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[C673] 目、目が・・・・・っ!

うわああぁぁああ!!つД`)・゚・。・゚゚・*:.。..。.:*・゚
すずかが健気過ぎて泣ける!目が霞んでなかなか読めなかった!!
スキマスイッチの「アイスクリームシンドローム」を聴きながら読んでいたので、涙が助長されました・・・。
本当にすずか無双、最高でした(´;ω;`)
アリサが戻ってきたのに、また出て行くと思うと・・・。
すずかは素晴しい女の子だとおもいます(`・ω・´)

・・・・・短編で幸せになってもらうしかっ!

これからはアリサ無双ですね!
  • 2010-08-13
  • 投稿者 : りんご
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[C674] 目がぁ! 目が――っ!!

○りんごさん
 ムスカの台詞かと思ってしまった……
 結局、すずかが大変なところを全て背負ってしまったせいでこんな事に。もう少し我侭を言ってくれるキャラクターだったら、こんな結末とは違う道を歩いてくれたんでしょうが……
 一番下まで叩き込んで叩き込んで更に叩き込んで、持ち上げた瞬間叩き込んで、今までの鬱憤でも晴らしていただきましょう。何せアリサはうちの主人公でございます。

 ……短編、どんなのがいいでしょうかね。リクエストがありましたらー。
  • 2010-08-13
  • 投稿者 : クロガネ
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[C675]

ムスカww
やはり短編といえば、学校での日常的なほのぼのがいいですね。
学校でも中学校とかの一番甘酸っぱい時期(自分的に)などのお話でもいいかなぁーとは思います(`・ω・´)
キャッキャッウフフなお話でもいいですがね。
  • 2010-08-13
  • 投稿者 : りんご
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[C676] クロガネはジブリオタクです

○りんごさん
 クロガネがキャッキャウフフな話を書くと、何故か性的なのと紙一重になるという不思議な現象がありまして……
 日常的ほのぼのな話、こっちならクロガネも飢えている最中ですね、正に。了解でーす。

 ……フェイトさえ自重すれば、学校ほのぼのは書けるはず、書けるはずなんだ……(ブツブツ
  • 2010-08-14
  • 投稿者 : クロガネ
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[C677] アリサ「縁!どきなさい!!」 縁「アンスーーー!……高町さんか!殺ったのは!!」

とりあえずなのはさんは"お話"のために友達になろうとした相手の腕二本吹き飛ばした事に罪悪感持たないのか小一時間話そうか


アリサがレアスキル"思念盗聴"に目覚めたようで

最近以前私が書いたStS予告編に繋がりそうになってきて饅頭怖い
  • 2010-08-16
  • 投稿者 : ルファイト
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[C678]

なんだかんだ言っても結局縁はフェイト達が好きな立場にあるんですねぇ……青春だ
ところでこの「魔法の使えない魔法使いの魔法」を読んで今回の話を含めて泣いた回数が十回逝ったってどういうこと
自分を泣かした責任、ちゃんととってもらうんだから(つまり、みんながHappyになるENDを期待しています)

管理局がなくなったらクロノとかはお金あるからいいだろうけどエイミィとか仕事が管理局メインな人達はどうするんだろ
  • 2010-08-16
  • 投稿者 : ひつまぶし
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[C679] コメントありがとうございまー

○ルファイトさん
 まぁ、なのは嬢も罪悪感で成功率が上がるならいくらでも抱くでしょう。殺し合い紙一重なのは覚悟の上でしょうし。
 しかし、そのレアスキルは諜報活動には活躍しそうですね。諜報部は拉致してでも使いたがりそうな予感。
 ついでにここらで熱いお茶が怖いのさ。

○ひつまぶしさん
 フェイト達もまた縁が好きな立場な訳ですから……
 皆がハッピーに、皆がハッピーに……既に死人が大量に出て(ry
 会社が倒産したら失業者がどうしても出てしまう、そんな原理なのでしょう。大丈夫、少なくともアースラスタッフは引く手数多の人員達です。他は別として、他は別として。
  • 2010-08-16
  • 投稿者 : クロガネ
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[C680] すずか「殺してでも奪い取る!」(大嘘)

すずか完全に失恋してしまいましたか、ここでクロノをぶちのめして、アリサを無理やり拘束するという選択肢もあったのに・・・ええ子や(涙)

バトル漫画に置いて、前話のラストで攻撃を放った瞬間で終わるのと「やったか!」は失敗フラグ。ちゃんと死体になる(もしくは跡形も無く消滅する)描写がないとね~。最近じゃそれが有っても後々復活する奴もいる位ですし、死亡確認は大事ですはい。
  • 2010-08-23
  • 投稿者 : ミヅキ
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[C681] クロノ「な、なにをするー」

○ミヅキさん
 やだな、ここは健全なサイトなのですからアリサを拘束して無理矢理だなんて……はぁはぁ。
 最近じゃないのですと、時間を止める背後霊を出現させられるお方は、同じく時間を止められるオラオラな背後霊を出現させられる不良の心臓停止まで確認したのに、実は背後霊が心臓握って止めていたオチの事ですね。首を刎ねてトドメの一撃を加えようとした彼はきっと正しい。
  • 2010-08-31
  • 投稿者 : クロガネ
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魔法の使えない魔法使いの魔法 64

第11章――第2節
――魔法の使えない魔法使い―――



 さて、自分は一体どれだけ身体を洗ってなかったのだろうか。
 お手伝いさんに手伝ってもらい、身体を軽く洗ってシャワーを頭から浴びたら、びっくりする程に体が軽くなったように感じた。いや、それは感覚的なものだというのは分かっているのだが。
 身体を拭いて水気を取ると、更に身体が軽くなる。気分の問題なのかもしれない。
 下着、肌着、動き易さを優先してハーフパンツに飾りっ気のないシャツを羽織る。着替えながら平行してドライヤーで髪を乾かしてもらい、化粧水だけ軽く顔に馴染ませる。少しだけ肌がひりひりした。
 身体を解すように肩を軽く回すと、まだ幼い身体のはずなのに、肩からごきりと音がする。後ろで髪を乾かしてくれているお手伝いさんが、小さく吹き出したのを聞き逃さない。ああ、いつぞや風呂場で自傷行為という馬鹿なことをしたとき、身体を張って止めてくれた人だ。これは怒れない。
 髪が乾くと、別のお手伝いさんが用意していたソフトキャップをかぶらせてくれた。ライトブルーとホワイトのチェック柄のシャツに、真っ黒な帽子。はたしてそのセンスはどうなのか。じとっと鏡越しに目をやると、お似合いですよ、との事。この金髪とシャツに対して、本当に似合っていると思っているのだろうか。
 椅子に座ると、言うより早くソックスを穿かせてくれた。手慣れてらっしゃる。真っ赤なそれは、いつものソックスよりも短く、暑くないようにとのことだ。
 それと同時にウェストポーチを腰に巻いてくれた。小さいタイプだ。自分はこんな物を持っていたかなと首を傾げると、どうやらお手伝いさんの私物らしい。良い物を使っているじゃないか。190入りのペットボトルに水、小さなタオル等が入っていて、必要かもしれないので、と用意してくれたそうだ。気が利いている。
 ジャスト15分。
 シャワー込みで女の子の支度とすれば、これは格別の早さだ。
 急いで自分の部屋まで上がり、待たせていた客2人に顔を出す。
「お待たせ」
 いつの間にか自室は嫌に険悪な雰囲気漂う部屋となっていた。
 すずかとクロノである。
 むすっと無表情で座り込むすずかに、済ました顔をしているもののクロノは左頬が腫れている。廊下とは気温が3度ほど違うのではないかと思うほど、夏だと言うのに部屋の中がひんやりとしていた。もちろんクーラーが入っているというせいもある。
 しかし、アリサが入ってきた途端、すずかがぱっと顔を上げる。
 目が合った。
 表情が一気に明るくなった。
 深く青い目。いつものすずか。
 いいや、何色の目だろうが、そもそも何であろうが、いつものすずかだ。
 嬉し泣きのようにその目を潤ませ、すずかはすぐに駆け寄ってきた。
「アリサちゃん――っ!」
「うん、すずか」
 手を取り、感極まったのか名前を呼ぶのみで言葉を詰まらせるすずかに、アリサは小さく笑みを向けて応えた。
 自然と、笑みが出た。
 その笑みに、すずかが一瞬だけ目を見開いて、ぼろっ、とその目から涙がこぼれる。
「ほら、また泣く」
「アリサちゃんが……っ、泣かせて……っ」
「うん、ごめん」
 手を握る力が強く、少し痛い。痛いが、泣いているすずかを見る方がもっと胸が痛い。
 ぼろぼろと泣き出したすずかの額に、こつっとアリサは自分の額をくっつける。シャワーを浴びたばかりなのに、すずかの方が暖かく感じる。
「いっぱい迷惑かけて、ごめん」
 小さな声で囁いた。
 それこそ、すぐそこにいるクロノにも聞こえないくらいに小さな声で。
 でも、すずかは額を合わせながらも頷いて返す。
「ずっと苦しめて、ごめん」
 うん、と頷く。
「たくさん泣かせて、ごめん」
 今もだよ、と掠れたような声が返ってきた。
 確かに。
 すずかの手を、きゅっと強く握り返した。

「――それでも傍にいてくれて、ありがとう」

 余計に、すずかの涙が増えた気がする。
 苦しめて、泣かせて、迷惑をかけて。申し訳ないというレベルではない。
 それでも傍にいてくれた。
 周りを拒絶しようと、一人の世界に引き籠もろうと、すずかは毎日会いに来てくれた。時間の許す限り、ずっとずっと扉の向こうに居座った。
 見捨てられて当然なくらいのことをした。
 酷いことも酷い仕打ちもした。
 それでも、すずかはいてくれた。
 傍にいてくれた。
 こんな酷い奴を、心配してくれた。
「ありがとう……ありがとね」
 心配してくれて。
 傍にいてくれて。
 見捨てないでくれて。
 ありがとうと、それしか言えない。100の言葉、1000の言葉で飾れない、心からの言葉にすればそれしか言えない。
「……うん、うんっ!」
 泣きながら、頷く。
 嬉しそうに、本当に嬉しそうに。
 このくらいで喜ばれる程、自分は酷いことをしていたのだ。本当に、馬鹿なことをした。
 と。

「さて、僕の話も良いかい?」

 空気読んでくれ。
 そう言うかのように、すずかが急激に不機嫌になる。
 邪魔に入ったのは、クロノだ。
 落ち着いた冷静な声、僅かにも感情を漏らさない無表情。フェイトの兄として何度か会ったことはあるが、こういうクロノは初めて見る。きっと仕事の時はこんな感じなのだろう。
「……何ですか」
 と、低い声で返したのはすずかの方だった。
 不機嫌さを隠しもしない、威嚇するかのような声色だった。誰に対しても優しいすずかにしては珍しい。
 ゆっくりとクロノへと振り向いて、半眼で睨みつける。
「まだ、アリサちゃんを連れて行こうって言うんですか」
「その通りだよ」
 威嚇するようなすずかに、クロノはいたって冷静だ。さらりと言うあたり、冷静と言うより冷淡と言うべきか。
 握られたままのアリサの手に、ぎゅっと力が込められる。無意識なのだろうか、かなり痛い。
 クロノはすずかへ目を向けず、アリサを見ていた。まるですずかには用事はないというような態度だ。それに対しても怒りを覚えたのか、更に手を握りしめ、結果的に手を握られているアリサが痛い思いをしている。やめてくれ。
 アリサを連れて行こうとするクロノに、それを止めようとするすずか。そういう事か。
 小さく笑った。
「……ありがとね、すずか」
 そして囁くようなその一言は、すずかの耳に届いたようだった。
 何を言い出すのか、驚いたような表情で振り返る。疑問の表情じゃない、驚愕の表情だ。やはり、すずかは聡い。
 また、小さく笑う。
 やわらかく、笑う。
 ありがとう。どれだけ言葉にしても足りないだろう。
 ごめんなさいと謝る数の、何十倍にしても足りはしない。
 ありがとう。
 見捨てないでくれて、傍にいてくれて。
 こんな自分をまだ心配してくれて、庇ってくれて。
 底抜けにまで優しく、そう育ってくれて。
 すずかにもう一度微笑んでから、アリサはまっすぐクロノへ視線を向ける。クロノの目へ、目を向ける。

「クロノさん、私を縁のところまで連れて行って下さい」

「ま、待ってよアリサちゃん!」
 半ば悲鳴のように、すずかが割って入る。
 もう一度すずかへ顔を向ける。何を言い出しているのだと、そんな正気を疑うような表情だ。
 まぁ、今の今まで、正気じゃなかったのは確かだが。
「……そうか、囮になってくれるか」
「黙って下さいっ!!」
 囮、というところを嫌に強調するクロノに対して、すずかが即座に噛みついた。忙しい。
 しかし。
「似合ってませんよ、それ」
 笑う事なく、真顔で呟いたアリサのそれに、僅かに、本当に注意していなければ分からないくらいに僅かに、クロノの左眉が跳ねた。
 何を言っているのか分からなかったのだろう、ワンテンポ送れてすずかがアリサへ目を向けるが、アリサは未だクロノと向き合ったままである。
 クロノの目が、すぅ、っと細くなった。
「さて、何のことか」
「悪役は目だけを注視しない、鉄則ですよ」
 ぴっと人差し指を立てながら、そうアリサは宣った。
「まぁ、囮でも何でも構いません。連れて行ってください」
 そして胸に手を当て、そうほざく。
 同時にクロノの口が横一文字に閉じられる。
 すずかの目が、丸くなった。
「ちょ、ちょっと待ってよ、アリサちゃん……」
 震える声で、呼ばれた。
 すずかだ。
 顔を向けると、見開いた目からの視線が絡まる。
 呆然という、そんな表情。
 当然か。怪我どころで済まない、そんな危険な所へ自ら行こうというのだから。
「アリサちゃん、縁ちゃんがどんな所にいるか、知ってるの?」
「ええ」
「あ、危ない所なんだよ?」
「そうね」
「怪我しちゃうかも、しれないんだよ?」
「怪我で済めばね」
 死ぬかもしれない、と言わなかったのは気遣いなのか。
 ぐ、とすずかが息を飲むようにして下唇を噛みしめる。
「アリサちゃんは、なのはちゃん達みたいな魔法、使えないんだよ?」
「………」
 一瞬だけ、アリサが黙る番だった。
 確かに、なのは達みたいな魔法は、使えない。護身術をかじった程度で、戦う力も身を守る力もある訳ではない。それでそんな危ない所へ行こうというのは、自殺行為以外の何物でもない。なのは達のように万が一億が一、なんて確率すらない。
 アリサは、魔法の使えない、ただの子供だ。
 クロノに守ってもらうとしても、ただでさえ危険な所に自分というお荷物だ。途中で共倒れになる可能性はとても高い。
 魔法の使えない、ただの子供。
 では、ある、が。
「そうね、なのは達みたいな魔法は、まるで使えない」
「だったら、それがどれだけ危険なのか、アリサちゃんなら――」
「でも、なのは達と違う魔法は、一つだけ出来るらしいのよ、私」
 え、とすずかは言葉を止める。
 出来るらしい、とは随分と曖昧だ。
 やわらかい笑みを向けながら、アリサは一度だけ肩を竦める。
「空も飛べないし、身も守れないし、速くも走れないし……当然、どーんっ、てビーム砲も撃てないけどね」
 少しおどけたようなアリサのそれに、むっとすずかの眉間に皺が寄せられた。
 だが、すずかが口を開くよりも先に、アリサが続けた。
「でも、行きたいの」
 きっぱりと、はっきりと。
 分かってる、分かっていたさ。
 アリサが元に戻れば、きっとアリサは縁のもとに行くということくらい、最初から分かっていた。幼児退行を起こしていた頃、その考えが何度も頭の中をちらつき、アリサが元に戻る手助けを止めようか何度も悩んだくらいだ。
 奥歯を噛み締め、言葉が詰まりかけた。
「……なのはちゃん達に、任せておかないの?」
 詰りかけた言葉を、震える声ですずかは吐き出した。
「天に任せて得るチャンスより、自分から掴み取りに行くチャンスの方が大事よ」
 それもはっきりと、即答で返された。
 きっとアリサなら、自分の好きになったアリサなら、そう言うだろうなとは思っていた。きっと、本当に大事なことは決して人任せにはしない、ある意味 “アリサらしい” 返事である。意味のない提案だったのかもしれない。
 ああ、アリサだなと、何故か笑いがこみ上げてくる。
 こみ上げてくるのは、笑いだけではなかったが。
「あはは―――本当に、いつものアリサちゃん、だ」
「ええ、アリサ・バニングスよ」
 すずかのよく知ってる、ね。
 そう付け加えながら、笑いと共にこみ上がってきた涙を、アリサがすっと人差し指で拭ってくれる。
 こんな時に、そんな格好良いことはしないでほしい。もし分かってやっているならば、アリサはとんでもない鬼畜少女だ。
「……ごめんね、すずか。とんでもないくらい心配掛けたのに、また心配掛けるわ」
 アリサの声のトーンが、少しだけ落ちた。
 ぎゅっと目を瞑ると、涙が押し出されて流れ落ちる。
「…………ほんとだよ、ばかぁ」
「ごめんなさい」
 謝られても困る。
 今まで、今の今まで、ずっと心配し通しだったのに、ここで更に一番の心配だ。
 アリサの記憶が戻らないかもしれないとか、アリサがこのまま部屋から出てこないかもしれないとか、そんなのの比ではない。どちらにせよ、アリサは生きているのだから。しかし今からアリサが行こうとしているのは命がチップになるくらいに危険な所だ。死ぬかもしれないのだ、アリサが。
 心配どころの、騒ぎじゃない。
 騒ぎじゃない、が。
「帰ってきて、くれる?」
 そんな言葉が、ついて出る。
 そんな、断言できるはずもない問いが。
「……それもごめん、多分約束できない」
「もっと引き止めたら、行かないでくれる?」
「ごめん、振り払っても行きたいの」
「じゃあ……」
 じゃあ。
 そんなに、アリサが行きたいと言うならば。
 そんなに、アリサがまっすぐな目を向けるなら。
 アリサが、望むなら。
「……わたし、とめられないよ」
 止められる、はずがない。
 これはもう、自分が出る幕じゃないと、分かっているから。
 全力で止めるのならば、クロノが敵対しようと止める自信はある。この場に引き留めておく自信がある。
 だがそれは、アリサの意志をねじ曲げる結果しか残さない。
 反対だ。
 アリサが危ない所に行くのは大反対だ。
 だけど、アリサの意志をねじ曲げたくはない。
 自分の勝手な理屈なんかで、アリサの意志をねじ曲げたくない。
 だから、もう、止められない。
 涙が、ぼろぼろと流れる。
 行かないでほしい。
 ここにいてほしい。
 生きてほしい。
 でも、もう言えない。引き留められない。
 ぼろぼろと、涙が出る。流れる。
 そんなすずかの涙を、もう一度人差し指で拭ってから……アリサは、ぎゅっとすずかを抱きしめた。

「ありがとう、すずか。大好きよ」

 涙が、余計に溢れて止まらなくなった。
 そんな声で、そんな優しい声で、大好きとか、囁かないで。
 引き留められもしない自分に、囁かないで。
「わたしも――だいすき、なんだからぁ……」
「うん」
 涙で震える声に、泣きながら漏らした声に、アリサは小さく頷いた。
 大好きだ。
 大好きだから。
 ずっとずっと、大好きなのだと決めたから。
 例えそれが届かない想いと知りながら、例えそれが既に破れた想いと知りながら。
 もうこの恋は、破れているのだから。
 だから、アリサの大好きというのは。

「すずかは、一番の親友よ」

 そんな意味なのだとは、分かっている。
 アリサにとって、月村すずかは親友だ。例えすずかがどれだけ想っていても、それ以上になることは、ない。
「ばかぁ……ばかぁ……」
 酷いな。酷い振られ方だ。
 すずかとアリサの大好きは、こんなにもベクトルが違うのだと、むざむざと宣言しなくても良いじゃないか。
「そんな振り方、しないでよ……」
 泣いて泣いて、もう酷い顔なのだろうに、そんな文句が出てしまう。
 後ろ頭を、アリサが優しく撫でてくれた。
 優しく、丁寧に。
「……ごめんなさい」
「あやまらないでよぉ……」
「じゃあ、ありがとう」
 言葉もまた、優しく、丁寧に……突き放す。
 もう一度、今度はちゃんと、振ろうというのか。残酷なことを、と思う反面、きちんとけじめをつけさせてくれるのかと、そう安堵している自分もいた。
 優しく、髪を撫でられる。
 きゅっと、抱きしめる腕に力が入る。アリサも、すずかも。
「こんな馬鹿を好きになってくれて、ありがとう。こんなに最低な女を好きになってくれて、ありがとう」
 馬鹿じゃないよ。
 最低じゃないよ。
 そんな言葉はまるで出なくて。
「こんなに優しくて、こんなに素敵な人に好きになってもらえて、私、凄く誇らしいし、嬉しいわ」
「――うんっ」
 ようやく、ようやくちゃんと、失恋した。
 そんな気がした。
 肩を振るわせ嗚咽を漏らすすずかの髪を、アリサはしばらく撫でてから、ゆっくりと顔を上げる。
 妙な表情のクロノ。
 居辛いというか、場違いというか、自分が居て良い空気でないのは分かっている、そんな表情だ。
「……クロノさん」
「ああ」
「行けますか?」
「……ああ、今すぐにでも」
 すずかがどいたらな。言葉ではなく視線で語る。
 小さく頷いてから、アリサはすずかの肩に手を添え、ゆっくりと引き離す。
 涙でぐしゃぐしゃだ。
 ぼろぼろ涙を流しながら見上げるすずかに、アリサは一度微笑む。涙を拭ってあげたいが、きっと今したら駄目だろう。
「行ってくるね、すずか」
 こくこくと、すずかは何度も頷く。
 声が出ない。言葉にならない。
 いいや、言葉にすればきっと引き留める。だから言葉にしない。
 頷くすずかを見てから、アリサは再びクロノへと視線を向ける。
「お願いします。早くしないと、パパが帰ってきちゃう」












 大泣きすると同時に、アリサの家のメイドがゆっくりと覗き込んできた。
 アリサは何処だと探すように視線が動くが、残念ながらもうこの場にはいない。もう、この世界にはいない。
 もしかしたら、帰ってこないかもしれない。
 泣いた。
 大泣きした。
 声を出して、叫んだ。
 アリサの意思を尊重したのを誉める自分と、無理矢理でも引き留めなかったのを罵る自分と、正反対の感情で頭の中がごちゃごちゃする。
 自分のした行いが間違っているとか正しいとか、そんな話ではない。
 アリサを行かせた達成感と、アリサを行かせた罪悪感。
 これはきっと、一生誇って、一生苛まれるだろう。
 泣く。
 泣く。
 涙、涙。
 ごちゃごちゃする頭の中で、分かるのは一つだけ。

 月村すずかは、本当に失恋したのだ。これだけ。












 砲撃だ。
 周囲の魔力を貪欲に吸い込んでいく、桜色をしたその魔力の塊を見た瞬間、縁はそれだけ理解した。
 ベルカの魔法陣、あれは転送魔法だったか。魔力砲撃の兵器を転送したらしい。
 不意打ちのつもりか。
 腕を片側ごっそりと持って行かれた状態で、縁は即座にシールドを展開。身体が負傷していても魔法の行使は問題なかった。
 いつものように複雑怪奇な魔法陣が展開され、一瞬にてシールドは形を成し。

「せぃの……」

 そのシールドめがけ、黄金の輝きが突っ込んできた。
 刃が、突き立てられる。
 雷の刃。
 フェイト・T・ハラオウンだ。
「バリアッ!」
 ひび割れたところから漏電するかのように光を漏らすバルディッシュを突き立て、そして突き破らんとフェイトが更にバルディッシュを押し込んできた。
 フェイトは、己の後ろにある、あの魔力砲が見えないのだろうか。そんな馬鹿な、あれだけの魔力量、見なくても分かりそうなものである。それに無茶苦茶なまでに周囲の魔力を引き寄せるそれに、縁の位置からで既に身体ごと引っ張られるような感覚がするのだ。気がつかない訳がない。
 桜色をした魔力の塊が、鈍く輝いた。
 ぞわりと、きた。
 撃つ気だ。
「ブレイクッ!」
 それなのに、フェイトは更にシールドへバルディッシュを喰い込ませる。
 原理が縁にはよく分からないが、とにかくフェイトはシールドを突破できる。またシールドを破る気なのだろう。
 破り、そこにあの巨大な魔力砲を撃ち込んで。

 ……フェイトは?

 フェイトは、どうなる?
 彼女の速さならば、タイミングさえ合わせれば射線軸上から退避できるだろう。理性ではそう理解する。
 理解、する、が。
「インパ――ああっ!?」
 シールドを解除した。
 強引なまでにバルディッシュの刃をねじ込もうと突進していたフェイトは、急に消失したシールドのせいで体勢が一気に崩れる。
 無茶苦茶な形を成している黄金の刃、それがフェイトと共に縁の眼前に迫るも、軽く身体を横に反らしただけで縁を切り裂こうとする牙が外れた。纏う雷撃が身体を少々焦がすものの、気になる程度ではない。
 ぐるん、とフェイトの身体が前転するように回転した。ああああっ、と間の抜けた声。
 1回転した時には、既にフェイトの身体は縁の眼前まで迫っていた。
 ぶつかるっ。
 思わずフェイトは目を瞑り、身構える暇もなく来る衝撃を覚悟して。

 脇腹をえぐるような衝撃。

 ごふっ、と口から息が強制的に吐き出される。一瞬だけ口の中で血の味がした。
 真っ正面からぶつかった訳ではない。真横から殴られたような感覚。
 焼けるような、そして突き抜けるような痛みを感じたときには、既にフェイトの身体は思いっ切り真横へと弾き飛ばされていた。
 目を開けると高速で回転する世界が映る。
 酔いそうだ。その感覚を堪え、フェイトは一瞬だけ身体の力を抜く。
 身体全体がふわりと浮くような感覚。空はこっちか。
 同時に増量されているソニックセイルを羽ばたかせ、即座に体勢を整える。
 バルディッシュは手放していない。よくやった私。
 手にしている相棒の感触を確かめながらも、フェイトはすぐに縁の姿を探し――いや探すまでもない、見つけた。
 一撃でずいぶんと弾き飛ばされたようで、縁は既に遠くにいて。
 振り抜いたような2本の腕。
 拳じゃない。手は開いて、張り手のように。
 顔がまっすぐ、フェイトへと向けられている。

『フェイト! 避けろ!!』

 頭の中に、ヴィータの念話が叩きつけられたのは、縁を見つけたとほぼ同時のようなものだった。
 反射的にフェイトはソニックセイルは羽ばたかせる。
 超高速で移り変わる視界。
 増量し加速と最高速度をさらに追求したソニックセイルは、フェイトの身体を瞬き一つもない間に射線軸上から離脱させた。
 それを見送るかのように、縁はまっすぐフェイトへと顔を向けている。
 おかしい。
 超高速で離脱しながら、それだけフェイトは感じた。
 あのタイミング、あのカウンター。
 殺すなり戦闘不能にするなりにせよ、絶好の機会だったはず。
 それが、自分は “遠くまで” 弾き飛ばされただけなのは。
 遠く、まで。
「ぁ――」
 思わず、フェイトは届きもしない遠くの縁に向かって手を伸ばした。
 遠くまで。
 そう、殴り殺すならば同じ時間と手間で出来たのに、それなのに遠くに弾き飛ばしたのは。

 助け、ようと、した?

「海鳴さ――っ!!」
 思わず叫んだ名前は、呼び慣れていた名字の方で。
 しかし叫ぶ声はかき消された。

 桜色をした、砲撃が。

 天を貫き、全てを飲み込む桜色の奔流が。

 スターライトブレイカーが、縁を飲み込んだ。












「目標、直撃です!!」
「やったのか!?」
「それ一番言っちゃいけない台詞じゃない!?」
「駄目だ! 高濃度魔力素でセンサーが全然通らない!」
「確認不可! 確認不可!」
 随分盛り上がっている。
 クロノ・ハラオウンがアースラに到着したときの第一感想だ。お通夜のように沈んで重苦しい雰囲気より、何十倍も良いことではある。
「進行はどうだ?」
 ブリッジに入り、艦長席に腰を下ろしているエイミィに話しかけた。彼女はただいま艦長代理である。
「あや、おかえりクロノ君。なのはちゃんの一撃、ちょうど入ったとこ」
 振り返るエイミィの顔には、しっかりと疲労の色が現われていた。何せ昨日からぶっ通しの解析作業に、更には慣れない艦長代理まで任されていたのだ。
 しかし、そんな疲労など気にしていないかのように、もしくは意図的に意識しないように、極めて明るい気楽な声での返事である。
 そんなエイミィにクロノは目配りするように一度だけ顔を向け、すぐに解析用のモニターへと視線を向けた。
「……なのはは成功させたのか、あれ」
「反則技でね、これ」
 モニターには、巨大なスターライトブレイカーを発射せんとするなのはの姿。録画である。
 そしてなのはの足元には、ミッドチルダ式とは明らかに異なるタイプの魔法陣。
 円。
 三角。
 四角。
 五角。
 六角。
 象形文字にも見える不可思議な文字の羅列。
 桜色の光を放ち、複雑怪奇な文様で描かれたそれは、縁の魔法陣と同列のものだった。
「この魔法陣は……」
 ぽつっと呟いた一言に、エイミィが肩を竦める。
「このデータ、消しといた方がいいよね」
「エイミィはなのはをモルモットにしてみたいか?」
「冗談。興味があるのは確かだけどね」
 肩を竦めながらエイミィは小さく苦笑した。
 なのはが縁と同系の魔法が使えるなどという話が広まれば、まず研究者がなのはを非合法の手段を用いてでも捕まえることだろう。縁の使用している魔法とは、それ程の事をしてでも解析する価値のあるものなのだ。正直なところ、ブレイクの術式を演算するために掻き集めた縁のシールドの術式、中途半端な解析データではあるが、それでも十分にそちらの世界の方々にとっては喉から手が出るほどに欲しがるデータであるので、アースラに記録されているデータも帰ることが出来たら強奪されるような気がしてならない。
 モルモットにされて生まれた縁の魔法。今度はその魔法が使えたが故に、なのはがモルモットにされるかもしれない。笑えない話である。
「……凄いな、距離に対しての魔力の減衰量より、魔力の自然収集率の方が高い。成層圏外まで魔力が一切拡散していない」
 確かに、なのはが使った縁の魔法は、それだけでも魔法技術に革命を起こせそうなレベルなのは少し見ただけのクロノでも分かることであった。
 データに目を通しながら感心するかのように言葉を漏らすクロノを尻目に、見ている最中にも拘らずエイミィはそのデータを消去し始める。
 消されていくそのデータに、残念という気持ち半分、縁の犠牲で生まれた魔法なのだと思う気持ち半分である。

「あの――っ!」

 と、そこでようやく声があがった。
 クロノの隣、金髪の少女。
 アリサである。最初からクロノと一緒にいたのに、まるで存在を横に置かれている状態であった。
 すると、やっと気がついたかのようにエイミィが振り返る。
「ん、はぁい、アリサちゃん。お久しぶり♪」
「無事なんですか?」
 軽い調子なエイミィの挨拶をスルーし、アリサは若干堅い声で問いた。
 何か引っかかりでも覚えたかのように、エイミィは片目を僅かに細めながらクロノへと視線を送る。その視線から逃げるようにクロノが僅かに顔を逸らした。
「んー、それはフェイトちゃん? なのはちゃん?」
 再びアリサへと視線を戻し、エイミィは問い返す。
「それと、縁です」
 当然のように付け加えられた。
 再びエイミィはクロノへ視線を送るが、また顔を逸らされる。
「つい30秒前までは生きてたよ」
 振り返って簡潔に答えた。
 だが、随分と曖昧なそれに、アリサは僅かに眉間にしわを寄せる。
「なのはちゃんのでっかいビームがね、直撃したんだよ、かん……縁ちゃんに。そっから観測機材が全然きかなくて、今はどうなってることやら」
「……そう、ですか」
 ようやく理解できたようにアリサは小さく頷く。表情に陰りが見えるのは、なのは達が心配なせいだろうか。もちろん、なのは達という中には縁も含まれているだろう。
 そんなアリサを見て、エイミィは首を傾げた。
 はて、アリサは縁に対して拒絶を示しているという話だったのだが、どう見ても今は縁も心配しているし会う気も満々な様子である。

 と言うかまず、作戦上アリサがこの場に居ること自体が既におかしい。

 確かにアリサが来てくれた方が縁も説得し易いだろうし、アリサがいる以上無差別に広範囲攻撃を行うのも躊躇う可能性が高い。そういう意味では来てくれた方が助かるし、100を救うために10を容赦なく切り捨てるというスタンスの人間からすれば、小娘一人で縁を打ち取れるなら安いものだと考え誘拐してでも連れて来るだろう。人質は確かに有効なのだ。
 だが、そもそも現在のアースラメンバーが独断行動しているのは、100を救うために10を切り捨てる考えが好かない連中だからである。それにアースラメンバーの一部は、闇の書事件で地球に滞在していた時にアリサと顔を合わせているのも多い。顔を知っている少女を人質にするのは、少々どころではなく多大なまでに嫌なものである。
 それに、アリサは被害者だ。
 管理局が早く看視者の正体を特定できていれば、ショックも小さく済んだはずである。
 管理局がフォンの脱走を食い止めることができていれば、傷つかなくとも済んだはずである。
 被害者である。
 その被害者であるアリサを人質にしようと立案するほど鬼畜な戦略家、残念ながらアースラにはいなかった。
 だから、この作戦中、アリサがこちら側に来ることはまるで考えられていない。
 だが来た。
 何故か来た。
「なら、私はどこに降りられますか?」
 縁に会う気満々である。
 はい? とエイミィは問い返すと、何ともまっすぐな目を向けられる。心の中にある汚れがじくじくと痛むような視線である。
「レーダー、駄目なんですよね? はやてから聞いたことあります、向かう座標がしっかり固定できてないとテレポートは出来ないって」
「テレポート……」
 転送のことだろう。アリサからすればテレポートか、確かに。
 まあ、別に座標が不安定でも転送しようと思えば出来なくはない。地中に埋まったり、大気圏外に放り出されたり、海の中にご招待だったり、そんな可能性が出てくる訳だが。
「うん、まぁ、近くだね。魔力素……あー、ジャミングみたいのが周りに多くて、直接その場所までは跳ばせないかな」
 しかし、魔法の知識がまるでないアリサにそんな事を言ってもしょうがないだろう。そう思ってエイミィは分かり易く説明を返す。
「そうですか。お願いします」
 丸投げで任された。
 素直に頭を下げるアリサを見て、またまたクロノへと厳しい視線を向ける。
 目を逸らすな顔を背けるなこっち見ろ、おいこら口をへの字に曲げるんじゃない。曲げたいのはこっちだ。
『……クロノくーん?』
『失敗したんだよ』
 アリサの目の前では行えないだろう会話なので念話に切り替え、クロノへじっとりとした目を向けたままエイミィは呼びかけると、何ともばつの悪い感じでクロノが言い訳のように返してくる。
 そうか、失敗したか。見たら分かるわ馬鹿野郎。

『……私達がアリサちゃんに嫌われなくてどーすんの』

 クロノに架せられた重要な作戦が、それはもう物の見事に失敗していることぐらい、最初の返事の返し方で悟ったさ。
 今回クロノがアリサの家へと訪れたのは、アリサに嫌われるためだ。
 クロノ達を。
 魔法の世界を。
 それが見事に失敗している。
 ある意味最重要と分類して良い部分の失敗だ。縁の件とは別件の作戦で。
『まぁ、代わりにすずかには存分に嫌われたはずだ。そっちを保険としよう』
『……本当に保険になるの? 大丈夫?』
 苦しいクロノの一言に、変わらずじっとりとした目線のままエイミィは心配する。何故か大丈夫だという返事が返ってこない。
『て言うか、本当にアリサちゃん連れてくるし』
『いや、連れて行かなかったら僕が噛み殺されるだろう事態が発生してね』
『はいはい。本音は?』
『連れて来ない理由がまずない。連れてきた方が良いのは確かなんだ』
 エイミィのため息に、クロノが渋い顔をした。
 確かに、アリサが来てくれた方が良いのは確かだ。
 縁の件だけ考えるならば、それは確かなのだ。
 縁の件だけ、考えるならば。
 あー、と小さくクロノが呻く。
『まったく、人に嫌われるのは得意のつもりだったんだが……』
 その特技はどうなのよ。目の前の艦長の将来が何とも不安になった。
 と、そこでほったらかしにしていたアリサが口を開く。

「私が嫌って、何の得があるのよ」

 小さく、小さく呟くような、そんな独白めいた一言だった。
 だった、が。
 クロノとエイミィが勢い良くアリサへと振り向く。
 振り向いた先、してやったりという表情のアリサ。
「念話、でしたっけ? 聞こえるんです、何故か」












 天を貫き穿つ巨大な光の柱は、雲を吹き飛ばし、空の色までもを薄い桜色に染めあげた。
 スターライトブレイカー。
 破壊する星の光。
 確かに破壊するだろう。この巨大な光の柱を真夜中に撃ち上げれば、空に瞬く星の光は完全に桜色にかき消され、まさに星の光を破壊する。
 端から見れば、それはとても綺麗な光景である。
 花火のようなものである。夜空を染めあげ咲かせる火は、端から見ていればとてもとても綺麗なものだ。その花火を打ち上げる真下がどのような状況であるかは別として。
 白い巨大なキャノン砲の、足下が突然爆発を起こした。
 耐えきれなかったか。
 爆発の衝撃はなのはのスカートを叩き、増築された追加装甲に亀裂を生じさせる。
 発射から既に15秒。計算よりも良く持ち堪えている。レイジングハートが内部を補強してくれていたおかげだろう。
 だが、それも限界か。
 続いて砲口が爆発し、黒煙を吹き上げる。回路にバグが生じたのか、砲口に展開されていた魔法陣が一瞬だけ点滅を行う。いいや、回路のバグは爆発のせいだけじゃないのだろう。何せ縁の術式を無理矢理流して起動させていたのだ。その負荷は計り知れない物がある。
 再び砲口から爆発し、次にベッドリングが爆発してその周囲の装甲を巻き込んで弾けとぶ。
 幸いなことに、地面に固定している足はまだ大丈夫そうだ。そんな甘いことを考えていると、今度はキャノン砲のど真ん中が爆発し、恐らく中の方の爆発だったのだろう、装甲含めパーツが一気に四散する。
 パーツの一部がなのはの顔を直撃した。しかし、かなりの魔力をつぎ込んで防御を固めている現状、その程度では大したダメージにはなりはしない。
 そう思っていたら再びキャノン砲のど真ん中、同じ所から爆発が起こり再びなのはの顔に無数のパーツが叩きつけられた。頬を掠めたパーツは重かったのか鋭かったのか、それとも連続の衝撃で防御が薄くなったところを襲ったのか、なのはの頬に傷が生まれる。
 その傷から血が滲むよりも早く、さらにキャノン砲の節々から連続して火が上がった。
 限界か。
 いや、いいや、もう少し。
 もう1秒でいい。いやコンマ5秒でもいいんだ。
 もう少し。もう少し、頑張れ。
 そんな願いが届くことなく、いや、もしかしたら1秒という短い時間は叶えられたのかもしれないが、握るグリップの根本が弾けとぶ。しっかりとグリップを握っていただけに、衝撃がもろに襲ってきた。爆発に吹き飛ばされるように腕が跳ねる。肩が外れるかと思った。
 キャノン砲の節々からあがっていた火と共に、桜色の光が吹き出してきた。
 魔法陣がブレて歪む。
 空へ撃ち上げる桜色の光線に、気泡のような揺れが生まれた。
 黒煙が吹き上がる。
(( Master!!))
 レイジングハートの悲鳴のような呼び声に、なのはは強く目をつむり

 爆発した。

 砲口から下に向かい、装甲が一瞬だけ膨らんだ直後に弾けとぶ。
 半分に減ってしまった音の世界が、爆音に包まれる。
 それがキャノン砲を模した強化外装が爆発した音だと理解するよりも前に、なのはの身体へ灼熱の衝撃が牙を剥いた。爆風と、破片だ。
 しがみつく場所も踏ん張る暇もなく、その衝撃になのはの身体が勢い良く吹き飛ばされた。反射的に腕で抱えるようにして頭を守るも、直撃する破片にバリアジャケットの上に展開した追加装甲が次々に砕け散る。
 予想より、よく耐えた。
 吹き飛ばされ、地面に数回バウンドした直後に大きめの破片に直撃して再び弾きとばされ宙を舞いながら、なのははそんな場違いな感想を抱く。もとより実働に耐えられるかどうかすら分からなかった代物で、それが設計上の計算よりも数秒長く耐えられたのだ。なのは的には上出来である。
 そう思った次の瞬間に、なのはは顔面から地面に落ちた。首から妙な音が聞こえたような気がした。
 再びバウンドと共に、なのはの身体が地面の上を盛大に転がっていく。その頃にはもう追加装甲は溶け、砕け、完全になくなっていた。誘爆から身を守るという役目は、完全に果たすことができたということだろう。
 ごんっ、と左肩に衝撃。岩なのか何なのかに当たり、身体が一瞬中に浮く。
 浮いたその瞬間、爆発したキャノン砲を中心に外へ外へと広がっていたはずの爆風がぴたりと止まる。

 と、唐突になのはの身体が逆に引っ張られた。

 爆心地に向かってだ。吸い込まれるような感覚と共に、身体が強引に引き寄せられる。
「うひゃっ!?」
 予想外の方向への転進に、なのはの口から妙な悲鳴が漏れた。
 再び顔面から地面に突っ込んだ。右目に何か硬いものが直撃したような気がする。どうせ見えてなかったしね、と他人事のような思考がなのはの片隅に存在していた。
 続いて身体が地面に打ち付けられる。受身を取ろうとかそんな余裕など欠片ほどにもありはしない。
 吸い込まれるような力は一瞬のものだったのか、なのはの身体が地面に沈んだときには既にその爆風は止んでいた。止んではいたが、勢い良くぶっ倒れたなのはは、その反動で地面を軽くバウンド。肋骨から素敵な音が聞こえたような気がする。

 ごろごろと地面を数回転がり、仰向けの大の字でようやく止まった。

 ごほっ、と盛大に咽る。
 空気がじゃりじゃりする。それに焼けるように熱く、溶けたプラスチックのような臭いが充満していた。酸素が足りない。
 ようやく終わったか。
 爆風に晒されたのが終わっても、なのはは安堵を挟む事なく即座に自分の身体の感覚をチェックする。
 大丈夫だ、ほとんどゼロ距離からの爆発に直撃したが、身体には大した怪我もないようである。肋骨が数本と左肩が少し折れ、左手の薬指と小指も何故か感覚が無くなって、右目に瞼の上から何かが刺さっている程度で済んでいる。安いものだ。
 げほごほと連続して咽続けながら、少し涙目になりつつもなのはは急いで左目を開ける。状況の確認をせねば。

 いっそ、それは幻想的な光景だった。

 真っ黒な黒煙と、きらきらと輝く桜色をした魔力の粒子がなのはの周りを支配している。真夜中に蛍が飛んでいると言うべきか、夜空の花火を間近で見ていると言うべきか。
 一瞬だけ、なのははその光景に見惚れてしまった。
「わぁ……」
 自分の漏らしたそんな声に、はっと我にかえる。いやいや、そんな場合ではないだろう。
 桜色をした自分の魔力光が識別できた。色彩感覚が元に戻ったのだろうか。何回か頭を地面に打ち付けたから戻ったのかもしれない。
 モノクロの世界から戻ってこれた事に関してドライな感想を抱き、なのはは左手で右の瞼に刺さった小石を引き抜いた。長細い小石である、瞼の上からでも十分に眼球を刺していることだろう。色は捉えられるようになったが、右の視界が自然に復帰するのは絶望的であるというのはよく分かった。
 それに左手を動かした際、左肩に激痛が走り抜けた。我慢できない程ではないが、無視するにはあまりにも痛過ぎる。
 ついでに左手の小指が無くなっていた。
 更に言うなら左手の薬指が、関節の曲がるべき方向とは反対側に悉くへし曲がっていた。
 指については別に今は良い。無いものはしょうがないのだ。だが痛みに関しては少々困る。集中力と判断力に関係する事柄なのだ。
 奥歯を噛み締めならが、負傷率が高い左側を庇うようにして右手を地面について身体を起こす。
 右手が熱い砂の感触を伝えてくる。バリアジャケットのグローブ部分は完全に消失しており、もう少し爆発が強かったらただじゃ済まなかっただろうことが分かる。
 追加装甲で更に守られていたはずのバリアジャケットも、だいぶ削られた。左側は特に酷い。もとよりなのはが左利きなので、つい左側を爆心に向けたせいだろう。
 身体を起こし周りを見渡すも、黒煙に光舞う風景ばかりで何も見えない。風で流されるのを待つしかないようだ。
 けほっ、となのはは再び小さく咽る。

「――っ、なのは!」

 と、いきなり名前を呼ばれたことになのはの右肩が跳ねた。
 フェイトだった。
 はて、何故ヴィータより先に来れたのだろう。
 黒煙を掻き分けながら近づく人影に、なのはは小さく首を傾げる。
 そう言えばヴィータは大丈夫だろうか。ゼロ距離でもろに直撃していた自分とは違い、十分に距離をとって防御を固めていたから大丈夫だとは思うのだが。
「なのは――っ!?」
 ばっ、と黒煙をかき分けフェイトの姿がはっきりと見えた。
 少し破損しているバリアジャケットに、小破しているバルディッシュを片手に下げ、なのはの姿を目にした途端に何故かフェイトの顔から血の気が一気に引いていた。どうしたのだろうか。
 座るように足を地面につき、なのはは立ち上がろうとするも膝は震えるばかりで力が入らない。
「え、縁ちゃんは……?」
「ま、待ってなのはっ! 動いちゃ駄目っ!!」
 尋ねた言葉に返ってきたのは、何故か慌てたような強い制止の言葉であった。フェイトは何を慌てているのだろうか。
 ぽん、と自分の左膝に左手を乗せる。左肩から激痛が走り抜け、一瞬だけだが目の前が白く染まったような気がした。きっとそれは気のせいだろう、痛いのは確かだが。
 フェイトが息を呑む。まるで見ちゃいけないものを見てしまったかのような顔をしてくれた。
「な、な、なのは、指、指が――」
「え、ああ、うん。折れちゃって」
 震えながらも尋ねたフェイトに、何事もないかのように軽い口調でなのはは切り返し、続いて右膝に右手を乗せて体重を前にかけた。
 立て、ない。
 足の腱が切れた感覚も骨が折れた様子もない。筋肉がぶちりと逝ってしまった腫れも見当たらない。下半身を守るスカート部分はもはや完全に吹き飛び、ほとんど下着を晒しているだけというまともな神経ならば外を出歩けない格好ではあるが、ダメージそのものは少なかったのか足は綺麗なものである。大量の切り傷だけで済んだのだ。
 なのに、立てない。
 足の感覚はある。膝に手を置いている感触もある。疲労だろうか、急激な魔力消費による弊害だろうか。
「フェイトちゃん、状況は?」
 自分の足を軽く摩りながら顔を上げる。
 黒煙は、ゆっくりと晴れてきた。
 青い顔のフェイト。ぱくぱくと酸欠の金魚のように何回も口を開け閉めしてから、意を決したようにきゅっと口を閉じる。
「……分からない。魔力障害が強いし、それに視界も悪くて」
 仕事の時に見せる、真剣な顔つき。
 なのはの状態は、確かに傍目重症だ。だが、今はそれ所ではないし、重症以上のことになるかもしれないという覚悟の上でこの場にいる。
 そっか、となのはは小さく呟く。
 ゆっくりと、ゆっくりと黒煙が流れる。
 桜色をした魔力の粒子は未だに周りを漂い、綺麗な光景ではあるものの粒子のせいで視界が良くない。しかも魔力の粒子は一応物質に干渉するものの、物体のように完全干渉する訳でないので風などの空気の流れでは流れ難い。
 なのはは空を見上げた。
 黒煙の向こう、桜色をした魔力の粒子達のその向こう、腹が立つほどに青い空がうっすらと見え始めてきた。
 左目を少し細めながら、なのはは小さな声で呟いた。

「――なら、縁ちゃんは健在だね」

 風に少しずつ流れ、溶け、広がり薄くなる黒煙の向こう。
 桜色の魔力粒子のさらにその向こう。
 青い空。
 白い雲。
 スターライトブレイカーを撃ち上げたその向こう。

 その影は、あった。

 頭があって。
 体があって。
 足があって。
 腕が、ない。
 遠目に見える、しかも視界が極悪の状況ながらに、そ の影が誰かなど、一発で分かった。
「さて……」
 小さく、だが力強くなのはが一言だけ漏らした。
 こくりとフェイトが頷いて返す。黒煙の向こう、縁をまっすぐに見上げながら。
「本番は、ここからだからね」
「もう一頑張りいくよ、フェイトちゃん」

 空に佇む、腕のない歪な影。

 海鳴 縁、健在。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

Q 魔法の使えない魔法使いのわりには念話が聞こえますが?
A じゃないと縁の言葉が聞けないという問題が。

 こんにちはこんばんは、読んでいる時間によってはおはようございます、熱中症は気をつけりゃまずならないから気をつけろ、クロガネです。
 ああ、夏コミという名の地獄の時期ですね。何故皆さんあんな人ごみ地獄のような場所に集まるんでしょうね全く、クロガネも参加する訳ですが。

 目標に直撃 ⇒ 「やったか!?」 ⇒ やってないフラグ
 なのは嬢重症。しかし縁は腕2本消失で済んだという割の合わなさ。

 すずかの重要シーンは一先ず終了です。こっから先はすずか分が不足します。
 結局は親友止まりで、友達も好きな人も皆危ないところへと行く中自分だけは行けないで、色々な感情に挟まれた一番踏んだり蹴ったりかつ巻き添えを喰らった “主役” ですが、別にクロガネは悪意あってすずかを酷い立ち居地にした訳ではないです。すずかのようなキャラクターは大好きですが、うん、書いているクロガネが悪かった。
 とにかくすずか、ごくろうさま。
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9件のコメント

[C673] 目、目が・・・・・っ!

うわああぁぁああ!!つД`)・゚・。・゚゚・*:.。..。.:*・゚
すずかが健気過ぎて泣ける!目が霞んでなかなか読めなかった!!
スキマスイッチの「アイスクリームシンドローム」を聴きながら読んでいたので、涙が助長されました・・・。
本当にすずか無双、最高でした(´;ω;`)
アリサが戻ってきたのに、また出て行くと思うと・・・。
すずかは素晴しい女の子だとおもいます(`・ω・´)

・・・・・短編で幸せになってもらうしかっ!

これからはアリサ無双ですね!
  • 2010-08-13
  • 投稿者 : りんご
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[C674] 目がぁ! 目が――っ!!

○りんごさん
 ムスカの台詞かと思ってしまった……
 結局、すずかが大変なところを全て背負ってしまったせいでこんな事に。もう少し我侭を言ってくれるキャラクターだったら、こんな結末とは違う道を歩いてくれたんでしょうが……
 一番下まで叩き込んで叩き込んで更に叩き込んで、持ち上げた瞬間叩き込んで、今までの鬱憤でも晴らしていただきましょう。何せアリサはうちの主人公でございます。

 ……短編、どんなのがいいでしょうかね。リクエストがありましたらー。
  • 2010-08-13
  • 投稿者 : クロガネ
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[C675]

ムスカww
やはり短編といえば、学校での日常的なほのぼのがいいですね。
学校でも中学校とかの一番甘酸っぱい時期(自分的に)などのお話でもいいかなぁーとは思います(`・ω・´)
キャッキャッウフフなお話でもいいですがね。
  • 2010-08-13
  • 投稿者 : りんご
  • URL
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[C676] クロガネはジブリオタクです

○りんごさん
 クロガネがキャッキャウフフな話を書くと、何故か性的なのと紙一重になるという不思議な現象がありまして……
 日常的ほのぼのな話、こっちならクロガネも飢えている最中ですね、正に。了解でーす。

 ……フェイトさえ自重すれば、学校ほのぼのは書けるはず、書けるはずなんだ……(ブツブツ
  • 2010-08-14
  • 投稿者 : クロガネ
  • URL
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[C677] アリサ「縁!どきなさい!!」 縁「アンスーーー!……高町さんか!殺ったのは!!」

とりあえずなのはさんは"お話"のために友達になろうとした相手の腕二本吹き飛ばした事に罪悪感持たないのか小一時間話そうか


アリサがレアスキル"思念盗聴"に目覚めたようで

最近以前私が書いたStS予告編に繋がりそうになってきて饅頭怖い
  • 2010-08-16
  • 投稿者 : ルファイト
  • URL
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[C678]

なんだかんだ言っても結局縁はフェイト達が好きな立場にあるんですねぇ……青春だ
ところでこの「魔法の使えない魔法使いの魔法」を読んで今回の話を含めて泣いた回数が十回逝ったってどういうこと
自分を泣かした責任、ちゃんととってもらうんだから(つまり、みんながHappyになるENDを期待しています)

管理局がなくなったらクロノとかはお金あるからいいだろうけどエイミィとか仕事が管理局メインな人達はどうするんだろ
  • 2010-08-16
  • 投稿者 : ひつまぶし
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[C679] コメントありがとうございまー

○ルファイトさん
 まぁ、なのは嬢も罪悪感で成功率が上がるならいくらでも抱くでしょう。殺し合い紙一重なのは覚悟の上でしょうし。
 しかし、そのレアスキルは諜報活動には活躍しそうですね。諜報部は拉致してでも使いたがりそうな予感。
 ついでにここらで熱いお茶が怖いのさ。

○ひつまぶしさん
 フェイト達もまた縁が好きな立場な訳ですから……
 皆がハッピーに、皆がハッピーに……既に死人が大量に出て(ry
 会社が倒産したら失業者がどうしても出てしまう、そんな原理なのでしょう。大丈夫、少なくともアースラスタッフは引く手数多の人員達です。他は別として、他は別として。
  • 2010-08-16
  • 投稿者 : クロガネ
  • URL
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[C680] すずか「殺してでも奪い取る!」(大嘘)

すずか完全に失恋してしまいましたか、ここでクロノをぶちのめして、アリサを無理やり拘束するという選択肢もあったのに・・・ええ子や(涙)

バトル漫画に置いて、前話のラストで攻撃を放った瞬間で終わるのと「やったか!」は失敗フラグ。ちゃんと死体になる(もしくは跡形も無く消滅する)描写がないとね~。最近じゃそれが有っても後々復活する奴もいる位ですし、死亡確認は大事ですはい。
  • 2010-08-23
  • 投稿者 : ミヅキ
  • URL
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[C681] クロノ「な、なにをするー」

○ミヅキさん
 やだな、ここは健全なサイトなのですからアリサを拘束して無理矢理だなんて……はぁはぁ。
 最近じゃないのですと、時間を止める背後霊を出現させられるお方は、同じく時間を止められるオラオラな背後霊を出現させられる不良の心臓停止まで確認したのに、実は背後霊が心臓握って止めていたオチの事ですね。首を刎ねてトドメの一撃を加えようとした彼はきっと正しい。
  • 2010-08-31
  • 投稿者 : クロガネ
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Appendix

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4/6更新 リリカルなのは、短編と呼ぶべきかネタと呼ぶべきか考えた結果これはクロガネ式妄想劇と呼ぶべきなんじゃないのかなぁという曖昧な結論に落ち着きました、みたいなお礼ありです。

魔法の使えない魔法使いの魔法

注意事項!

プロローグ

第1章 『海鳴 縁という少女』
       
基礎情報 第1章終了時点
第2章 『悩み』
         
基礎情報 第2章終了時点
第3章 『誰が為の剣』
           
基礎情報 第3章終了時点
第4章 『教授』
           
基礎情報 第4章終了時点
第5章 『恋ですか?』
           
基礎情報 第5章終了時点
第6章 『切実な事情、迂闊な発言』
           
基礎情報 第6章終了時点
第7章 『縁と看視者』
           
基礎情報 第7章終了時点
第8章 『その言葉、届かない』
           
基礎情報 第8章終了時点
第9章 『失意』
               
基礎情報 第9章終了時点
第10章 『挫けぬ雷刃』
           
基礎情報 第10章終了時点
第11章 『届け、星の光!』
             
基礎情報 第11章終了時点
第12章 『祝福される騎士と風』
 
第13章 『アリサ・バニングスという少女』
第14章 『そして、日常』


本筋関係ないパラレル短編
           

最近の記事

プロフィール

クロガネ

Author:クロガネ
 鉄と書いてクロガネ。文系の皮を被った理数系。人種差別主義。有神無宗派論者。白衣の天使。瞑想で一日潰したことがある。萌えにも燃えにも反応する。二次元より三次元の方が楽しいと思う。宇宙人未来人超能力者魔法使い等特殊な人間じゃなくて本当に良かったと思っている。変な人といわれる。仲間と言うのはチャレンジャーな人、友人と言うのは変わった人、知人と言うのは普通な人。
 これがクロガネ。
 とりあえずメールはこちら↓
kurogane951@yahoo.co.jp

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