つらつらと書いたり書かなかったり
クロガネの生存報告用のブログ。日記のように使ったりネタを出したり小説を少し書いてみたりしています。
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[C306] 誰かいたな
- 2008-10-10
- 編集
[C307] 戦闘力77か・・・
スカウター装備済み縁による各キャラの戦闘力の解析も聴いてみたい。
短編も好物ですが本編も待ってますよ~。
- 2008-10-11
- 編集
[C308] ヘルシー(hell sew)
- 2008-10-11
- 編集
[C309] コメントありがとうございマウス
同様に最低な特技を……バニーガール、バニーガールか……
本編然り、なのは嬢にとっては笑えない。
〇オサフネさん
体重云々はクロガネも理解できませんが、それを気にしている女の子って微笑ましいなと思うのですよ。
戦闘力の解析はなのは嬢によって禁止されております。
〇ミヅキさん
それでも気にしてしまうのが 「女の子」 な訳ですよ。
- 2008-10-11
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魔法の使えない魔法使いの魔法 短編その2 「戦慄の特技」
- ジャンル : 小説・文学
- スレッドテーマ : 自作小説(二次創作)
クドイ注意としては 『魔法の使えない魔法使いの魔法』 本編とはパラレルな世界と思ってください。
それがOKな方のみ ↓ からどうぞ。
登校時には既にテンションが最低値を下回っている状況で、漫画的表現ならば口から出て来ちゃいけないようなスピリチア的な何かがはみ出していて、弐号機ならば起動しませんとオペレーターが叫んでいる状態だった。
授業中は真面目に授業を受けているかと思いきや、突如として頭痛に見舞われたかの如く頭を抱え、陸に打ち上げられて酸欠で死にそうな鯛の如く奇妙奇怪な唸り声をあげながらかなり独創的な創作ダンスを披露し出す。
休み時間は深い深い日本の誇る新型深海艇でも水圧で潰れるくらいに深い溜息と共に席を立ち、声をかけようとした縁より早く教室を飛び出し、何故かグラウンドの400mトラックを鬼の形相で全力疾走。汗だくだくな状態で授業を受ける。
まあ、見る限り、アリサは変だった。
「アンスが変な状態になってしまった」
「ほほう、縁ちゃんが言う事を省略すると、アリサちゃんが変態になってしまったと言うんやな」
「へぇ―――縁、良い度胸してるじゃないの」
「ま、待つんだアンス、私はそういう意――ぐふっ、あ、アンス、食事中に腹部への打撃は危険ではないか――ぐぶっ」
昼休み。
流石にアリサの状態を案じた縁は、屋上で広げたシートの上で握り絞めて潰れているタマゴサンドを落さぬように持ち上げながらも、その身体は正座したままくにゃりと前に倒れていた。
戦慄するはやて。1歩間違えれば自分は縁と同じ末路を辿るのかと恐怖した。この場合この末路を辿るべきなのは縁ではなくはやての方なのだが。
「でもアリサ、今日は変だよ? どうかしたの?」
倒れ伏せる縁を気にしながらもフェイトはアリサに言葉をかけた。
純真な目を向けるフェイトの視線に、アリサはバツが悪そうに視線を逸らす。
「アリサにはいつも助けてもらってるから、何か悩みがあるなら相談に乗らせて?」
「私もアンスには助けてもらってる。何も出来ないかもしれないが、話くらいは聞けるはずだ」
更に言葉を続けるフェイトに、縁も身体を器用に起こしながらフェイトに続いた。タマゴサンドは既に潰れて、縁の右手はタマゴムースで素的な状態になっている。
あまりに真剣な2人に、アリサは少しじんっと来た。
ああ、良い友達だ。
少しだけ、本当に少しだけ感動のため涙目になったアリサを見て、はやてが一度肯く。
「うし、それじゃあ私は悩むアリサちゃんの為に消化に良い上に吸収も良い、めっさハイカロリーな海老フライを作ってあげたかはぁっ!」
弁当の蓋がはやての額を直撃した。
「はやて、もう1回言ってみて……口開いた瞬間に前歯へし折って、それで目ン玉突き刺してやるわ」
「んー! んんー!!」
更に流れるような動きではやての細い首をギリギリと右手で絞めながら、アリサの腹の底から響く怖い声にはやては顔を青くしながら口をしっかり閉じて首を振る。
やばい、冗談が通じない。
ふんっ、とアリサが不機嫌に鼻を鳴らしながら手を離し、ようやく開放されたはやては数回咳込んでから涙目をアリサに向ける。
「なんやもぅ……ちょっと肥えたからってアリサちゃん、そームキにならんで良い思うけどな」
「な――っ!?」
「分かり易過ぎやん。なー、なのはちゃん、すずかちゃん」
ブー垂れたはやての言葉にアリサは一瞬言葉を無くし、それが失態だったと即座に悟って口元を抑えるが時既に遅し。によ~、とはやてが不敵に笑うのが見えた。
まあ、そうだね、とすずか。
にゃはははは、となのは。
2人とも若干顔が赤い。
それに対してフェイトはきょとんとした表情を見せるが、遅れてアリサが何で悩んでいたのか理解し、同じく顔を赤くした。
「あ……あ、ああ、う、うん、それは、うん、重大だ」
まあ、それは女の子ならば誰しも悩む事である。
単にフェイトは元々の食が細い上に、管理局で消費するカロリーが半端ないので体重の事をあまり気に掛けなくてもいい生活を送っているので鈍くなっているだけであり、スタイルが気にならない訳ではない。
と言うか、フェイトの目にはアリサは別に太く見えない。むしろ出る所は膨らんで、凹むところはしっかり くびれている、そのままグラビアに行ってもおかしくはない体型に見える。
しかし、それでもアリサは――
「はは……良いのよ、好きなだけ憐れみゃ良いのよ……このところ体重計と格闘しないで怠けてた私が全部悪いのよ……ふふ、そうよ、太って肥えてデブったわよ……このまま行けば将来はぶくぶく太ったダルマの出来あがりになっちゃうのよ、ふふ、ふふふふ……」
かなり真面目に凹んで鬱っていた。
がくりとうなだれ、そして暗く笑うアリサにフェイトはかける言葉に迷う。
何を隠そう、フェイトは生まれてこの方ダイエットなど意識した事はない。むしろ以前は絶望的な痩せ方をしていて、指などは我ながら木の枝じゃなかろうかというくらいに痩せていたのだ。なので、今のアリサのような状況に陥った事はないし、想像も出来ない。
影を背負って呪いのような言葉をぶつぶつ呟くアリサにフェイトがかける言葉を必死に選んでいると、きょとんとした表情のままの縁が口を開いた。
「別にアンスの身長ならば、31.ろ――」
「きゃぅわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
ずびしーん!!!
アリサの全力スイングである張り手が縁の後頭部に直撃。縁に7340のダメージ。縁は撃沈した。
「な、なななななな何で縁が知ってるのよ!?」
「う、ぐ……むぅ………ぅ、そ、それ位ならば見て分かるじゃないか」
「分かんないわよ普通!」
「そうだろうか?」
「そうなのよ!」
「でも、140.2cmのアンスの身長に77のバストなど含めれば、むしろアンスは痩せが」
「にゅひゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
口は災いの元と言うべきなのか、風を裂くような音を響かせて放たれるアリサの拳は縁の脇腹にめり込み、流石の縁も悲鳴をあげる暇も潰れているタマゴサンドを気遣う暇もなく轟沈、ビニールシートにタマゴサンドが倒れる縁の身体に続いて叩きつけられた。
縁ちゃん、恐ろしい特技を……と呟くはやて。
苦笑いをして聞かなかったフリをするしかない フェイトとすずか。
そしてなのははもうすぐ食べ終わりそうな重箱のような弁当箱を見下ろしながら、冷や汗を顔中に浮かべながら ごくりと唾を呑む。
――もしかして私……ヤバい?
そんなある日の昼下がり。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
本編にもチラッと出てきたけど、縁のある種女性に対して悪夢を植え付ける最低な特技の応用編です。
甘いのが良かった?
うん、甘いのにならなかった。と言うか、体重計ネタで甘く出来ないよ……
5件のコメント
[C307] 戦闘力77か・・・
スカウター装備済み縁による各キャラの戦闘力の解析も聴いてみたい。
短編も好物ですが本編も待ってますよ~。
- 2008-10-11
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[C308] ヘルシー(hell sew)
- 2008-10-11
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[C309] コメントありがとうございマウス
同様に最低な特技を……バニーガール、バニーガールか……
本編然り、なのは嬢にとっては笑えない。
〇オサフネさん
体重云々はクロガネも理解できませんが、それを気にしている女の子って微笑ましいなと思うのですよ。
戦闘力の解析はなのは嬢によって禁止されております。
〇ミヅキさん
それでも気にしてしまうのが 「女の子」 な訳ですよ。
- 2008-10-11
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よし、なのはキャラ総バニーガール計画だ♪
明るい話はいいの~。
一部笑えない人がいるかもだが(笑)