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[C690]

今の時間帯からこんばんわーです。ひつまぶしです
リア充なんだから爆発してよ。や、自分もですが

さて、せっかく読みながら感想を考えてたのにあとがき的なところですべて吹っ飛びました
どうでもいいことはグダグダ言わないで、その子とユーノ君に黙祷を捧げます。二人とも、安らかに眠ってくれ…
  • 2010-09-20
  • 投稿者 : ひつまぶし
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[C691] ぬわぁ

後書き読んだら本編の内容が吹っ飛んで読み直すことに。
重いよ!リアルで重いんだよ!!
  • 2010-09-21
  • 投稿者 : ぽりん
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[C692] ↑ちょwwユーノさんは死んでねぇっす

本編の鬱が終わったらあとがきが鬱傾向です。

日本の風習たる死亡フラグがクロノ君にだとかリア充は爆ぜるべきだとか。

自分とかがどーしよーもなく日々だらだら生きてるのにもっと生きるべき人が死んだり、既に亡くなってたりとか聞くとホントなんでなんだろーなー・・といった気分になります。精一杯生きなきゃなーとも。

黙祷。
  • 2010-09-21
  • 投稿者 : 生魚
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[C693] クロガネの知る最大級の親不孝 「親より早く死ぬ」

 職業柄良くある事なのであまり気にしてなかったけど、そうか、欝なのか、これ。

○ひつまぶしさん
 リア充でも爆発しないよ!
 ユーノ君死んでない件。

○ぽりんさん
 仲良くなった人が結局死んじゃうと、慣れててもやはり落ち込みますね、うん。患者と仲良くしないようにしようと思っても生来のフレンドリー気質、気付けば仲良くなっているという悪循環……

○生魚さん
 そう、ユーノ君死んでない。夜天のお姫様が白馬(青い大型犬)に乗って颯爽と現われました。
  人間、産まれた事に意味はない。死ぬときに、有意義な一生だったと、そう思える生き方に意味がある。人の生き死に見てると、そう思う。
  • 2010-09-21
  • 投稿者 : クロガネ
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[C694] あとがきが…

これはあれですか。
作品がリアルに影響され鬱度が加速しますよ。と仰ってるのか…
  • 2010-09-22
  • 投稿者 : 理事長
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[C695] あっはっは

○理事長さん
 まさかまさか、この作品の鬱は一先ず終了だと言ったじゃありませんか、あっはっは。
  • 2010-09-24
  • 投稿者 : クロガネ
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[C696] 倫理や常識は、時代と人が決めた物

ユーノの敗因は「自分の回りの一般的な常識・倫理」にこだわり過ぎたこと。今の世の中「人を殺してはいけない」というのが普通ですが、外国にいったらそんなのは通用しませんし、今では異常とされてるような行為も、昔は正義だったのわけですからね。人が百人いりゃ百人の考え方はそりゃ違うさ。

対してアステマはどこまでも「自由」なだけで、別に咎められる事は無いんですよね、言ってる事は至極正論です。社会の中では「自由」に生きようとすると排除・疎外されるものですが、それが問題にならないのであれば、自己責任でOKですもの。 私は今の会社で「自分」を意識して過ごしていたら、社内イジメみたいな状態になって苦しんでる状態、アステマみたいな生き方にはいっそ憧れますよ。
  • 2010-09-26
  • 投稿者 : ミヅキ
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[C697] 江戸時代の成人は大体13歳~15歳。もっともっと昔は、ここのなのは嬢の年齢なら既に大人扱い。

○ミヅキさん
 人を殺すな、という常識を持ち出されたら、クロガネ達は手術で助けられなくて見殺しに何回もしてるし、中絶という人殺しを何回もしている件。人を切り刻んだり縫い合わせたりする仕事してんだし。
 アステマは基本的に極度な自己中心の心理があります。かなりの年寄りですからね、100歳の方を見てもケツの青い餓鬼くらいにしか思っていないのですよ。

 ……某・自由も、そういう意味では実に自由でしたな。作中でもリアルでも叩かれても問題なしでしたし、特に死の方は。
  • 2010-09-27
  • 投稿者 : クロガネ
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魔法の使えない魔法使いの魔法 66

第11章――第4節
――降り立った地―――



 戦いは数である。
 装備が一世代劣っていても、兵士の数が3倍あればまず負けない。そんな話だ。
 20体のドールタイプに追い回され、ユーノは身体中から冷や汗を流していた。
 轟音を鳴らしながらドリルアームで地面ごとブチ抜こうと殴りつけてくるドールタイプ、トゥーハンドソードにてザクザクと刺してくるドールタイプ、そのゴツい鎧姿には似合わぬクレセントアックスを全力で振り下ろしてくるドールタイプ、騎兵用のランスを振り回すドールタイプ、仲間が居ようと構うことなく魔力砲を撃ち込んでくる大砲を背負ったドールタイプ、実に様々な武器と戦法を使って殺しにかかってくる。ウォーハンマーを叩き込んできた時にラウンドシールドで防いだが、何故かヴィータに襲いかかられた時のことを思い出した。走馬燈かと思った。
 フェレットの姿で草原を駆け抜け、目の前に鎧の足。
「うわっ!」
 咄嗟に左に転がる。
 わずかに遅れ、ユーノがいたその位置に槍が突き刺さる。串刺しはごめんである。
 転がった先で鎧がガシャンと鳴る音が。
「だぁっ!?」
 跳ぶかのようにダッシュで逃げる。
 尻尾の毛をカタールをそのまま大きくしたようなものが掠めた。これは怖い。
 ガシャン、ガシャン、と四方八方から草むらに隠れるユーノを探すドールタイプの足音が。
「うわわわわわわ……」
 回る、回る、逃げ回る。
 魔力の流れを鼻で感じ、慌てて草むらにポカリとあった巣跡のような穴に跳び込むと、頭の上ギリギリを緑色をした魔力砲が通過する。
 元々フェレットのような動物への変身魔法は遺跡発掘時に使用する魔法で、魔力の回復を早めたり細い道を通る以外に、落盤やトラップの存在を敏感に感じ取るのに長けている。そして面積が人間よりも圧倒的に小さいので、小さなバリアやシールドの防御魔法で十分に身を守れるし、しかも展開範囲を小さい分硬くするように改良できるので生存率は人間の姿の比ではない。
 これはこの姿でひたすら逃げ回るしかない。冷静な自分がそう呟くのだが、ユーノとしてはそうだねと賛成できるものではない。
 なにせ。
「どうした? 私はもう帰っていいか?」
 そう、自分はアステマの足を止めるという使命があるのだから。
 足止めをする最低時間はとっくにクリアしているのだから、これ以上無理に粘る必要はないのだが、それでもアステマの足止めをする時間が長くなれば長くなるだけなのはの生存率が上がるのだと思うと、もう一踏ん張り、いや二踏ん張り必要だと俄然やる気が出てしまう。
 行かせるかと言わんばかりに穴から跳び出す。
 目の前にサリッサを構えているドールタイプ。何というタイミング、神様の馬鹿野郎。
 串刺しにせんと繰り出されるサリッサをひらりと避け、逆にそのサリッサの上に着地する。小さな目標に対して点を狙った攻撃とは片腹痛い、主に掠めた片腹が本当に痛い、地味に痛い。
「チェーンバインド!」
 とんっ、とサリッサを蹴り宙を舞い――そのすぐ後に地面から4本、緑に光る鎖がドールタイプの身体に、腕に、首に、サリッサに絡みつく。
 飛行魔法を2秒かけ、ドールタイプの頭の上を飛び越え、そのまま地面に着地。着地と同じタイミングでドールタイプが膝をついた。それだけ体勢を崩せば十分。
 グレートソードを振り上げたドールタイプが、ガシャンガシャンと盛大な音と共に迫り来る。その巨大な剣がよくお似合いで。
 ユーノはプロテクションを組み上げ、展開。
 同時に斜め前に跳び、いつの間にやら真後ろから繰り出されたパルチザンの一撃を避ける。この格好の時、そう簡単に不意打ちをもらうことはない。
 目の前に迫ったドールタイプが、そのクレイモアをまっすぐに振り下ろしてくる。
 まっすぐだ。
 シグナムのように手数があり、なおかつ途中で90度近く剣筋が変化するという反則の手はなく、単純にまっすぐの剣筋しかない。更に言えば臨機応変さには欠けるのか、クレイモアの刃の部分で相手を斬るという頭しかないようで、その広い面の部分を活用してハエ叩きの要領で叩き潰すという戦法がない。
 更に前に跳ぶ。
 クレイモアはユーノのプロテクションを強かに打ち、破りこそ出来ないがユーノの小さな身体は簡単に弾かれ宙を舞い。
 そのドールタイプの脚が、魔力砲により吹き飛ばされる。
 後ろから狙われていたのは、とっくに気づいていた。
 くるんと空中で体制を立て直し、宙を舞ったユーノを切り捨てようとして繰り出されていたブローバの上に着地する。ヌルいヌルい。
 アステマが見えた。
 ドールタイプの群の外、腕を組んで冷たい目線を投げかけていた。
「あなたはっ!」
 言葉が口をついて出た。
 その言葉は意外と強い口調になっていて。
「こんなことをして、良いと思ってるんですか!?」
 別に、そういうことを聞こうとは、思ってなかったのに。
 アステマの眉が、わずかに跳ねた。
「人を殺して、殺して、復讐をして、それで後に何が残ると!」
 跳んで、飛んで、ドールタイプを蹴りとばし、アステマに向かって一気に跳ねる。蹴ったドールタイプの頭がウォーハンマーで叩き壊されたのが視界の端で見えた。
 アステマは言葉の割には転送魔法を用意していたり逃げる準備をすることなく、腕を組んで軽くため息を一つ。
「つまらん事を……」
「なっ!?」
 呆れたようなその一言に、ユーノの頭に一瞬血が上る。
 いや駄目だ、冷静になれ。
 心が熱いのは大いに結構だが、頭を熱くしては痛いだけでは済まない目に遭う。生まれて初めて遺跡に潜った際、しっかりと言って聞かされた鉄則である。
 草原に着地した瞬間に、ユーノは即座に左へ跳ぶ。跳んだ同時にその地面を斬馬刀が抉り斬る。冷静さを欠けば、喰らう。
 そもそも小動物の形態は危機察知能力が非常に優れている反面、ダメージを負った際に致命傷になる確率が圧倒的に高い。人間ならばかすり傷で済むレベルが出血多量になるのだ。この状況ならば避けるか死ぬかの二択しかないだろう。生きて帰れたら、ソニックフォームは正気の沙汰じゃないと言ってしまったことをフェイトに謝った方が良いだろう。
 相手の良心や情に訴えるのでは駄目だ。それが通用するならば、こんな大虐殺は最初から起きている訳がない。
 言葉では彼女を止めることは出来ないだろう。そう思う反面、こんな事件の一端を担っているアステマに対して、言いたいことは山程ある。
「縁は別に何か残したいから復讐しているのではない。そもそも、復讐は手段ではない、復讐そのものが目的だ。手段と目的を履き違えているぞ」
「その子の話じゃなくて、あなたの話だ!」
「うん?」
 アステマに向かい全力ダッシュで駆けながらとばした言葉に、アステマが一瞬だけ眉をしかめる。
 ドールタイプが鬱陶しい。アステマは近く、動きもしないが、襲いかかってくるドールタイプの壁が厚い。
「あなたが管理局を憎んでいるのは分かります! あなたの故郷が管理局のせいで滅ぼされて、それで長い時を生きる呪いをかけられて、管理局を憎んで復讐しようというのは、確かに当然だと思います! でもっ!」

「別に憎んではいないが?」

 さらっと、ホザきやがる。
「……は?」
「管理局は嫌いだが、別に復讐したいほど憎んではいない。地球で生きる分においては、別に管理局は関係ないからな。美味い飯を食っている方が、余程良い」
 実に淡々と言ってくれる。
 一瞬白くなりかけた思考を無理矢理引き戻し、真横から一直線に迫ってきた魔力砲をプロテクションで受け止め、ついでに逸らして背後から迫っていたドールタイプにぶつけておく。
 管理局を崩壊まで追い込んでおきながら、この態度。
「第一、私の故郷が滅ぼされたことで私が管理局を憎んでいたとして、それで管理局を滅ぼしてしまったら、私はその憎い管理局と同じ事をしているではないか。本末転倒だ。それに、今時は復讐には武力よりもメディアの時代だ。もっとスマートかつ生き地獄を味あわせるのが今時の復讐だそうだ。時代に取り残されてないか?」
 淡々と、実に淡々と、小馬鹿にする風もなく、むしろ若干心配するような視線を向けられた。
 何だそれは、何だそれは。
 復讐じゃない? これだけの大量殺戮の片棒を担いで、復讐じゃない?
「だったら何で、こんな事をするんですかっ!?」
「縁の手伝いだ、ただのな」
 迷いなく返された。
 手伝い? これほどの事をして、手伝い?
 たったそれだけの動機だとでも言うのか。手伝いと、たったそれだけの動機で人を殺すのか。
 これだけの惨事を、手伝いと言うだけで出来るのか。
 一瞬、次の言葉が出なかった。
 その間にも牙を剥いた魔力砲を防ぎ、ドールタイプの合間をすり抜けるかのように駆ける。
「っ、止めるべきじゃないんですかっ! こんな事をしてはいけないと、あなたが止めるべきではっ!」
「縁には泣き寝入りしろと言うのか? 魔導師を傷つけず、お前が泣いて引っ込めば、お前以外の奴らは幸せだからと諭すのか? 馬鹿か」
「メディアはどうしたんですかっ!?」
「縁が恨んでいるのも管理局じゃない、魔導師だ。どうも管理局は自意識過剰ではないか?」
 冷静に、淡々と。
 海鳴 縁の為であると。
 これが本当に、縁という子の為であると思っているのか。
 ドールタイプが刺し殺さんと突いてきたランスを軽く避けながら、ユーノは強く奥歯を噛みしめた。
「あなたも、魔導師なのにっ!」
 体系こそまるで違うが、縁という子が憎んでる同じ魔導師なのに。
 無意識に近く口から突いて出た言葉に、何故かアステマが小さく笑う。
「だから、縁の傍にいるのだよ」
 意味が分からない。
 死にたがりの台詞のようにも思える。
 走って、避けて、駆け抜けて、距離はアステマに迫っていくのに理解はどんどん遠ざかる。目の前の女が何を考えているのか、ユーノには全く持って分からない。
 長く時を生きた者は、こうまで理解の外に立つのだろうか。死ねない身体で己の命が軽くなる分、こうまで他人の命を軽んじることが出来るのか。人の手伝い程度の感覚で、簡単に他人を殺せてしまうのか。
 こんなに、言葉が通じても話が通じない者に、なってしまうのか。
「そんな理由で、あなたはっ!!」
 目の前を遮ったドールタイプが振り下ろすランスを跳び避け、さらにはその上を駆け上がり、跳んで頭を蹴ってさらに跳び、アステマが目の前に。
 言葉だけでは、止められない。
 目の前の女は、言葉だけで止められるとは思えない。
 説得が無駄だとか、そんなことを言うつもりは毛頭ないが、少なくともアステマは言葉だけで止まらないだろう。止められるならば、そもそもこんな凶行に走るはずがない。
 ストラグルバインドは構築に時間がかかる。動きを封じる力は弱くとも、構築・発動が素早く行えるリングバインドを選択。バインドで動きを完全に封じることは出来ないと分かったが、それでも攻撃魔法で足を止めるよりも時間稼ぎが出来るということは確かだ。単に永続した拘束が出来ないだけだ。
 アステマに飛びかかりながら即座にリングバインドの構築を行い、その手足にめがけて発動しようとした瞬間、アステマの眉が軽くよる。
「ほぉ……そんな理由?」
 その、よく通る呟き声に、毛が逆立った。
 ぶわりと全身の毛が逆立ったのは、それはきっと気のせいではない。
 小さく呟いたその声は変わらず淡々とした響きがあったが、何故かユーノの本能を叩く声だった。主に生存するための本能を。
 リングバインド、いいや発動させる暇などない。何故? そんなの知るか。逃げろ、避けろ。本能がユーノに提示する選択肢はその二択。何から逃げて何を避けるのかも分からないが。
 ただ、アステマの目が、ヤバ

「理由が足りるか足らぬか、貴様が決めるのか餓鬼がっ!!」

 突然の怒声。
 淡々としていた喋り方から突如として一転し、さらには飛びかかったユーノを捕まえるかのように右手が伸ばされる。いいや伸ばされると言うよりも、突如としてユーノの目の前にアステマの手が出現したと言った方が正しいくらいの速度であった。
 避ける。こっちは空中だ。身を捻る。間に合わない。シールド。間に合うはずがない。駄目だ詰んだ。そもそも予備動作が限りなくゼロに近いそれに対応できる訳がなく。

 熱っ!?

 それがアステマの手に捕まった第一感想。
 自分の骨が砕ける音と、肉が潰れる音が、身体の中から耳に伝わってきた。人間よりも脆いこの身体は、肉体強化なしのアステマの素の腕力でも十分に握り殺されてしまう。
 内蔵が、飛び出しそうになる。
 眼球が、出そう。
 血の味がした。吐血。
「ぁが!!!?」
 潰される。
 殺される。
 握り潰される。
 殺される。
 死ぬ。
 血液が沸騰しそうな感覚。脳が沸きそう。
「優しい言葉の恩が、慕ってくれた義が、理由に足らぬとでも言うのかっ! 世界を相手に回すには足らぬとでも言うのかっ!」
 鋭い怒声が、身体に響く。握り潰さんとするその手を伝い、小さなユーノの身体全てが振動しているかのように感じた。
 一転した態度の理由を考えている暇などない。いやそもそも考える余裕がない。沸騰した湯に沈められたかのような痛みに、思考がまるで働かない。
 みぢ、と嫌な音が聞こえた。耳からではない。身体が直接鳴った。死の音だ。
 頭の中に、ちらりと一人の少女の顔が浮かんだ。
 日本で死に際には走馬灯を見るという話を聞いたことがあるのだが、嘘じゃないか。人生を振り返るよりも、その少女の顔が浮かぶとは。
 視界が点滅し始めた。白く、黒く、歪んで。
 片手でユーノを握り殺そうとしているアステマの顔が、点滅する視界に映る。
「相手を理解する気もない餓鬼が、ごちゃごちゃと他人の言葉を……うん?」
 ふと、締め付けるアステマの手が緩んだ。
 ごほっと血の混じった咳を吹き出し、遅れて足りなくなっていた酸素をかき集めるかのように息を吸う。吸う。吸う。過呼吸気味になって息が荒くなる。
 点滅していた視界がゆっくりと戻っていく。
 アステマは、ユーノに顔を向けていなかった。
 まるで空を見上げるかのように、明後日の方向へと顔を向けて眉を寄せている。睨むような鋭い目つきではない。
「……アリサ・バニングス?」
 聞き覚えのある名前が、出てきた。
 何故そこで、アリサの名前が出たよ。というか、何故アリサを知っているのか。事情をよく知らないユーノからしたら、アステマとアリサが知り合いであるという方が驚きである。
「そうか、来たか。随分遅かったな」
 そう呟くと同時、まるで子供が興味の失せたおもちゃを投げ捨てるかのように無造作に、握り潰しかけていたユーノをぽいっと投げ出した。
 草むらにユーノの身体がぼてりと落ちる。叩きつけられた身体が痛くなるはずなのに、その前に潰されそうになって身体中をそれ以上に痛めてしまったせいなのか、衝撃が走ったことは理解できたものの痛みはまるで感じられない。
 ごほっ、と咳をする。血を吐く。
 これは駄目だ。やっぱり死ぬな。
 治癒魔法を組み上げようにも集中できない。身体中が痛い、というよりもむしろ熱い。
 ふむ、と鼻を鳴らした後、アステマが力なく草むらに横たわるユーノを見下ろす。トドメでも来るのだろうか。
 しかし、アステマはユーノへ近寄ることもなく、足元から魔法陣を出現させる。
 平面の魔法陣ではなく、球体に展開される3次元式の魔法陣。

「……誰かを説得するならな、自分の言葉でものを言え。教科書の言葉を並べているだけでは、心の底に届かんぞ、ユーノ・スクライア」

 捨てる台詞はそれだけで。
 言い終わるが早いか、消えた、その場から。
 ――転送? 僕をこのままで?
 組み立てられたあの術式は転送魔法だったのか。だとしても、何故自分にトドメをさす事なく去ったのだろうか、とユーノは掠れる思考の中で疑問を抱くが、それの答えかのように足音が近付いてきた。
 なるほど、これは死ぬ。
 迫り群がる鎧の足音。ドールタイプの足音だ。
 ああそうだ、そういえばいたな、ドールタイプ。色んな武器を持ってわんさかと。
 顔を草むらから上げるまでもなく、ユーノは小さく笑った。
 時間はどれだけ稼げたか。そればかりが気になった。
 予定よりは足を止められたが、なのはは無事に看視者を、エニシとかいう少女を止められたのだろうか。
 まぁ、いい。
 自分は自分の役目を果たせた。
 流石に骨が折れたが、いいやリアルに骨を大量に折った気がするが、前線のスキルが絶望的な自分がよく囮を果たせたものだ。
 なんだか、眠くなってきた。












「こらこらこらこら、なのはちゃんの未来の旦那 (笑) を殺ろうたぁ、ええ度胸やないか鎧野郎」
「主はやて、仮です、笑いではありません」













 銃火器が全てにおいて魔法に勝っていると自惚れはしないが、少なくとも攻撃に関して魔法に勝っている点はいくつもある。それは魔法に比べて才能の有無にあまり左右されることなく一定の威力を保持できる点、残攻撃回数を容易に確認できる点、全ての魔法が魔力というエネルギーを消耗するのとは違い銃器はそれぞれに一定の弾丸を保有することが出来る点、などなど。あげればきりがない。もちろん、銃火器よりも魔法の方が勝っている点を上げるならば、残念ながら攻撃に関してと絞ったとしても銃火器が勝っている点よりも圧倒的に多いのは確かだ。それに銃火器が勝っている点でさえ、魔導師の鍛錬や工夫次第によっては十分に覆すことが出来る。
 だが、例え魔導師がどれほどの鍛練を積もうと、工夫を凝らそうと、決して覆ることのない銃火器の長所がある。
 早さだ。
 弾丸の速さではない。
 発射までの早さだ。
 反応が早いストレージデバイスでさえ、銃火器のそれに勝ることは決してない。あるはずがない。
 術式を選択、魔力を流す、構築、発射。どれだけ早くやろうとも、どれだけ熟練の魔導師であろうとも、この4つの行程が省かれることはない。
 だが銃火器は、酷い話だがトリガーさえ引けば弾丸が出てくる。機械的な仕組みのそれは、トリガーを引いてから弾丸が飛び出るまでタイムラグがほとんどない。あえて言うならば、火薬が爆発して急激に膨張するその時間がかかるくらいか。
 よーい、どん、という合図の下に魔導師とガンマンが早撃ち対決をしたとしたら、魔導師が勝てる確率は万に一つもない。魔導師が魔法陣を出現させている頃には、ガンマンは既に的を撃ち落としている。それくらいの差がある。
 故に、故にだ。
 もしも仮に、魔導師とガンマンが早撃ち対決をし、魔導師が勝つにはどうしたらよいか。
 答えは一つしかない。

 よーい、どん、という合図よりも前に、魔導師が魔法の準備をするしかない。

「レアスキルっすか、何のことやら」
「うぜぇ」
「……うぜぇって、結構傷つくんっすけど」
「それに関しちゃ同感だ。俺も縁に 『うざい』 とか言われると正直かなり凹むしな、ご飯を水なしで炊飯器のスイッチ入れるくらいには」
 ならば、銃を撃ったその瞬間に、その銃弾の軌道に対応するバリアやシールドを展開できるガンザは、何らかの先読みを行っているのは間違いようのないことだ。あの小型のバリア、ピンポイントバリアと言ったか、あれが如何に簡素な術式かつ高速起動に特化していようとも、そして恋慈とガンザの距離が30mあろうとも、トリガーを引いたのを見てからそのピンポイントバリアを構築し始めては遅いのだ。遅過ぎるのだ。
 撃った銃弾をギリギリとは言えど当然の如く避けるガンザに、恋慈は即座に両手の獲物をリリース。
 するとどうだ、まるでそのタイミングを狙っていたかのように、いいや、むしろ銃を戻すタイミングを先読みしていたかのように、ガンザが樹の枝を蹴り跳びかかってくる。
 その距離5m。近い。
 しかし恋慈は即座にポケットより1枚のカードを引き抜き、後ろに跳ぶ。
「ああもうっ、ちょこまかとっ!」
「縁にゃ猿かゴキブリのようだと誉められてるぜっ!!」
「貶されてるっすね!?」
 01にてピンポイントバリアを展開し、それを蹴って更に詰め寄り、02にてフォトンバレットを構築、恋慈の胸を狙って即座に撃ち込んでくる。
 2つの魔法を同時に構築、展開。しかも真逆と言ってもいい別種の魔法である。これは前線魔導師の基本スキル、マルチタクスでも、平行して考えられる量が多いということだ。まだ若い少年だというのに、基本を軽んじずしっかり詰んできた証拠か。伊達にストレージのデバイスを2本使用している訳ではないらしい。
 撃ち込まれる赤い弾丸を、恋慈はカードから展開したそれで切り払う。決して脆弱な構築ではないはずのフォトンバレットが、一発で霞と消えた。
 切り払った弾丸が、重い。
 胸を狙っている時点で分かりきっていることなのだが、今のフォトンバレット、対物破壊の設定だ。まぁ、縁から無制限に魔力供給がある恋慈に魔力ダメージのみの設定の弾丸では、それで昏倒させるのは難しい話であるから当然か。
 樹の枝に着地し、迫るガンザに向かって恋慈は自分の体勢を立て直すよりも早くカードから展開したそれを構えた。

 刃渡り90cm程の、飾りっ気のない無骨な西洋剣。

 その西洋剣、ガンザには見覚えがある。記録で見た。
 ヴィータにトドメを刺した剣だ。文字通り、頭に刺した。
 その刃渡りからロングソードと呼ばれるその剣は、こんな周りの枝葉の多い場所では振り回し辛い一品だろうに。鍔迫り合いになったら確かに押し負けるが、周りの障害物に当たらないように気をつけなくてはいけない長物とは違い、こちらと1mちょっとのデバイスという名の鈍器。しかもその半ばを持っているので長さは短めに押さえガンガン振り回せる。更に言えば2本持ち。1本対2本で、単純に言えば相手に2倍叩き込め、しかも相手は振り回し辛い。普通に考えれば武器の選択ミスだろう。
 それでも、その西洋剣を選んだからには何らかの理由があると思っていい。
 ガンザが樹に降り立つ。恋慈と同じその樹の枝に。
 詰めた。完全に。
 接近戦の射程内。銃使いには明らかに不利な間合い。
 それでも恋慈は跳んで距離をとることなく、ガンザの脳天めがけ唐竹をぶち込んできた。クロスレンジの戦いは恋慈だって望むところである。
 真上から降り下ろされる剣を、ガンザは01にて防ぎ、力を受け流しつつ左へと払う。
 01ごと両断されるという心配はなかった。ヴィータのフィールド防御こそ貫いたが、デバイスを一刀両断するのはシグナム並の腕が必要である。残念ながら、恋慈には昔なのはの 『お誘い』 の模擬戦で戦ったことのある、どこか生き生きとした表情で半分以上殺す気で猛烈な斬撃の嵐を叩き込んできたバトルジャンキー・シグナムのような腕があるようには思えない。と言うか、西洋剣は相手を叩き潰す剣だ。日本刀のように相手を両断すること前提の代物ではない。
 剣を払い、同時にがら空きになった恋慈の左脇腹へ02を振るう。
「ぬう゛ぉっ」
 直撃。
 避ける暇もない。ガンザのデバイス、02が強かに恋慈の左脇腹を捉えていた。
 初めての有効打。これを逃す訳にはいかない。
 このまま畳み込まんと払った01を恋慈の右脇めがけ引き戻す。
「いいっ!?」
 良い手応え。
 確かに銃使いが剣を握るのは意外性があるが、結局それだけだ。腕がない。手の内さえ把握しておけば、対処など簡単である。
 更に1歩前に踏み込み。
「そいっ!」
「なっ!」
 頭突き。
 もとより恋慈とガンザは青年と少年だ。身長が違う。そしてその身長の違いから、ガンザの頭突きが恋慈の鳩尾へと見事に突き刺さる。
「ぐ、洒落に――っ」
「戦争は最初から洒落じゃ済まねぇっすよ!」
 続いて頭突きの姿勢で若干引き戻された01と02により、恋慈の両肩の付け根を突きとばす。
 連撃だから攻撃が軽く、恋慈が剣を落とすまでには至らない。体格差もある。一撃で相手の意識を刈り取るならば急所を狙うしかないが、恋慈も易々とそれを許すはずもない。だが、肉体へのダメージは確実に蓄積できる。
 恋慈が体勢を立て直すよりも早く、ここは更に畳みかけてやろうとして

 ぞくり、と “悪寒が走る”。

 その悪寒に突き動かされたかのように、ガンザは身を屈め。

 炸裂音。

 ガンザのつんつん頭の髪を掠め、何かが超高速で通過した。
 考えるまでもない、銃弾だ。
 しかも目の前、恋慈の方から。
 恋慈の手にはしっかりと剣が握られており、デリンジャーのような銃もない。
 どっから撃ってきた!?
「こんな至近距離からも “察知” ね。だけどっ!」
 恋慈の膝蹴りが、ガンザの顔めがけて襲いかかる。
 距離を詰め、鳩尾に頭突きし、その体勢から更に身を屈めたのだ。恋慈の膝など、すぐそこの訳で。
 反射的に顔を逸らして避けようとするが間に合わない。
 左頬に膝蹴りが入る。
 顔が浮いた。
 更に膝蹴りから曲げた膝を伸ばし、ガンザの浮いた顔面めがけて更に追撃。
 その蹴りもまた、まともに喰らった。
「ぐっ」
「蹴りは “察知” できない。んでっ!」
 剣を降り上げていた。
 上段とはいかないが中段上への蹴りを決めた体勢で。
 蹴り上げた足を後ろに戻しつつ、恋慈は若干身を引きながらその剣を容赦なくガンザへと降り下ろす。
 それを、ガンザは身を捻って綺麗に避けた。
 咄嗟の動きではない。来ると分かっていたかのように避けた。
「刃物の “察知” は可能。じゃあこれはっ!」
 剣を避けたその目の前に、恋慈の拳。
 降り下ろした際、恋慈は右手を離し殴る準備をしていた。
 振るわれる拳。
 それをガンザは反射的に右腕で防ごうとするが、タイミングが間に合わず肘で受けてしまい危うくデバイスを落としかけてしまった。
「致命傷の決定打以外、反応――」
 降り下ろされて樹の枝に刺さった剣を引き抜いて。

 “悪寒が走る”。

 咄嗟に右前方に飛び込むように前転。
 直後に発砲音。
 ガンザがいた地点を銃弾が抉っていた。
 やはり恋慈は銃を持っておらず、手にしているのは剣のみで。
「できてねぇぞっ!」
 あいている右の拳が振るわれる。
 それは予想していたので、体勢を崩しているとは言えど難なくデバイスで受け止め弾く。逆に恋慈が痛そうだ。
 デバイスを殴られながらも、その反動すら利用してガンザは体勢を立て直す。しかし、その間に恋慈は樹の枝を蹴り後ろへと跳んでいた。
 せっかく詰めたクロスレンジ。逃す訳にはいかないが、突然襲いかかってくる銃弾がどこから出ているかが分からない以上、迂闊に近寄れない。
 体勢を立て直し、ガンザは油断なく構えなおした。
 恋慈がとん、っと別の樹の枝に着地した。
「おや、追いかけて来ないのか?」
「追いかけたら風穴空きそうなんで」
「残念。つっても、これにゃ2発しか弾ないけどな」
 そう言いながら、恋慈は片手でポケットからカードを引き抜き即座に展開、続いて西洋剣の方をリリース、カードへと戻した。

 なるほど、あれは偽装銃か。

 ボールペンに見えるが実は銃、傘にしか見えないが実は散弾銃、杖の中に仕込まれた剣、そんな部類の変り種。
 そして、剣に仕込まれた、銃。
 様々な機能や安全性、威力や命中率を一切考慮しなければ、銃という機構を小型化するのはとても簡単である。そして、その極限までに小型化した銃を剣の持ち手側などに仕込めば完了だ。
 見た目は接近戦用の剣だが、それに油断していると中距離から撃たれる、そういう寸法で。
 なるほどなるどほ、確かにあれも銃だ。思わずガンザは納得してしまった。
 何だ、結局銃じゃないか。
「やっぱ、剣もいいけど、俺にゃこっちのがしっくりくるね」
 展開したそれを握り、恋慈は薄く笑みを浮かべた。その銃は、付け焼刃で地球の銃器を調べたガンザにも見覚えのある銃だった。
 大型自動拳銃、決してお洒落とは言えないデザイン。
 M.I.R.リミテッドの発案、そしてイスラエル・ミリタリー・インダストリーズとマグナムリサーチが生産している、非常に有名な一品である。
 確か名前は。
「……砂漠の鷹」
 呟いた一言に、恋慈が堪らず失笑した。
「よくご存知、と言いたいが、直訳すんな。こいつはデザートイーグル…….50 Action Express版、デザートイーグルだっ!」
 その言葉を皮切りにするかのように、銃声が轟く。
 同時にガンザは左へと跳んでいた。その瞬間に足場となっていた樹の枝が.50AE弾にて吹き飛ぶ。ご丁寧に足下を狙ったようである。
 弾丸が大きい。M500のと同等の大きさだろうか。50何とか版とか言っていたから、おそらく50口径の弾丸だろう。ガンザの知っているデザートイーグルは44口径と記憶していたのだが、改造したのかそれともバージョン違いなのか。どちらにせよ、弾丸が大型化している以上弾数が少なくなっているはずだ。7発、多くて8発、そして内蔵1発が限界だろう。
 左に跳んだガンザを追うように、すぐに銃口がガンザに向いた。
 デザートイーグルを片手持ち。もう片手は空いている。マシンガンなりショットガンなりの足止め用の銃器を取り出す様子がない。
 火を噴く。
 足場を蹴って跳ぶ。
 前に、跳ぶ。
 空中にて1回転。大口径の弾丸が僅かに掠めるが、避ける。
 回って樹の枝に着地、しない。
 再び銃声。
 樹の枝に着地せずにそのまま落ち、そのすぐ下にピンポイントバリアを展開して着地。頭の上を弾丸が掠める。
「……OK、何となく分かったぜ」
「3サイズを教えた覚えはないっすけどね」
 冗談のように返したガンザに対し、鼻で笑ってしまう。
 正確ではないが、ガンザのレアスキルの正体には大凡の目星がついていた。
 銃を撃つ、その前にバリアなりの準備をしたり避ける準備をしたりと、そんな芸当ができるレアスキルなど元々多い訳ではない。と言うか、撃つ、その前に “知る” ことができるなら、それは未来予知系統のレアスキルしかない。
 未来予知系統で一番ポピュラーなのは、未来視だろう。
 10秒先、1日先、1ヶ月先、1年先、そういった先の未来を “視る” ことができるレアスキルだ。
 だが、まぁ、これは違う。それは真っ先に分かった。
 例えば1年先など遠い未来を視れた場合、そもそも魔導師の大量虐殺などという事件が起こる訳はないし、第一何月何日何時何分何秒に銃を撃たれるという未来を視たとしても正確にそれを避けられる訳がない。それに変えた未来をいつ視るかも不確定すぎる。と言うか、それだったらその場に出ないことを選択するだろう、賢ければ。
 逆に10秒先、5秒先の比較的近い未来を視る、という未来視も、残念ながらないだろう。そんな未来視が出来るなら、恋慈はガンザの放つ魔法を避けることなど不可能だ。確かにガンザは強いが、それは未来視を行う正確無比な強さではなく、しぶといという意味での強さである。そもそも数秒先の未来を視ながら、その未来を現在と混在せずに戦闘を行うというのは、素人の考えでも高難易度なのは間違いないだろう。
 どちらにせよ、ダミーのハンドグレネードに引っかかったり、ジャックハンマーの対処が遅かったりと、未来を視ることが出来るならばまず踏まないトラップをガンザは綺麗に踏み抜いている。
 次にポピュラーと言えば、未来予測だ。
 現在までの事象から未来を計算する、レアスキルと言うよりも超高難易度の修得スキルである。
 計算で予測するという性質から、予想外に弱かったり予測間違いなどが起こるのだが、そうならば質量兵器が禁止された世界の出身者であるガンザにとって、銃器のオンパレードである恋慈の武器そのものが予想外の事象であるはずだ。それに剣に仕込んだ銃にも反応していた。これも違うだろう。
 視るのと予測が違うなら。

「即死の察知だな」

 小さく呟いた。
 それに対してガンザは眉を僅かに寄せ、口をへの時に曲げた。
 正解か。
 うっすらと恋慈は笑みを浮かべる。
 異常に発達した危機察知。もしくはそれに似たレアスキルか。
「ま、察知も見た感覚2秒後の即死を察知するのが限界っぽいしな、トリックが分かりゃ対処は易い」
 そう言いつつ、まだ弾が残っているであろうデザートイーグルをカードへと変形。
 反対の手は相変わらずに空いていて、カード状の待機形態にしたそれを恋慈はポケットに突っ込まず、片手でくるくると遊ぶように回している。見るからに隙だらけではある。
 だが、ガンザはその場からまるで動けずにいた。
 首元が、ちりちりするような感覚。
 とても濃い、嫌な感覚。
「すぐ死なない方法でじわじわ殺るか、死ぬと分かっても動けないように封じるか、死を察知しても避けられないようにするか……」
 片手で回していたカードをようやくポケットの中にねじ込み、恋慈はぱちんと指を鳴らした。
 それが合図だった。

 大量の、金属音。

 樹林が一気に暗くなる。そんな錯覚すら一番最初に覚えた。
 樹の枝、枝という枝、あらゆる枝に突如として大量の人影が現れたのだ。
 人影というか、フルプレートの西洋甲冑の影である。まどろっこしい言い方はなしだ。大量のドールタイプが現れた。
 ガンザの視界内だけでも軽く15体。空気の密度が増えたかのようなこの圧迫感、四方八方からのこの殺気という名の気配、間違いなく視界外にもいるだろう、大量に。
 突然現れたドールタイプよりも、ガンザはそのドールタイプ全てが持っている代物の方に驚いた。
 ガトリングガンである。
 ミニガンではなく、普通のガトリングガンだ。戦闘機のガンポッドとして取り付けられるような、軽く見積もっても100kgは越えているであろう大物だ。
 それは人間が持ち運んで運用することを前提にされていないはずの構造をした兵器である、はずだ。束になった銃口をぐるぐると回す為の動力やガスがどこに搭載されているかも分からない。というか、そんなに重い物を持っているドールタイプが平然と樹の枝に立っているのも既におかしい。何故折れない。
 思わず口を半開きにして唖然としたガンザに、恋慈は指揮者のように右手を上げる。
「ここは手っとり早く、死ぬと分かっても避けようのない攻撃にするか」
 その言葉に応えるかの如く、ドールタイプ達は一斉にその銃口をガンザに向ける。
 あー、とガンザは間の抜けた声を小さく漏らした。
 思考停止だろうか。この光景を目の前にしたら気持ち分からん訳でもないなと、そんな同情めいたことを頭の片隅に浮かべながら、恋慈はゆっくりと口を開く。
「それじゃあな、そこそこ楽しかったぜ」
 その言葉と共に、ドールタイプへ一斉に指示を出そうとし

「いいや、これで詰みっすよ」

 はっきりとしたガンザの言葉が、恋慈の動きを一瞬だけ止めた。止めてしまった。しまった、と思った頃にはもう遅い。
 ガンザの口元が実に嫌な笑みを形作っていることに恋慈が気がついたとほぼ同時、ガンザの足下に展開されていたピンポイントバリアが消失する。
 反応が一瞬遅れてしまった。恋慈が改めてドールタイプ達に発砲の指令を下したのと、ガンザが乗らずに通り過ごした樹の枝を下から02で殴り一気に下へと飛び降りたのは同じタイミング。
 ガトリングガン、M61バルカンの銃口が恐らくはガス圧や電動の力とは別の方式により高速回転を始め、次の瞬間に火を噴き20mmの弾丸をガンザめがけて撃ち出すが、その場に既にガンザはいない。遅かった。
 弾丸の雨が降り注ぐのは既に頭の随分上で。
 それでもガンザに降り注ぐ流れ弾のような弾丸は、02で既に展開されていたラウンドシールドにて防ぐ。更にその衝撃がガンザの降下速度を底上げしている。
 地面へと落ちながらも、ガンザは01にて術式を全力で叩き起こす。
 ガンザ・アーカーのとっておき。
 高町なのは教導官のを見様見真似。
「ディバイン!」
(( Divine !!))
 落下しながら威勢良く叫ぶガンザに続くよう、ガンザのデバイスの片割れ、01から異様にテンションの高い男の声が流れる。
 四方八方明後日の方まで、見当違いに飛んでいた20mm弾丸の雨がぴたりと止んだ。
「ンンン―――バスター!」
(( Buster !!))
 着地。
 鬱蒼と覆い茂る樹林が光を遮り、正直なところ地面の草花は貧弱もいいところな育ち方ではあったが、その草花と柔らかい土、そしてバリアジャケットの守りによって、ガンザは猫の如きしなやかさをもって着地の衝撃を最小限にまで押さえ込む。
 着地した直後の低い体勢でも、既に次の動作は始まっている。
 横薙ぎに振り抜かんと構えた01の先端に、白色のスフィアが光り輝いていた。
 ドールタイプ達がM61の銃口をガンザへと向け直したも、それは既に手遅れも手遅れ。詰みだと言ったのは、決して自意識過剰ではないのだ。
 ガンザの口元に、獰猛な笑みが浮かぶ。それはどこか快感さえ覚えているかのような笑みであった。
「変化球、第8号っ!!」
(( variation NO.08 !!!!))
 その掛け声と共に、白色のスフィアが弾け。
 同時にガンザがぐるりと一回転。
 糸のように細い一筋の閃光が、樹林を一気に薙ぎ払った。
「……は?」
 ワンテンポ降り立った沈黙を代弁でもするかの如く、恋慈がなんとも間の抜けた声をあげる。
 あれだけ気合の入ったレーザーみたいな魔法は、テンで見当違いな方へと発射された。惜しい、とか、掠めた、とか、そんな次元ではない。変化球第何号だったかという魔法は、まるで樹々の根元あたりでも狙ったかのように、恋慈やドールタイプのいる上ではなく下を薙ぎ払った。
 白い閃光はガンザを中心としてぐるりと一周を薙ぎ払った、たったそれだけ。
 何だ? ブラフか?
 そんな疑問が恋慈の頭に浮かんだ頃に、遅れて変化は訪れた。

 ずるりと、樹が “滑った”。

 恋慈の乗っている樹だけではない。周りの樹も一斉に横滑りになる。
 ガンザを中心として、周りの樹々が一斉に。
 樹の根元のあたり、閃光が走り抜けた部分に滑らかな切り口が見える。
「んなっ!?」
 そんな悲鳴らしき声が先だっただろうか、もしくはそれを合図にするように樹々が一気に倒れ始めた。
 大量伐採だ。
 変化球第何号とか言う変な名前の魔法によって、周りの樹を一気に切断したのだ。
 それを理解した時には、恋慈の身体は宙に放り出されていた。そして放り出された次の瞬間には、隣から倒れてきた気が眼前に迫ってきている。冗談はよせ。
 隣から倒れてきた樹を蹴って自身の落ちる方向を変え、変えた途端にどんっ、と背中に硬い何かが当たった。明らかに樹や葉の感触ではない。それが何かなど恋慈にとっては考えるまでもなく、同時にぞっと鳥肌が立った。
 振り返ると、ドールタイプ。ドールタイプ。大量のドールタイプ。
 そしてそのドールタイプが持っているのは、巨大なガトリングガン、M61バルカンである。
 倒れる樹々。
 投げ出される自分。
 同じく投げ出されたドールタイプとM61。
 最悪だ。














 水のない星の地表というのは、きっとこういう感じなのだろう。
 クロノに連れられ転送した、その地に降り立ったアリサの最初の感想は概ねそのようなものだった。月や火星の地表を写した写真と、目の前に広がっている荒野がよく似ている。
 転送の魔法陣が消えるよりも早く、アリサはぐるぐると肩を回し、次に一周だけ首を回し、アキレス腱を伸ばすようなストレッチを行った後に深呼吸を一回。
 地球とは全然違う星だそうなのだが、息苦しい感じはしない。大気の成分が地球とよく似通っているなんて、一体どんな確率なのだろう。
 湿度は低いが気温は高く、体感だが37℃くらいに思える。これもまた、地球の生物の許容範囲内の気温と湿度である。太陽に近ければ気温は高くなり、太陽から遠のけば気温が下がるものなのに、これもまた地球の環境と合致している。奇跡の大安売りも大概にしてほしい。
 身体が若干重く感じるのだが、それはしばらく真面目に運動していなかったせいだろうか。重力も地球とほぼ同じくらいだということは、惑星の大きさが地球とほぼ同等だということなのか。
 魔法陣の輝きがゆっくりと消えてゆく。靴の調子を見るようにつま先を地面にとんとんと数回叩き、足首を回して軽く準備体操を行う。半年前までたまに履いていたスニーカー。適度に柔らかく使い込まれ、されどボロボロにはなっていない、丁度よい感じである。ナイスチョイスだ。
 魔法陣が完全に消え、それを確かめてからクロノが通信を開いた。
「エイミィ、誤差は?」
『100mちょっとって所だね、遠くなってる。こんな障害度数考えたら、ほとんどピンポイントに近いかも』
 返ってきたエイミィの声は僅かにノイズが混じり、なんだか随分と遠くに聞こえる。いつもなら空中に開く通信用の空間ウィンドウが開いていない。
 電波障害のようなものだろうか。
「……通信もキツいか?」
『最大出力だからねぇ、これ。もう少し進んだら通じなくなるんじゃないかな』
「なるほどね。それじゃあ、しばらく通信はなしだな」
『私の声が聞こえないからって、泣くんじゃないぞークロノ君』
 ため息が一つ。
 クロノからだった。
「泣いてるのはそっちだろ」
 苦笑するような表情で、でもとても優しい目をして、軽口のように一言だけ返した。
 そんなクロノを横目で見て、やはり悪役を演ずるは似合わないなとアリサは頭の片隅で考える。こちらのクロノが素なんだろう。
 通信が少し止む。
「それじゃあ、エイミィ、また後で」
『あー、クロノ君。ちょっと待ったクロノ君』
 軽口のまま通信を閉じようとするクロノに、エイミィが若干棒読みに近い声をあげる。
『宝石には正直興味ないんで、シンプルだけど長持ちしそうなのが欲しいです』
 そして、早口でそんなリクエストをしてきた。
 何の注文だろうか。宝石と言われ、アリサの頭には一時期自分が持っていた赤い宝石のことを思い出す。胸が痛い。
「そうか。なら、とびっきりのを探さないとな」
『……期待してるからね』
「ああ、せっかくのリクエストだ、気合いを入れて探すさ」
 それじゃあな。
 それじゃあね。
 最後にそんな言葉を交わし、ヘッドフォンの端子を引き抜いたような音と共に、通信が閉じられた。
 ごぉ、と強い風が通り過ぎる。捲き上がった砂が露出した肌をべしべし叩いて地味に痛い。
 クロノが一度空を見上げ、太陽のような一際に明るい光を確認する。
「……今の」
「うん?」
 降りた沈黙にじれたように、アリサが声をかけるが、クロノは空を見上げたまま顔を向けることなく返事をする。
 縁なら必ずこっちを向くのにな、と、思考の何処かでそんな対応をいちいち縁と比較している自分がいた。
「何のリクエストですか?」
「ああ……指輪のね」
「指輪ですか」
「婚約指輪さ。日本の風習にエイミィが羨ましそうだったからね」
 さらりと一言。
 そうか、クロノ達の世界には婚約指輪の風習はないのか。そんなズレた感想と、まだ結婚してなかったのか、というこれはまたズレた感想を同時に抱く。
 空を見上げていた顔をゆっくり下ろし、クロノはアリサに向き直る。先程までの優しい目をした表情ではなく、無表情に近いお仕事モードの表情だ。
「さてアリサ」
 平坦な声。感情を殺したような、機械的な喋り方。
 お仕事の時はなのは達もこんな喋り方になるのだろうか。なのは達が、こんな無表情に近い顔をするのだろうか。そう考えると、何だか嫌だなと思う。
 そんな変な考えを横に置き、アリサはまっすぐクロノの目を見返しながら一度頷く。
 ここは既に縁達の領土。無駄話はここまでである。
「行くぞ」
「はい」 



―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 ユーノ君に黙祷。
 こんにちはこんばんは、読んでいる人によってはおはようございます、最近リア充のクロガネです。爆発しないよ。

 ユーノ君に黙祷。死んでないけど。
 ユーノ君にも苦闘。最初から勝てる戦いじゃなかったし。
 夜天のお姫様がログインしました。

 5章1節、No24にて、ガンザに対するクロノの評価。
○特に回避力は目を見張る物がある。伊達に精密射撃のなのはの行う砲撃回避訓練をパスしている訳ではない。
○戦闘パターンとしては手数と搦め手で攻めるという形の、どちらかと言えば正面から打ち負かすなのは寄りの戦闘パターンではなくクロノ寄りのパターンである。
 現在のガンザの心境。
「計画通り――!」
 シスコンとガンザはもう少し続きます。









 親は大切にせなあかん。
 親がいたからって必ずしも幸せとは限らんけど、何かで自分が幸せと感じたことが一度でもあるならばやっぱり親は大切にせなあかん。親がおらんかったら自分もおらんし。
 墓石なんてその辺の石でええし、そんな墓を大切にせんでも墓参りせんでもええから、生きている親を大切にせなあかん。生きている間の親を大切にせなあかん。

 そんな事をほざくリアル10歳児。退院したらどっかで奢ってやると約束する程度に仲良くて、いい子と言うにはちと頭の中が春な子だったけど、このあいだ死にました。病気で。
 その言葉が未だに頭をぐるぐる回ってて、クロガネはちょっと親に優しくなった、と思う。
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8件のコメント

[C690]

今の時間帯からこんばんわーです。ひつまぶしです
リア充なんだから爆発してよ。や、自分もですが

さて、せっかく読みながら感想を考えてたのにあとがき的なところですべて吹っ飛びました
どうでもいいことはグダグダ言わないで、その子とユーノ君に黙祷を捧げます。二人とも、安らかに眠ってくれ…
  • 2010-09-20
  • 投稿者 : ひつまぶし
  • URL
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[C691] ぬわぁ

後書き読んだら本編の内容が吹っ飛んで読み直すことに。
重いよ!リアルで重いんだよ!!
  • 2010-09-21
  • 投稿者 : ぽりん
  • URL
  • 編集

[C692] ↑ちょwwユーノさんは死んでねぇっす

本編の鬱が終わったらあとがきが鬱傾向です。

日本の風習たる死亡フラグがクロノ君にだとかリア充は爆ぜるべきだとか。

自分とかがどーしよーもなく日々だらだら生きてるのにもっと生きるべき人が死んだり、既に亡くなってたりとか聞くとホントなんでなんだろーなー・・といった気分になります。精一杯生きなきゃなーとも。

黙祷。
  • 2010-09-21
  • 投稿者 : 生魚
  • URL
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[C693] クロガネの知る最大級の親不孝 「親より早く死ぬ」

 職業柄良くある事なのであまり気にしてなかったけど、そうか、欝なのか、これ。

○ひつまぶしさん
 リア充でも爆発しないよ!
 ユーノ君死んでない件。

○ぽりんさん
 仲良くなった人が結局死んじゃうと、慣れててもやはり落ち込みますね、うん。患者と仲良くしないようにしようと思っても生来のフレンドリー気質、気付けば仲良くなっているという悪循環……

○生魚さん
 そう、ユーノ君死んでない。夜天のお姫様が白馬(青い大型犬)に乗って颯爽と現われました。
  人間、産まれた事に意味はない。死ぬときに、有意義な一生だったと、そう思える生き方に意味がある。人の生き死に見てると、そう思う。
  • 2010-09-21
  • 投稿者 : クロガネ
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[C694] あとがきが…

これはあれですか。
作品がリアルに影響され鬱度が加速しますよ。と仰ってるのか…
  • 2010-09-22
  • 投稿者 : 理事長
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[C695] あっはっは

○理事長さん
 まさかまさか、この作品の鬱は一先ず終了だと言ったじゃありませんか、あっはっは。
  • 2010-09-24
  • 投稿者 : クロガネ
  • URL
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[C696] 倫理や常識は、時代と人が決めた物

ユーノの敗因は「自分の回りの一般的な常識・倫理」にこだわり過ぎたこと。今の世の中「人を殺してはいけない」というのが普通ですが、外国にいったらそんなのは通用しませんし、今では異常とされてるような行為も、昔は正義だったのわけですからね。人が百人いりゃ百人の考え方はそりゃ違うさ。

対してアステマはどこまでも「自由」なだけで、別に咎められる事は無いんですよね、言ってる事は至極正論です。社会の中では「自由」に生きようとすると排除・疎外されるものですが、それが問題にならないのであれば、自己責任でOKですもの。 私は今の会社で「自分」を意識して過ごしていたら、社内イジメみたいな状態になって苦しんでる状態、アステマみたいな生き方にはいっそ憧れますよ。
  • 2010-09-26
  • 投稿者 : ミヅキ
  • URL
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[C697] 江戸時代の成人は大体13歳~15歳。もっともっと昔は、ここのなのは嬢の年齢なら既に大人扱い。

○ミヅキさん
 人を殺すな、という常識を持ち出されたら、クロガネ達は手術で助けられなくて見殺しに何回もしてるし、中絶という人殺しを何回もしている件。人を切り刻んだり縫い合わせたりする仕事してんだし。
 アステマは基本的に極度な自己中心の心理があります。かなりの年寄りですからね、100歳の方を見てもケツの青い餓鬼くらいにしか思っていないのですよ。

 ……某・自由も、そういう意味では実に自由でしたな。作中でもリアルでも叩かれても問題なしでしたし、特に死の方は。
  • 2010-09-27
  • 投稿者 : クロガネ
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Appendix

うぇぶ拍手

拍手になります。コメントもどうぞ。

4/6更新 リリカルなのは、短編と呼ぶべきかネタと呼ぶべきか考えた結果これはクロガネ式妄想劇と呼ぶべきなんじゃないのかなぁという曖昧な結論に落ち着きました、みたいなお礼ありです。

魔法の使えない魔法使いの魔法

注意事項!

プロローグ

第1章 『海鳴 縁という少女』
       
基礎情報 第1章終了時点
第2章 『悩み』
         
基礎情報 第2章終了時点
第3章 『誰が為の剣』
           
基礎情報 第3章終了時点
第4章 『教授』
           
基礎情報 第4章終了時点
第5章 『恋ですか?』
           
基礎情報 第5章終了時点
第6章 『切実な事情、迂闊な発言』
           
基礎情報 第6章終了時点
第7章 『縁と看視者』
           
基礎情報 第7章終了時点
第8章 『その言葉、届かない』
           
基礎情報 第8章終了時点
第9章 『失意』
               
基礎情報 第9章終了時点
第10章 『挫けぬ雷刃』
           
基礎情報 第10章終了時点
第11章 『届け、星の光!』
             
基礎情報 第11章終了時点
第12章 『祝福される騎士と風』
 
第13章 『アリサ・バニングスという少女』
第14章 『そして、日常』


本筋関係ないパラレル短編
           

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クロガネ

Author:クロガネ
 鉄と書いてクロガネ。文系の皮を被った理数系。人種差別主義。有神無宗派論者。白衣の天使。瞑想で一日潰したことがある。萌えにも燃えにも反応する。二次元より三次元の方が楽しいと思う。宇宙人未来人超能力者魔法使い等特殊な人間じゃなくて本当に良かったと思っている。変な人といわれる。仲間と言うのはチャレンジャーな人、友人と言うのは変わった人、知人と言うのは普通な人。
 これがクロガネ。
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