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なんぞこれ 3

――――――――――――
    メモ
――――――――――――
 なのはとユーノ。
 二人は親友(現段階)。
 地の文を削る練習。
 当然のように無限書庫オチ。
「あ、ユーノ君」
 かなり遅い昼食を食べに食堂へと歩いている途中、後ろから小走りで走ってくる足音と共に幼なじみの声がした。
 振り返ると、すぐ後ろまで来ていたなのはの姿。
「やぁなのは、こんにちは」
「こんにちは。ユーノ君、もしかして今からご飯?」
 何か嬉しいことがあったのか、にこやかな笑顔のなのはに対し、自然とユーノも笑顔になる。
「うん、なかなか仕事が片付かなくってね。なのはも?」
「にゃはは、私も同じく。一緒に行こう」
「そうだね」
 それだけで話はまとまり、自然と二人は並んで歩き始める。
 今の時刻は昼食よりもむしろおやつの時間である。何だかんだでなのはも忙しいのだなと、ユーノは少しだけ苦笑を浮かべる。
「なんだか、ユーノ君とこうやって歩くのって久しぶりだよね」
「そうだっけ?」
「そうなの。ユーノ君、最近付き合い悪いもん」
「あはは、ごめんごめん。ついつい仕事にかまけちゃうんだよね、前からの悪い癖なんだ」
「……ぶー」
 そんな軽口を言いながら歩くと、ふいになのはが手を鳴らした。
「ね、手、繋ごう」
 ほら、何かまた言い出した。
 随分と突然な提案に、ユーノはきょとんとした顔をしてしまう。
「いきなりだね、どうしたの?」
「ううん。ほら、手を繋ぐって仲良しの証拠だし」
 にこにこと言葉を続けるなのはに、そういうものなのだろうかとユーノは頭の中に疑問符を浮かべる。
 元々なのはとユーノは異世界人同士である。生まれた時から受けてきた教育も風土も違うので、やはり考えの違いというのはどうしてもある。今までだってなのはとの常識の食い違いというのは少なからずあったので、今回もそういう類の事なのかと頭の中で勝手に答えを出した。
 そうユーノが考えている間に、なのはは手を出してくる。
「はい♪」
 それもにこやかに、嬉しそうに。
 悪い気はしなかった。
 しょうがないな、とユーノは再び小さく苦笑を浮かべ。
「それじゃぁエスコートしますよ、お姫様」
 その差し出された手を、握った。

 指を絡めるようにして。

 差し出されたなのはの手に、ユーノは自分の手を重ねてから指を絡めてきたのだ。
 ぴくっと思わずなのはの肩が跳ねたことに気がつく事なく、ユーノは繋いだまま手を下ろしてなのはに笑顔を向ける。
 さっきよりも近い。しかも、指を絡める握り方のせいで腕を組んでいるに近い格好となり、必然的に身体の密着する範囲は広くなる。
「――ぅ」
「さ、行こうか」
 そんな事を気にした様子もないユーノは、あくまで自然に歩き始めた。
 なのはの方は自分の顔が赤くなっていないかが気になって仕方がない。というか顔が熱い。実際になのはの顔はほんのりと赤に染まっていた。
「……ユーノくん、なんか手馴れてる」
「え、何が?」
「な、なんでもない」
 小さな呟きを聞き逃したユーノは思わず聞き返すも、なのはは慌てて首を振ってくる。
 そう? とユーノは首を傾げ、再び前に向き直る。
 指を絡める手の繋ぎ方。腕を組むような手の繋ぎ方。
 確か、俗に恋人つなぎとか、言った気がする。
「ね、ねぇ、ユーノくん」
「うん?」
 名前を呼ばれて横を向くと、少し顔の赤いなのは。
「ちょっと、ゆっくり歩こう?」
 すり寄るように、なのはの頭がユーノの肩に乗せられた。
 今日は、随分と甘えん坊のようである。
 小さく笑いながら、ユーノは優しく言葉を返す。

「うん、そうだね。もう少しゆっくり、なのはと一緒にいたいしね」







「そう言えば、なのはずっと顔赤かったけど、風邪だったのかなぁ?」
 ふと、仕事をしながら漏らしたユーノの呟きに対して、無限書庫の仲間の反応は大変冷たいものだった。
「ちくしょう! ちくしょう!」
「なんなんだこの天然はっ!」
「砂糖食ってろよっ! もう砂糖主食にしろよっ!」
「リア充! リア充!」
「無限書庫の幸せ全部吸収してんじゃねぇよ!」
「つかもう結婚しろよっ!」
「そこまでいって友達とかありえねぇだろ常識!」
「香典は全部硬貨を叩きつけてやる!」
「香典じゃないから!」
「塩かけろ! 誰か司書長に塩ぶちまけろっ!!」



―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 ユーノ君に他意はない。
 なのは嬢にも他意はない。
 サブタイトル 「フェイト様が見ている」
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4/6更新 リリカルなのは、短編と呼ぶべきかネタと呼ぶべきか考えた結果これはクロガネ式妄想劇と呼ぶべきなんじゃないのかなぁという曖昧な結論に落ち着きました、みたいなお礼ありです。

魔法の使えない魔法使いの魔法

注意事項!

プロローグ

第1章 『海鳴 縁という少女』
       
基礎情報 第1章終了時点
第2章 『悩み』
         
基礎情報 第2章終了時点
第3章 『誰が為の剣』
           
基礎情報 第3章終了時点
第4章 『教授』
           
基礎情報 第4章終了時点
第5章 『恋ですか?』
           
基礎情報 第5章終了時点
第6章 『切実な事情、迂闊な発言』
           
基礎情報 第6章終了時点
第7章 『縁と看視者』
           
基礎情報 第7章終了時点
第8章 『その言葉、届かない』
           
基礎情報 第8章終了時点
第9章 『失意』
               
基礎情報 第9章終了時点
第10章 『挫けぬ雷刃』
           
基礎情報 第10章終了時点
第11章 『届け、星の光!』
             
基礎情報 第11章終了時点
第12章 『祝福される騎士と風』
 
第13章 『アリサ・バニングスという少女』
第14章 『そして、日常』


本筋関係ないパラレル短編
           

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クロガネ

Author:クロガネ
 鉄と書いてクロガネ。文系の皮を被った理数系。人種差別主義。有神無宗派論者。白衣の天使。瞑想で一日潰したことがある。萌えにも燃えにも反応する。二次元より三次元の方が楽しいと思う。宇宙人未来人超能力者魔法使い等特殊な人間じゃなくて本当に良かったと思っている。変な人といわれる。仲間と言うのはチャレンジャーな人、友人と言うのは変わった人、知人と言うのは普通な人。
 これがクロガネ。
 とりあえずメールはこちら↓
kurogane951@yahoo.co.jp

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