷い事してたのに、なのは嬢はまるで気にしてませんし。


 ゴジラ Vs ビオランテ
 どっちがどっちとは言いませんが。
  • 2009-08-15
  • 投稿者 : クロガネ
  • URL
  • 編集

[C517] 気付いたら追加されていた!

○ノヴェールさん
 クロガネの抱くクロノの人物像だと、どうしても憎まれ役ですね、本人もそれを受け入れている節があるという。でも誰かが伝えなくちゃいけないんです。それをクロノがしただけの話。
 核は確かに悲惨な兵器ですが、だからって日本軍が使っていた銃が悲惨を生み出さない兵器かといわれるとNOなのです。日本はどうも被爆国を主張し、日本軍の行いから目を背けているような気がします。
 アリサの生き方も一つの生き方。誘拐犯の奴等がいなければ、もう少し幸せな生き方を選んでたのに……
  • 2009-08-15
  • 投稿者 : クロガネ
  • URL
  • 編集

[C518] アリサ「私に!縁の血と肉を!!」

なのはも歪んでるよなぁ
ちょい見方変えるとストーカーだし(笑)

フェイトはなのはにまで化け物と思ったみたいですね
それがいつかバレてなのはとの友情が切れてフェイトそん精神崩壊とか浮かんだよ……

クロノは下手に誤魔化すよりはいい
今回はファインプレイ
下手すればなのは飛び出しかねん

しかしアリサがクーヤ化か
ハッピーエンドになるのこれ?



妄想バッドエンド
精神(在り方)を取り戻したアリサはすずかにおぶさり縁がいる場所へ向かう
見えた縁の姿
「縁!」
「アン」
振り返った縁

ゴトッ

ナニカが落ちた

「……えっ?」

そこにいたのは血を滴らせる大剣を持った金髪の友達

「フェイトちゃん?!」
不屈の心の化け物が叫ぶ

「……こうするしか」

そんな二人を無視しアリサは首を拾うと虚ろな瞳のまま去っていった




消えたアリサはある男に言い放った



で、タイトルに繋がる

元ネタはクレイモア
  • 2009-08-16
  • 投稿者 : ルファイト
  • URL
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[C519] ヤンデレ的な意味でかと思った

○ルファイトさん
 ストーカーとは恋する乙女と読みます。嘘です。
 クロガネは個人的に情緒不安定⇒壊れる、というパターンが好き。でも2人も精神崩壊者を出すとちょっと……

 ……つまりテレ、もとい、縁の生首を持って彷徨うアリサですね。47番。
  • 2009-08-16
  • 投稿者 : クロガネ
  • URL
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[C520] ティアナ「まさかこいつ……対魔導師相手の牙を研ぎ続けてきたの!?」

Excellent!!

因みに妄想バッドエンド設定
アリサ
魔導師ランクDなのに看視者能力によるスキルコピーと異常再生能力により完全な魔導師キラー
後にフェイトに右腕を切り落とされるがスカさんが保管してた縁の腕を接続
より化け物に……

トーレ
ナンバー2の高速拳のトーレ(笑)で後に高速拳を伝授

ヴィヴィオ
あの少年ポジションで引っ付いている


テレサポジション
チート繋がり


なんて設定があったり……
アリサのクレイモアは縁の血の色をしてます



クレイモア面白いですよねぇ
テレサのチートが凄かった
タイトルはティアナが彼女ポジションだ!
  • 2009-08-16
  • 投稿者 : ルファイト
  • URL
  • 編集

[C521] 相変わらず、ここのなのは嬢に心を奪われまくりんぐです

ああ、なのは嬢はこれでもかというほど魔法少女やってますなぁ。
それでこそ高町なのは、主人公。
やられてもやられても倒れない、不屈っていうものの異常さは、アンデットとかの撃たれて足がもげたりしても近づいてくるそんな感じに似てますね。
もうほんとゾクゾクしてきます。さすがなのは嬢だ。
正直、ちょっとやそっとの覚悟じゃ、不屈は名乗れないとおもいます。正真正銘、不屈ってのは文字通り、何言われても、何があっても諦めないって、そういう事でしょうから。世界が壊れても諦めそうにないのがきっとなのは嬢。
うわ、ヤバイ、かっこよすぎて惚れそうです、いや、もう惚れてるんですけどね。
  • 2009-08-17
  • 投稿者 : TFJ,
  • URL
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[C523] コメントありがとうございまー

○ルファイトさん
 なんだかフェイトがやりたい放題。しかし縁の右腕って実は2本……
 しかしクロガネはクレイモアを飛び飛びにしか見ていないのですよ。

○TFJ,さん
 不屈=ゾンビ。ああ、確かにそんな感じです。そらフェイトも蒼くなる。
 決めたらその道一直線の、そんな人がクロガネは大好きです。まさに主人公……魔法少女物なのかは別として。
 惚れてもなのは嬢は嫁に行かせない。
  • 2009-08-18
  • 投稿者 : クロガネ
  • URL
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[C559]

おいィ?
アリサは縁を救うための鍵だろうが
壊れたって…え?積んだ?
このSSどうやってクリアすんの?

ヌヌネネヌヌネノ(ry
ダサTシャツが大好きです
それと毎回変わる個人携帯火器も楽しみにしています
ついに核まで出ました、もっとエスカレートするのでしょうか
私は軍オタ初心者らしく装甲車以下の兵器に詳しくないので
  • 2009-12-14
  • 投稿者 :
  • URL
  • 編集

[C567] コメントありがとうございまー

 詰んでません詰んでません。

 ヌヌネネヌヌネノヌヌネネヌヌネノ(ry
 裏話をしてしまうと、それらのTシャツは全てクロガネが持っているTシャツだったりする訳ですが。
 流石に核以上の携帯火器はありませんが、使用条件や環境によってはより強力な火器というのは沢山あったりします。むしろ核は歩兵にとって凄まじく使いにくいとしか。
  • 2009-12-17
  • 投稿者 : クロガネ
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Appendix

うぇぶ拍手

拍手になります。コメントもどうぞ。

4/6更新 リリカルなのは、短編と呼ぶべきかネタと呼ぶべきか考えた結果これはクロガネ式妄想劇と呼ぶべきなんじゃないのかなぁという曖昧な結論に落ち着きました、みたいなお礼ありです。

魔法の使えない魔法使いの魔法

注意事項!

プロローグ

第1章 『海鳴 縁という少女』
       
基礎情報 第1章終了時点
第2章 『悩み』
         
基礎情報 第2章終了時点
第3章 『誰が為の剣』
           
基礎情報 第3章終了時点
第4章 『教授』
           
基礎情報 第4章終了時点
第5章 『恋ですか?』
           
基礎情報 第5章終了時点
第6章 『切実な事情、迂闊な発言』
           
基礎情報 第6章終了時点
第7章 『縁と看視者』
           
基礎情報 第7章終了時点
第8章 『その言葉、届かない』
           
基礎情報 第8章終了時点
第9章 『失意』
               
基礎情報 第9章終了時点
第10章 『挫けぬ雷刃』
           
基礎情報 第10章終了時点
第11章 『届け、星の光!』
             
基礎情報 第11章終了時点
第12章 『祝福される騎士と風』
 
第13章 『アリサ・バニングスという少女』
第14章 『そして、日常』


本筋関係ないパラレル短編
           

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プロフィール

クロガネ

Author:クロガネ
 鉄と書いてクロガネ。文系の皮を被った理数系。人種差別主義。有神無宗派論者。白衣の天使。瞑想で一日潰したことがある。萌えにも燃えにも反応する。二次元より三次元の方が楽しいと思う。宇宙人未来人超能力者魔法使い等特殊な人間じゃなくて本当に良かったと思っている。変な人といわれる。仲間と言うのはチャレンジャーな人、友人と言うのは変わった人、知人と言うのは普通な人。
 これがクロガネ。
 とりあえずメールはこちら↓
kurogane951@yahoo.co.jp

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