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-件のコメント

[C603] どうにも殺し切れそうも無い件

なんでだろう・・
必殺っぽい作戦なのに全然通用しそうも無いのは・・・?
ああ、そうか、ボスに破魔、呪殺はきかないんだった、納得。

というか、転送できる相手に空間攻撃って意味あるのかどうか?
管理局、追い詰められてますねぇ~・・・

とりあえず、ライザーフェイトちゃんとサテライトなのはちゃんに期待なのです。
  • 2010-03-24
  • 投稿者 : ぎるばと
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[C604]

主人公抜きで実施される大反攻作戦ってどれほど勝算があろうと確実に失敗するんだよなあ。
私のイチオシは虚数空間をエイリアンばりに割りながら抜け出てくる縁です。
試作機を実戦投入するとかどう考えても無謀なのにロマンが有るから多用されますよね。
全力を尽くしたぐらいで不具合が無くなるなら試作機は要らねえっての。
個人的には一捻り欲しいかと我侭を思ったり。
理由もなく完全可動するんじゃあ普通ですから。
こんな事書いてますが言うまでもなく大好きです。
クロノ君的に言えば許可します。超許可します
  • 2010-03-24
  • 投稿者 :
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[C607] 特攻作戦は餃子フラグ

>新発売の高性能機より、安心と実績の品を使いたい

ガンダム種とか種死とかですねわかります。

展開をみてるとやはりこっちが主人公サイドなんだなぁと思ってみたり。というかクロノも主人公資質を持ってるよなぁ。

チートではあるが無敵ではない縁をなんとかするにしても、他の2人にはどうするのか、今後非常に気になります。

個人的には犠牲うんぬんの話がFateっぽいかなと思ったり。
  • 2010-03-24
  • 投稿者 : なまにく
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[C608] コメントありがとうございまー

○ ぎるばとさん
 殺しきる作戦が簡単に浮かぶなら、誰かが既に始末している件。
 管理局、追い詰められるどころか倒産を迎える羽目に。別にクロガネはアンチ管理局ではないですが。

>ライザーフェイト
 ……00ライザー?

○ さん
 アリサ絶賛引き篭もり中。主人公なのに。
 試作機はあくまで試作機です。その試作機の抱える問題を発見・解決、そして評価をするのが試作機の存在意義ですから、整備しようが何だろうが何が起こるか分からないのが試作機。それから再度計算して作られた本品の方が、性能は良いですよ、コスト面を含め。この場合、ガンザ君の意見が普通かと。
 ただし、試作機だろうが何だろうが普通は問題が起こらないように設計して作られてますから、きちんと設計されていれば普通に稼動します。信頼性がなければ安心できる代物でもないのは代わりませんが。

○なまにくさん
 種も種死も、試作機とか新型機というのを明らかに馬鹿にしております。特に種死。ゲルググを揃えようがな、ジオン兵の練度が足りねぇんだよ! という事態が少しも発生していないのは何故だろう。試作機から試作機に乗り換えるのは別に良いですが、機種転換訓練は? まさか試作機の段階でコックピットの操縦系統が完成されている訳でもあるまいし、まさか次の試作機を製造するってのに操縦系統を今まで一切変更しなかった訳でもないでしょうに。そっち方面のオタクの戯言ですが。
 この物語の主人公はあくまでアリサですが、クロガネは群像劇が大好きなのでどいつもこいつも主役級、って感じです。まぁ、縁は敵ですが。
 90を救う為に切り捨てられた10。その10は本当に全部切り捨てなければいけなかったのか。うーん、Fateですかねぇ?
  • 2010-03-24
  • 投稿者 : クロガネ
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[C609] 継承してみた

縁側が悪だけどその悪を生み出したのは魔導師
果たして悪はどっちなのやら

レイハさん女性人格だったっけ?
嫉妬するレイハさん可愛いよレイハさん


しかしなのはといいフェイトといいアリサやすずかに説明はしないんだ
明らかに巻き込まれた人達なのに



今回もやっちゃうよ

なのは「どうして……アリサちゃんが゙それ゙を……」

アリサ「……あんた達が私達に何も知らせず殺した縁からのお土産よ。今なら縁の気持ちが分かるわ」

フェイト「アリサ……」

アリサ「私は後悔してないわ。今も……そしてこらからも」

なのは「アリサちゃん!」

アリサ「魔王の心臓解放……行くわよなのは!」

アリサ看視者化エンド
  • 2010-03-24
  • 投稿者 : ルファイト
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[C612] 俺は人間止めたぞー!!

○ルファイトさん
(( Mr,Ganza ! My master says that a young girl is better than me!! ))
 ↓
(( ガンザ! 私の主人は私よりも若い女の方が良いと言うのです!! ))

 ……可愛い、か?
 アリサ&すずかは次回にお楽しみー。ついでに期待されていないはやても居ますよー。

 例えば、殺人犯が居たとして。
 殺人犯を産んだ母はどうか。殺人犯を育てた父はどうか。殺人犯を教育した先生はどうか。殺人犯の親友はどうか。そんな無限論が確かありましたなー。
 第2章でなのは嬢が犯罪理論と言いますか。結局犯罪における 「悪」 とは何か。
 ちなみに、縁ならば説明は一言です。
「悪い奴に悪い事をするのは、悪い事だ」
  • 2010-03-30
  • 投稿者 : クロガネ
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[C613] この星もろともお前らをゴミに変えてやる!!

あ~とうとう管理局はお終いか、前に何かで「他者から奪うものは、自分も他者から奪われる因果を持つ」なんて読みましたけど、実際過去の負債が今になってきているから弁護のし様もないわけで。管理外世界にしてみれば、管理局は無くなっても何も問題ないけど。

そんでもって予想通り命令無視で独立愚連隊なアースラ。確かに燃えるシチュエーションではありますが、実際やられると指揮する側はたまったもんじゃないですよね。まあアースラを命令違反で裁くことももう出来ないわけですが、三権分立がなされてないと、非常時に裁くものも居ないという悪い見本だ。

フィクションで特攻作戦というか死ぬこと前提の侵攻作戦の類が成功した例ありましたっけ? 何かガンバスター最終回とぐらいしか思いつかないんだけど。
  • 2010-03-30
  • 投稿者 : ミヅキ
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[C614] いい加減にしろ! この星を滅茶苦茶にしやがって! 貴様ら、一体いくつの星を壊せば気がすむんだ!

○ミヅキさん
 フリィィザァァァァァァァァ!
 撃って良いのは撃たれる覚悟のある奴だけだ理論ですね、わかります。因果応報とも。
 命令する側からすれば戦況を引っ掻き回す存在程ウザいのはいません。どこぞの大天使や自由が良い例で……いや、あれは完全に悪い例か。
  • 2010-04-03
  • 投稿者 : クロガネ
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魔法の使えない魔法使いの魔法 57

第10章――第1節
――作戦会議――



 灰色の塗装をされている、その身の丈より大きいキャノン砲に、一呼吸置いてから高町なのはは己の相棒である赤い宝石をかちりと埋め込むろ、まるで心臓が鼓動を打つかのように、どくりとレイジングハートが震えたようになのはには一瞬見えた。
 キャノン砲の調子を確かめるようにレイジングハートは数回点滅を繰り返し、しばらくしてから落ち着いたのか、その輝きは元の色へと戻っていく。
「レイジングハート、調子はどう?」
(( I am the worst ))
 心配そうに尋ねたなのはに対し、レイジングハートはいつもよりも若干低い声でぶー垂れた。無茶苦茶ご機嫌が斜めである。
 ですよねー、となのはの後ろで控えていたガンザが一言だけ漏らし、なのはもレイジングハートに苦笑するしかなかった。
 調整が始まってからこっち、レイジングハートの機嫌は悪くなる一方だ。どうやらキャノン砲の中に別のAIが搭載されている事が気に食わないらしい。もしくはそのAIと喧嘩でもしたのか。
「そ、そろそろ機嫌なおしてよ、レイジングハート」
(( A philanderer…… ))
「女たらしって……」
(( Mr,Ganza ! My master says that a young girl is better than me!! ))
 こんな調子である。
 そして話を振らないでほしかった。
 助けてー、とでも言うかのようななのはの視線に、ガンザはさっと顔を背けて知らん顔をする。痴話喧嘩は他でやってほしいところだ。
 なるほど、インテリジェントデバイスというのは知性があるのだから、痴話喧嘩の一つや二つはするだろう。喧嘩するほど仲が良いという事にしておきたい。ストレージデバイスで良かったとつくづく思う。インテリジェントデバイスを二刀流などしたら、毎日が喧嘩だろう。
 溜息を一つ吐いてから、ガンザは改めてそのキャノン砲を見上げる。
 デカい。
 この一言か。
 デバイスの強化外装であり、拡張ユニットであり、巨大な演算装置であるそのキャノン砲は、なのはのような少女が使うにはかなりアンバランスな一品である。というよりも。
「本当にこれ、安全なんっすかね……」
 怪しむかのように呟くそれが、ガンザの本心であった。
 このキャノン砲、試射をしてないのだ。
 そしてその時間も用意も残されてないのだ。
 なのはの行おうとしているそれは、なんと出た所の一発勝負なのである。
 もちろん設計はきちんとされている。さらに安全の為の補強もした。計算だってした。ガンザも基礎的な動作確認も行った。自分の魔力で恩師であるなのはのディバインバスターと同等の出力演算や魔力構築を行えたのは、それは感動したものだ。もちろんガンザの魔力ではなのはより見劣りする砲撃だったが、それでもこのキャノン砲は優れた品だと分かった。
 分かったが、信用できるかどうかは別問題だ。
 そもそも、これは試作品。
 そして行ったのは基本的な砲撃の試射。
 しかし、なのはが行おうとする類の試射では、ない。
 前線に出る魔導師としては、性能の前に安全性や安心性を重視したいガンザである。新発売の高性能機より、安心と実績の品を使いたいガンザである。
 正直なところ、このキャノン砲はあまり信用できない。
 そんなガンザに、なのははそのキャノン砲を、そしてレイジングハートを撫でながら、屈託なくにこりと笑う。
「大丈夫だよ」
 年相応な御師の笑みに、ガンザは思わず口を閉じる。不覚にもドキリとした。
 そんなガンザを気にすることなく、なのははキャノン砲を見上げた。
「ユーノ君が選んで、ガンザ君が一緒に点検して整備して、それから補強したのをレイジングハートが制御する。これで不安なんてどこにもないよ。すっごく心強いし、太鼓判なんて目じゃないよ」
 なんとも、浮世離れした人だ。
 当たり前のようにさらりと、しかし恥ずかしい事を言いながら大きく肯くなのはに、ガンザは困ったように苦笑を浮かべる。結構重い信頼だ。
(( And my master controls it. There are not problems ))
 そして先までの痴話喧嘩はどうしたのか、レイジングハートまでもが自慢そうに口にした。きっと人間だったら胸を張っているだろう。
 ぽりぽりと頬を掻きながら、ガンザは照れたようにむーと唸る。それをくすりと笑いながら、なのはは再びキャノン砲を見上げた。
「この子の名前、どうしよっか?」
(( Devil Cannon))
「で、デビルキャノンって……」
(( I think that it is a splendid name ))
「うー、いい加減機嫌なおしてよー」
(( I am normal ))
 痴話喧嘩は続いているようだった。
 他でやってほしい。












「皆、悪い話がある」
 突如としてブリッジに現れた次元巡洋艦アースラ艦長ことクロノ・ハラオウンの不吉な一言に、ブリッジの面々は一斉に渋い表情になった。良くも悪くも信頼の厚いクロノが “悪い話” として切り出した話は、本当に悪い話なのだと皆が知っているからだ。
 手を合わせて拝む者、しかめっ面で頭を抱える者、それぞれの反応を示すクルーに、それだけのリアクションが返せる元気があって良かったと頭の片隅でずれた感想を抱きつつ、質問の声が上がるよりも先にクロノは言葉を続けた。
「看視者こと海鳴 縁への特攻作戦の日時が決まった」
 特攻作戦。
 そんな簡単な言い回しだけでも、それが何の事なのかは誰もが分かった。
 次元震を引き起こせるロストロギアを民間人に持たせ、そして縁の根城としている惑星に侵入、その後次元震を引き起こして惑星ごと虚数空間に沈むという、まさに特攻以外の何物でもない作戦のことだ。縁が惑星に居さえすれば、別に惑星の裏から発動させても十分に縁を葬れる、最終手段な作戦のことだ。
 次元震を起こせば周りの次元世界にも被害が及ぶ。それを承知の上で行われる。
 10を切り捨て、90を救うと言うのだ。

 例え切り捨てられる10のリストに、ミッドチルダという名前が載ろうとも。

 民間人にやらせるのは反対の声が多数あるが、それでも成り振り構わずに作戦は行われる。
 というよりも、特攻する役目を希望する人は予想よりもはるかに多かった。
 民間人にやらせる、ではなく、民間人がやる、と言い替えても何ら問題はないくらいに多かった。
 それこそ、ロストロギアの数の10倍を軽く超えるほど、特攻をしたがる人は多かった。
 それはつまり、縁に親を、兄弟を、家族を、恋人を、仲間を、友人を、奪われてしまった人がそれだけ多かったということであり、刺し違えてでも殺したいくらいに縁を恨む人が多かったことである。
 その作戦の日時が決まった。
 こくっと、誰かが息を呑むのが聞こえた気がする。
「それは、いつ?」
 代表のように、エイミィが尋ねる。
 クロノのポーカーフェイスは崩れない。
「3日後だ」
 ポーカーフェイスはまるで崩れず、さらっと言ってのけた。
「3日後の、あの惑星標準時刻に直して日付変更から97分後に作戦は決行される。問題がなければその4分後には強力な次元震が発生する」
 そして、未曾有の災害が起こるだろう。
 言葉にはしなかったが、クロノの台詞にはそんな意味が篭められていた。
 あまりにさらっと口にしたクロノのそれに、ブリッジの面々は絶句するように黙ってしまう。
 3日後とは、随分急だ。
 時間的にはもう3日はない。2日とちょっとだ。
 いや、これでも待つ方なのかもしれない。時間を置けば置くほど、それは準備期間ではなく悪戯に被害を増やすだけの時間になるからだ。
「それで、その作戦での我々の任務は?」
 手をあげながら次の質問を口にしたのは、アースラ慣性制御担当であるラッド・リーカ。息子を殺されている、縁に。
 一瞬だけ、クロノは苦虫を噛み潰したかのような顔をした。
「ない」
 しかし一瞬は一瞬、すぐにポーカーフェイスに戻ったクロノは、短く簡潔に自分たちの役目を伝える。
 え? と誰かが聞き直した。その気持ちはクロノも分からない訳ではない。
 特攻作戦の話を切り出しただけに、縁の足止めをしろくらいの事を言われると皆思っていただけに、肩透かしを食らった気分だ。
「この作戦の間、アースラに任務はない――悪い話だろ?」
「胸糞がね」
 そうぼそりと返したのは、クロノの後ろにいたユーノ。
 民間人を守るための管理局が、民間人を特攻させ、そして自分達は遠くで見ている。確かに悪い話だ、胸糞が。
 そんなユーノの呟きを、クロノはまるで聞いてないようにスルーした。別に返事を求めてなかっただけに、ユーノは肩をすくめるだけに留まる。クロノ個人としての意見は、きっと自分と同じなのだろう。一瞬見せた表情でだいたい分かる。
「僕達の任務はその次だ」
 後ろを気にする事なく、クロノは続けた。
 妙に冷たく、淡々とした声色になった事に気付いたエイミィが一瞬だけ片目を細めたが、その疑問は口にしなかった。
「次って言うと?」
 代わりに口にしたのは、多分皆が思っているだろう事。
「強力な次元震を引き起こした後、当然ながら次元断層も発生する。虚数空間に飲み込まれなかった世界だろうと被害なしとはとても言えない」
「それの救援救護に回れということですか?」
 返したのはアースラのシステム管理担当。
 それに対してクロノは頷き返す。
「そうだ。それがアースラの任務だ」
 要するに尻拭いって事だね。
 ユーノが心の中だけでポツリと漏らした。別に皮肉ではない。事実だ。
 被害を最小限に止めるための被害とはいえ、その被害は小さい方が良い。作戦で切り捨てられる被害は、それこそ被害を最小限に止めるための被害と言うしかないが、二次災害での被害は初動の速さと的確な判断如何によっては限りなくゼロに近く出来るのだ。
 そのための救援。
 尻拭いだ。
 悪い意味ではない。良い意味でも決してないが。
 クロノの言葉の意味を理解したのか、それとも危険度の高い任務から外された事に少し安堵したのか、ブリッジに漂っていた緊迫した雰囲気が少し薄れ

「――そして、巡航L級8番次元空間航行艦船アースラ、最後の任務になる」

 クロノのその言葉が、嫌によく響いた。
「……え?」
 と、間の抜けた声を上げたのは誰だったのか。
 クロノの口にした台詞が一瞬理解できなかった。
 最後の任務。
 なるほど、とユーノが軽く呟く。その呟きすら妙に響いた。
 最後。
 最後か。
 それを自らの口で知らせねばならなかったクロノは、無念だったろう。
 フェイトのように、はやてのように、贖罪の為に管理局に入局したわけではない。
 なのはのように、ユーノのように、類稀なる能力があったから入局したわけではない。
 クロノは管理局に入局するために、皆無に等しい才能を努力で覆し、そして入局した。
 亡き父の背中を追った、世の理不尽に泣いた母の背中を見た、いいや何より “正義の味方” を夢に見た。義務でもなければ誰からの進言もなく、むしろ引き止める声を振り切ってでもクロノは己の意思で管理局に入ったのだ。
 それをユーノは知っている。
 管理局に、自分が働いたその組織に、強い思い入れがあるのを知っている。
 だからクロノの胸中がどれ程のものなのか。
 ポーカーフェイスと淡々とした言葉で隠した、その奥では何が渦巻いているのか。
 目を閉じて、クロノは静かに口を開いた。
 淡々と。
 感情も読めないくらいに、淡々と。

「救援活動終了後、時空管理局は解体されることが決定した」













 突然鳴り出した携帯の呼び出し音に、沈みかけていた意識がゆっくりと浮上するのを感じた。
 聞き覚えのあるメロディ。冗談半分で入れてみた、とある落語番組のテーマ。
 手の中にしっかりと握られた縁の携帯は、震えもしなければ音が響いている感触もない。かぱりと開いて確認してみても、電話が繋がっている様子はない。電池が一本減っている。それを見て、アリサ・バニングスはもそりと体を起こした。
 夏掛けの布団が、するりと落ちる。遮光のカーテンを締め切っていて部屋は暗いはずなのに、何故か目の奥が痛むような感触がした。頭が軽くくらくらする。
 着信を知らせる音楽が健気に鳴り続ける。
 ああ、そうだ。あれはアリサ自身の携帯電話だ。
 ベッドから降りることなく、アリサは手を伸ばして自分の携帯を充電ホルダーごと引っ張りこんだ。
 布団の上に鳴り続ける携帯を放り出し、その充電ホルダーからケーブルを外す。それから慣れない手付きで縁の携帯に直接ケーブルを刺しこむ。
 充電している事を知らせるように、赤いランプが点灯した事を確認するのとほぼ同時、鳴り続けていたアリサ自身の携帯が沈黙した。
 諦めたか。
 アリサは自分の携帯に目を向ける事なく、再び布団をかぶってベッドの上で丸くなる。
 電話をかけてきた相手は確認せずとも分かる。あんな落語番組のテーマを着信音に割り当てる相手など、アリサには一人しか居ない。
 はやてだ。
 八神はやて。
 半分嫌がらせで設定したのに、聞いたはやては笑って喜んでいたのを覚えている。
 今更なんだ、誰の声も聞きたくないのに。
 ベッドの上で丸くなりながら、アリサは縁の携帯を開く。
 メモ帖。縁の日記。
 生気のない虚ろなその目で、アリサは黙々とそれを読む。
 縁の日記。
 あの化け物の日記。
 愛しい。
 怖い。
 胸に沸くその感情が表情に浮かぶ事はない。昔から感情と表情の切り離しは徹底的に訓練してきた。
 黙々と読む。
 読み続ける。
 再び鳴り出した自分の携帯には、もう目も向けなかった。












 説明を受ける間、ひたすら沈黙を守りつづけたなのはの様子に、ガンザは軽く不安を覚えてしまう。
 アースラの作戦会議室に呼び出され、そこでクロノの口から伝えられるその内容に頭が追いついていないのかもしれない。それは半分ガンザ自身の事であるのだが。
 作戦の決行日。
 アースラの任務。
 時空管理局の解体。
 どれも頭の中では “いつかそうなる” と考えてはいたのだが、いざそれを伝えられると混乱してしまう。
 というか、管理局の解体はかなりショックだった。本局も仮本局もどちらも潰され、様々な支部も片っ端から壊されて、今までよく持った方だとは分かっているのだが。
 沈黙を破るように、なのはが細く長い溜息を吐き出した。その溜息が、嫌に作戦室に響く。
「倒産するんだ」
「随分物理的な倒産っすけどね」
 どこか間違った発言に、ガンザは思わずつっこみを口走る。
 そんななのはの言葉を気にすることなく、クロノは一度肯いて返す。
「そう、倒産だ」
「倒産違うっす」
 確かに施設潰されまくりで資金繰りには困ったのだろうけど。
 真顔でボケたクロノに対しても、ほぼ素でつっこみを入れた。何だこの雰囲気は、悲壮感というものがごっそりと欠如していた。
 ブー、と作戦会議室の扉のブザーが鳴り、ワンテンポ遅れてからその扉がカシュンと開く。振り向くと、大きなケトルと人数分の湯飲みを持ったエイミィがにこやかな表情で立っていた。
「はーい、お茶ですよー」
「僕は砂糖なしで頼む」
「あ、砂糖いりません」
「俺も砂糖なしで」
「砂糖省いてください」
「ミルクもいりません」
「自分は砂糖ちょっとだけ」
「ストレートでお願いします」
「あ、私もストレートで」
「……何で日本茶で真っ先に砂糖の心配するんっすかね」
 明るいエイミィの言葉に、我先にと砂糖の心配をする面々に対してガンザは静かに頭を抱えた。かなり変だよアースラクルー。
 砂糖とミルクは自己責任でお願いねー、とあくまで明るく口にしながら、エイミィは机の上に湯飲みを左手で並べ、右手に持ったケトルでお茶を注ぐ。手馴れているというべきか、器用というべきか。その湯飲みに近かい人が、注がれたものを順番に奥に回していく。これもまた手馴れている。
 こと、と頭を抱えるガンザの前にも湯飲みが置かれた。
 大丈夫? と心配そうななのはだ。
 気がつけばガンザはなのはよりも上座に座っていた。と言うか、なのはが真っ先に下座の方に座った。どうやら上座・下座というのをなのははよく知らないらしい。
 何と言うべきか、ガンザにとってはアースラの雰囲気に違和感を少しも覚えていないなのはの方が大丈夫なのかと聞きたいところだった。ここまで皆に平然とされていると、まるで自分が変なんじゃないかと不安になってしまう。
 お茶を回し終わったのを確認してから、ようやくエイミィも席に座る。
 作戦会議室には、アースラの主要メンバー。
 ブリッジメンバーだけではなく、機関室担当の制服を着た人も見える。ガンザにとっては見覚えのない顔もある。
 エイミィが座ったのを見て、クロノが軽く咳払いをした。
「さて、集めたかったメンバーが全員集まった訳じゃないが――皆に相談がある」
 そう切り出したクロノの表情が、妙に悪どくガンザは感じてしまった。他意はないのだが。
 そこですかさず 「はいっ!」 と手を上げたのは、なのはだった。
「明後日のお昼、やりたい事があります!」
「よし、許可する」
「え!?」
 即決だった。
 あまりにも即答のクロノに、思わず声を上げたのはガンザだけだった。再び頭を抱えてしまう。本当に自分が間違ってるんじゃないのかと不安になってきた。
「まぁ、ここでなのはちゃんが提案することは、だいたい予想できるしねぇ」
 頭を抱えたガンザに対し、エイミィが慰めるように呟いた。
 残念だ、自分はまるで予想ができない。
 よく見れば周りのクルーも皆肯き返している。以心伝心だと言うべきなのか、それともなのはが単純だと言うべきなのか。きっと両方だろう。
「じゃあ、その作戦を立てようと思うのだが……」
 ガンザを軽くスルーし、話を進めるクロノはちらりとなのはを見る。
「なのは、まずは君の意見から聞きたい」
 まずは内容から聞きたいと思ったのはガンザだけである。
 返事を返しながら、なのははかたりと立ち上がる。自信満々の顔をしていた。
「ではまず、案として――」












 お客様が電話に出られない状況にあるから “ピーッ” という電子音の後に伝言なり遺言なりを録音してください。そういった旨のメッセージを聞きながら、はやては軽く肩を落とした。そろそろこのメッセージを聞くのも飽きてきた。
 ピー。
「もしもし、私はやてちゃん。今あなたの後ろにおるの」
 明るい声で迷うことなく訳の分からないメッセージを残し、はやては即座に携帯の通話ボタンを押して電話を切る。
 次元空間を挟んでも通信できるように改造を施しているとはいえ、電池消費が跳ね上がるので多用はしたくないのだ。むしろ、次元空間を挟んでの電話は国外電話の料金が適用されるので、懐的な意味でも多用したくない。
 管理局で働いても日本円が貰える訳じゃないしなー、と軽く泣けてきた。
 ぱたんっ、と携帯を閉じ、はやてはそれをポケットの中に突っ込む。
「ま、そない簡単に電話取ってくれる訳あらへんよね」
 独り言のように言葉を漏らし、まやては改めて目の前の作業台に向き直る。

 一冊の本。

 本なのに様々なケーブルが繋がったそれに向き直り、はやては気合を入れ直すように自分の頬を軽く叩いた。
「――うしっ、頑張れ私!」













 海鳴 縁へ仕掛ける。
 そうなのはが口にしたそれに、いよいよか、という感想をガンザは抱いた。
 先にクロノから縁への特攻作戦を説明されたが、それに真っ向から逆らうような意見である。
 ガンザとて一般市民が特攻を行うという作戦には大反対だが、それが最も確実であるというのも嫌というほど分かっている。そして、その後の復興作業も、管理局が行うのが適任なのだと分かっている。
 だから、なのはが縁へ仕掛けるというのは、無駄な消耗でしかない。殺されるかもしれない。むしろ殺される可能性のほうが高い。そして消耗するというのは、その後の復興作業で助けられただろう人を見殺しにしてしまう可能性だってある。全力を注ぐべきは作戦後の復興作業だと、ガンザは分かってはいるのだ。
 いるのだが、それでもなのはの意見に異を唱える気には、何故かならなかった。
 実になのはらしい。
 それでこそ、自分が胸を張って恩師と称えるその人らしいのだと、そう思ってしまう。
 なるほど、自分も恩師の考えに染まってしまったらしい。ガンザは軽くなのはから顔を逸らし、小さく苦笑を漏らした。
「――以上の作戦を提案します」
 かたん、と座るなのはに、ガンザは慌てて顔を戻す。
 作戦室の面々で、なのはの意見が予想外だったというような反応を示すものは居なかった。エイミィがなのはが何を言いたいか分かると言っていたが、他の面子も分かっていた様子だ。
 なるほどなるほど、自分はそこまで毒されてはいないのだなと、五十歩百歩の感想を安堵と一緒にガンザは漏らした。
 少しだけ間を置いてから、クロノがふむと鼻を鳴らしたのが聞こえた。
「確かに、なのはの意見は興味深い。海鳴 縁の火力面での話は、検証している暇はないがやってみる価値はあると思う」
 艦を預かる者としての責務があるだろうに、それでもクロノの口から出る言葉は肯定的なものだった。流石、なのはの言葉を聞く前から許可を出しただけはある。
 いや、もしかしたらクロノ自身にも何かメリットがあるのかもしれない。
 話を認めてくれたことに、なのはの顔が少しだけ明るくなった。
「だが、この作戦の成功率は恐ろしく低いな」
 そして、クロノの一言にうなだれた。
 まぁ、それはそうだろう。聞いているガンザですら、なるほどこれは素晴らしい自殺行為だなと、そんな事を感じてしまったくらいだ。発案者であるなのははもっと感じているだろう。

 なのはの上げた案と言っても、要約してしまえば 「縁の説得」 「駄目なら撃つ」。この2つだ。

 いつも通りのなのはだ。
 それが普通に通用しない相手であろうと、そのやり方に変更はなかった。
 と言うより、なのははこの方法しか思いつかなかった。
 何をやっても通用しそうにない縁相手だからこそ、付け焼き刃の作戦ではなく、最も自分らしいスタイルを選んだだけである。縁を説得するというのはなのはの中では大前提であったし、話を聞いてくれなければ力ずくで止めると縁に約束したのだから。
 だが、自分一人では縁を止める事はできない。そんな事、なのはは撃墜されて痛感させられている。
 だから。
 そう、だから。
 だからなのはは、この場でこの案を話したのだ。

「じゃあ、どうしたら成功させられるかな?」

 自分一人では方法を思いつかなくても、それを補う仲間がいるのをなのはは知っている。
「まず防御層を突破する方法が必要かと」
「火力限界があっても弾幕を張られたらマズいですよねぇ」
「メタルストームとか言うの、適当にばら撒かれるだけで厄介でしょうし」
「真正面からが難しいなら、奇襲策を混ぜるべきでは?」
「魔法を無効化する能力がイヤらしいですね」
「その前に使い魔を引き離す必要があるんじゃ」
「あの青い衣装の女性もな」
 ぽんぽんと、声が上がった。
 アースラスタッフの、知ってる顔、知ってる顔、あまり知らない顔、たまに見かける顔、知ってる顔。アースラという艦に乗った、そのスタッフ。
 これがなのはの、今の仲間だ。
 ガンザは失礼ながら少し笑ってしまう。
 なるほど、馬鹿だこいつら。
 なのはの問いに、急に作戦会議室の中に色がついたように言葉が飛び交う。アースラを使おうか、武装なんて迎撃砲台くらいしかないよ、恋慈とアステマを引き離す為の人員もいるよな、アルカンシェルすら防ぐなら防げない状況に追い込むべき、囮が確実に死亡する件、誰だ俺のお茶に砂糖入れた奴は、まず縁のいる惑星にどう侵入するかも問題、進入したらあっという間に探知されるのが厄介、だけど相手は星1つなんだから何処かに隙があるはず、などなど。
 馬鹿だ。
 縁に自ら対峙するというのは、だいたい死ぬという意味なのに。
 今まで何回討伐隊が行ったと思う。何回復讐に赴いた英雄がいたと思う。何回禁忌とされていた質量兵器を解禁した思う。
 その全てが失敗し、血祭りに上げられたのを知らないはずがないだろうに。
 それなのに、誰もその恐怖に怯えていない。
 馬鹿だ。真性の馬鹿だ。
 あの化け物と対峙しようとか、馬鹿だ。
 3日後には次元震で周りの世界を大量に巻き込みながら殺される相手に、わざわざ対峙するとは本当に馬鹿だ。
 ガンザは少しだけ笑いながら、ピッ、と自分の目の前にモニターを表示させる。
 そして手を上げた。
「自分なりにまとめた資料がここにあるっす」
 何を隠そう、ガンザは自分が十分に馬鹿なのを知っていた。
 特攻作戦後の復興作業が重要なのは分かっている。その前に消耗してしまうのは、消耗した分だけ助けられる人達を助けられなくなってしまうのだと分かっている。分かってはいるのだ。
 だが、再度言おう、ガンザは元より一般市民が特攻を行うという作戦には大反対なのだ。
 事件で泣いたり困ったりする人を1人でも多く助けたいから、ガンザは管理局に入ったのだ。ロストロギアで次元震を起こし、それで様々な世界の人々を泣かせるのはガンザにとって本末転倒でしかない。
 毒を喰らわば皿までか、毒を喰らってそれまでか、必要以上に足掻くのはガンザの性に合っている。無茶で無謀と哂われようと、無理だ止めろと腕引かれても、目の前の犠牲を助けに駆け出してしまう方がガンザの性に合っている。きっとここはそういう馬鹿の集まりなのだろう。本当に性に合っている。
 90救うために切り捨てる10でも、切り捨てる量が9になるように、救える量が91になるように、足掻くしかないだろう。
「今まで他のチームが行った、作戦の詳細と……遺された結果っす」
 モニターに表示させるのは、今までに何度も行われた縁討伐の作戦データとその顛末。倒れていった者達が遺した、実働結果だ。
 そのデータを各人の前にモニターを表示させて配る。
 ふむ、とクロノが再び鼻を鳴らした。
「本当に君は器用だな」
「プチ・クロノ君を見てるみたいだよ」
 褒めているのか何なのか、エイミィが感心するように続けた。プチ・クロノとか、ありがたくない。
「惑星突入地点も結構散らばってるなぁ……惑星の裏から突入してもアウトとか」
「海鳴 縁と対するなら、逆に近い所へ突入した方が確立高いですね」
「後は海鳴 縁がこの惑星に戻ったのを確認する方法は……」
 表示された資料を読みながら、数名が声を上げる。隣のなのはも資料に目を通すと、これは実に分かりやすくまとめられている。時々擬音が盛り込まれていたり、文章的に変な点もあるが、まとめ方はとても良い。
 最後に上げられた声に、ガンザは待ってましたと言わんばかりに顔を上げてそちらを向く。
「海鳴 縁が惑星にいるかどうかを確認する方法は簡単っす。同次元内にいればアースラの機器でも十分に捉えられるはずっす」
 その言葉に、何人かが納得したような顔をした。クロノやエイミィは、だろうね、と言うように涼しい顔をしていたが、なのはは前者の分類だった。
 ああ、そうか、確かに捉えられる。
 随分簡単な話なのに、思わず数回肯いてしまう。
「とんでもない魔力量を保持してるのが仇っすね。どれだけ遠くからでも確認できますし、それに海鳴 縁は魔導師を襲いに行く時は他の次元を狙う傾向があるっす。次元内にドデカイ魔力反応を察知したら、まず海鳴 縁がいると思って良いかと」
 つまりは、そう言うこと。
 10億だのそれ以上だの、文字通り桁外れの魔力量。そんな量ならば観測など楽なものだ。巨大な魔力が感知されれば、それは縁だと思って良い。
 縁の居場所を特定するのは、難しくはない。
 問題は、縁が拠点としている惑星へ、どう突入するかだ。
 海鳴 恋慈。縁の使い魔である彼の拠点防衛能力は、はっきり言って異常である。拠点の惑星に侵入してきた “敵” を察知するのも、そして迎撃するのも明らかに素早過ぎる。
「あと、惑星の防衛能力なんっすけど、これは何とも……」
「ドールタイプだろうな」
 その言葉を遮って、クロノは一言だけ漏らした。
 ガンザが顔を上げると、言葉を漏らしたクロノは資料に何か追加記入をしている。もう読み終わったというのか。
「アステマがドールタイプを複数体同時に構築するのが確認されているな。ドールタイプは基本的に自立判断だから、侵入者を発見次第連絡するような機能を追加されているんだろう」
 目の前に表示されている資料の一部を指でなぞり、クロノは淡々と予測を口にする。予測と言うよりも半分確信のような口ぶりだった。
「でも、惑星一つカバーできるくらい、ドールタイプを量産できるものですかね? 一体構築するだけでも、どれだけ魔力を消費するのか……」
「海鳴 縁から魔力を流用すれば出来なくもない。仮に 『魔王の心臓』 が本当に魔力を無限に生産できるなら、な」
 実際、恋慈を使い魔として使役しているのなら、魔力パスを繋ぐやり方を縁かアステマが知っているはずである。それを応用すれば、縁の豊潤な魔力をアステマへ供給する事は易い。
 そこでクロノは資料から顔を上げ、会議室全体を見渡すように視線を動かす。
「侵入者を発見するのは大量にドールタイプを配置しているからと思って良いだろう。それに、拠点としている惑星は元は観測対象の星だったんだ、観測機材を流用している可能性もある。そして発見次第、海鳴 恋慈がそこに行く」
 理屈としては至極簡単な事だった。
 敵を撃退する力、あれは恋慈の自身の力なのだろうが、敵を察知したりその場に急行する力は他から集めていると思えば良い。ドールタイプや、観察用の機器を上手く使えば良いだけの話だ。
 そして敵を察知したら、そこへ転送魔法にて跳ぶ。縁の使い魔ならば、縁が使用するあの訳の分からない転送魔法を使用する事だって出来るだろう。
 恋慈が惑星に侵入してきた艦を撃墜する時、彼にもドールタイプの命令権があるというのに、物量戦ではなく高火力の兵器を多用しているのは、相手を素早く撃墜したいからだろう。撃墜する時間が長引けば長引くだけ、ドールタイプによる足止めが出来るとは言っても、惑星に侵入してきた他の敵を自由にさせてしまう事になってしまう。
「海鳴 縁から遠い地点より突入した場合、数分待たずに海鳴 恋慈が来る。だから海鳴 縁とぶつかるなら、直接海鳴 縁の近くに突入した方が確実だろう」
 先も誰かが発言していたように、結局はそのようにするしかない。
 縁がいる地点より遠くから惑星に侵入しても、結局は辿り着く前に恋慈に当たってしまう。縁自身がとてつもなく強大だというのに、縁と対峙する前に消耗する訳にはいかない。ならば対 縁への本命は、縁のいる地点に直接侵入した方が確実だ。
 ただし、縁には消耗なしで確実に当たるだろうが。
「あの、その場合は海鳴 縁と海鳴 恋慈の両方を相手にする可能性が高くなるのでは?」
「それからアステマも、だ」
 渋い表情で手を上げて発言されたそれに、クロノは一言付け加える。余計に渋い顔をされた。
「アステマはかなりタチが悪い」
 更に渋い顔をされる。きっとお茶が口に合わなかったんだろう。
「彼女自身の自己蘇生と特殊な魔法は、陸の近接戦しか出来なくとも十分な脅威だ」
「それと、ドールタイプを一気に量産されても厄介っすよね」
「そうだな、戦いは数だ」
 アステマの厄介さは十分に予測できているガンザの言葉に、クロノは頷いて返した。よ兄貴、と誰かが言っていたが無視である。
 彼女自身は2つ以上同時に魔法を使えないという、そんなミッドチルダの魔導師ならばまずないだろう、そんな不可解な “縛り” がある。その “縛り” のせいで、アステマは空戦が不可能だ。飛行魔法を使用したら他に何の魔法も使えないのでは、そも空戦にならない。対空で出来る手段など、手近な何かを投げつけるくらいしかアステマ自身に行える術はない。
 が、それを差し引いても厄介だ。
 空間座標の入れ替え。シグナムが体験した、アステマの魔法の1つ。
 それが行われてしまえば、転送で逃げる事などまず不可能。その空間でアステマの自己蘇生による持久戦に持ち込まれたら、確実に競り負ける。
 そしてアステマが構築するというドールタイプ。
 物量戦に持ち込まれたら、これも確実に競り負ける。
 そもそもアステマ自身が行える唯一の対空戦術である投擲も、理不尽なまでに身体強化されたその豪腕から投擲されるので、普通に脅威である。
 そして、アステマを攻略する最大の難点、自己蘇生に身体強化。
 殺しても生き返る、そして理不尽なまでの身体強化の術。この2つの相性は凄まじく良い。
 殺せない、ならば捕まえるしかない、しかし生半可な檻では物理的に壊されるので閉じ込めておく場所が限られる。少なくとも、アースラにそんな設備はない。
 シグナムが聞いたという話では、命の数には限りがあるらしいのだが、それを全て殺し切るという作戦案はない。普通に競り負けだ。

 第一、アステマは一言たりとも、ストックされた命が “人の命” と言っていない。

 ヴァルヴェールという星に住んでいた人の命の数だけ命がストックされている程度なら、対処のしようはある。
 問題は、鳥や獣、虫や微生物、挙句に草1本に至るまでの命をストックされている可能性があるという事だ。いや、星そのものの命すら、アステマは背負っている可能性がある。
 そうなってしまっては、まだ対処のしようが残されている恋慈とは違い、完全に対処する術がない。
「どちらにせよ、海鳴 縁の身柄を確保するなら、この2人に邪魔をされるのは避けなければいけない」
 アステマの件は一先ず横に置き、クロノは言葉を続けた。
 いざとなれば、アステマと恋慈はそのまま無視しても良い。今回押さえなければならない目標は、あくまで縁だからだ。
 それに縁を押さえれば、同時に “魔王の心臓” を押さえる事になる。そうすればドールタイプの量産など出来ないはずだ。
 んー、とクロノの言葉にガンザが唇に拳を当てながら軽く唸った。
「じゃあ、まずは両者を海鳴 縁から引き離さないと駄目っすけど……」
「それについては僕から案がある」
 さらりと、実に涼しい顔でさらりと、クロノが口にした言葉に、皆の視線が一斉にクロノへと集まった。
 一瞬だけクロノの口元が にやりとなる。
 何となく、腹黒そうな笑い方だった。
「それについては後から説明するが……」
 しかし即座にクロノは表情を引き締める。

「その前に、海鳴 縁についてだ」

 続けたそれに、誰かが息を呑む音がした。
 恋慈やアステマは、確かに脅威だ。だが、やはり目標は縁である。
 例え2人を縁から引き離せても、肝心の縁を攻略する決め手がなければ何の意味もない。
 いや、決め手と言うのならばある。それは なのはが立案した作戦が。
 だが届かない。
 それでは届かない。
 なのはの案では届かないから、縁に届きもしないから。
 だからなのはは、どうすれば成功させられるかを聞いたのだ。
 恋慈やアステマにじゃない。どうすれば、縁に届くかを。
「彼女の防御機構を崩さなければいけないな」
「魔法を無効化する能力と、あのシールドだね」
「そうだ」
 縁を攻略するにあたり最大の難所、その二つになのはは口をへの字に曲げる。
 魔法を無効化する能力と、とんでもなく硬いシールド。縁が魔導師を虐殺し続けながら、未だに駆逐されていない最大の要因だ。
 魔法を無効化するその能力は、文字通り魔法ならば何でも無効化する。無効化できる処理量は決まっているだろうが、少なくとも戦艦クラスの魔力砲ですら無効化した事がある。
 一方シールドは、単純に硬い。とにかく硬い。そのシンプルさが逆に困る。
 そして、今まで縁のその防御機構を突破した報告は、ない。
 いや、もしかしたら突破した者はいるのかもしれないが、その情報がアースラにはない。
 作戦会議室に沈黙が下りる。
「……やっぱり、奇襲で質量兵器を使うのが良いのかも」
 ぼそっと、誰かが呟く。
 同意も反対もなかった。
 魔法を無効化する能力は、魔法にしか効果がない。そしてシールドは常時展開されている訳ではない。
 ならば、不意打ちで質量兵器を使うのが最も効果的なのは確かだ。
 確かだが。
「それ、今まで16部隊程、前例があるんっすよね……」
 そういう事。
 その案ならば、もう試されている。そして失敗している。
 向こうは向こうで、質量兵器を熟知している使い魔がいるのだ。それくらいの事、とうに対策をされている。
 うーん、と数人が唸るだけで、再び沈黙が降りる。
 こればかりはクロノも案がなかった。
 魔法の無効化による、対魔法防御。シールドによる、対質量兵器防御。
 ほぼ鉄壁だ。
 どちらか一つでも、その防御機構を取り除けたら可能性があるのだが、その糸口がない。

 どちらか一つでも、その防御機構を取り除けたら。

「――あれ?」
 ふいに、なのはが声を上げた。
 その声に何人かがなのはへ振り向くが、なのは自身は唇に手を当てながら俯き、何か必死に考え込んでいて気がつきもしない。
 何だろう。何だろう。
 今、一瞬だが、なのはの脳裏に何かが浮かんだ。
 大事な事だ。
「う、ん? あれ? んー……」
 唸りだした。流石に他のメンバーもなのはへ視線を移す。
 考え過ぎているせいだろうか、若干顔が赤くなってきている。
 魔法の無効化。
 シールド。
 どちらかを、取り除けたら。
 そう、どちらかを取り除けたら、縁を攻略する可能性が出て来る。
 取り除けたら。
 使えさせなけれ、ば。
「――あ」
 そこで閃いた。
 思い出した。
「ああ! そうだ!」
 突然、がたんっ、と椅子を跳ね飛ばすかのような勢いでなのはが立ち上がった。
 その奇行に、クロノも目を丸くする。エイミィは少しお茶を零してしまった。隣にいたガンザが一番ビビった。
「そっか! そうだよ! 忘れてた!」
 いやに目が爛々としていた。
 何を忘れていたのか。誰かが若干引いたように呟いていた。

「フェイトちゃんだ!」

 その親友の名をなのはが口にすると、作戦会議室の扉のブザーが、ブー、と無機質に鳴り響いたのは全くの同時だった。
 なのはの奇行も気になるが、クロノは扉へと視線を向ける。
 ワンテンポ遅れてから、扉がカシュンと開いた。
 ぶっ、と思わずクロノが吹いた。数人ほど同じリアクションだった。

「フェイト・T・ハラオウン、遅れました」

 なのはの口にした親友である張本人が、敬礼の姿勢で立っていた。
 何というタイミングか。息が合い過ぎである。
 ばっと、席に座る事なくなのはがフェイトへ振り向く。
「待ってましたフェイトちゃん!」
「ごめんなのは、遅れた」
 爛々としたその目に、フェイトは少しだけ苦笑をして返す。
 しかし、すぐにすっと表情を引き締め、気をつけをするように姿勢を正す。
 入り口から真っ直ぐ反対側、一番上座。
 クロノと真っ向から目が合った。
 うん、とだけクロノは頷く。
 うん、とだけフェイトは頷き返す。
 この兄妹は、それで疎通など十分だった。

「海鳴 縁への特攻作戦決行前に、行いたい作戦があります」

「よし、許可する」



―――――――――――――――――――――――――――――――――

 まぁ、要するになのは嬢達が縁に仕掛けますよ、という作戦会議。こんにちはこんばんは、読んでいる時間によってはおはようございます、(更新速度的な意味で) 絶望が俺のゴールだ、クロガネです。
 作戦の内容をここで書いたらこれから先思いっきり面白くなくなるだろーなー、と思いながらばっさばっさカットしたら、これは短い。
 手持ち札バレをしたくないクロガネです。

 犯人を殺す作戦が上がってるっつーのに、その犯人を悪戯に刺激しようとか言うアースラスタッフ。普通に考えたら嫌な奴等でしょう。
 だけど、艦長のクロノは最初っから嫌な男なので、はい。
 クロガネは基本的に行動理念のある嫌な奴は好き。

 毎年の事ですが、来月から4月なのでウチの職場にも新人が来ます。白衣の天使一年生が来ます、何人か。
 ……めんどくさーい。
 新人に教えるのにテンションが上がりません。むしろ、半死体の急患を見て新人がテンション下がらないか今から心配です。交通事故でぐしゃっとなったのとか、慣れててもテンション下がりますし。

 そして花粉。
 この世から杉の樹全部無くなってくれないかなぁ……



 フェイトは既に、縁の魔法打消しは攻略しています。
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8件のコメント

[C603] どうにも殺し切れそうも無い件

なんでだろう・・
必殺っぽい作戦なのに全然通用しそうも無いのは・・・?
ああ、そうか、ボスに破魔、呪殺はきかないんだった、納得。

というか、転送できる相手に空間攻撃って意味あるのかどうか?
管理局、追い詰められてますねぇ~・・・

とりあえず、ライザーフェイトちゃんとサテライトなのはちゃんに期待なのです。
  • 2010-03-24
  • 投稿者 : ぎるばと
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[C604]

主人公抜きで実施される大反攻作戦ってどれほど勝算があろうと確実に失敗するんだよなあ。
私のイチオシは虚数空間をエイリアンばりに割りながら抜け出てくる縁です。
試作機を実戦投入するとかどう考えても無謀なのにロマンが有るから多用されますよね。
全力を尽くしたぐらいで不具合が無くなるなら試作機は要らねえっての。
個人的には一捻り欲しいかと我侭を思ったり。
理由もなく完全可動するんじゃあ普通ですから。
こんな事書いてますが言うまでもなく大好きです。
クロノ君的に言えば許可します。超許可します
  • 2010-03-24
  • 投稿者 :
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[C607] 特攻作戦は餃子フラグ

>新発売の高性能機より、安心と実績の品を使いたい

ガンダム種とか種死とかですねわかります。

展開をみてるとやはりこっちが主人公サイドなんだなぁと思ってみたり。というかクロノも主人公資質を持ってるよなぁ。

チートではあるが無敵ではない縁をなんとかするにしても、他の2人にはどうするのか、今後非常に気になります。

個人的には犠牲うんぬんの話がFateっぽいかなと思ったり。
  • 2010-03-24
  • 投稿者 : なまにく
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[C608] コメントありがとうございまー

○ ぎるばとさん
 殺しきる作戦が簡単に浮かぶなら、誰かが既に始末している件。
 管理局、追い詰められるどころか倒産を迎える羽目に。別にクロガネはアンチ管理局ではないですが。

>ライザーフェイト
 ……00ライザー?

○ さん
 アリサ絶賛引き篭もり中。主人公なのに。
 試作機はあくまで試作機です。その試作機の抱える問題を発見・解決、そして評価をするのが試作機の存在意義ですから、整備しようが何だろうが何が起こるか分からないのが試作機。それから再度計算して作られた本品の方が、性能は良いですよ、コスト面を含め。この場合、ガンザ君の意見が普通かと。
 ただし、試作機だろうが何だろうが普通は問題が起こらないように設計して作られてますから、きちんと設計されていれば普通に稼動します。信頼性がなければ安心できる代物でもないのは代わりませんが。

○なまにくさん
 種も種死も、試作機とか新型機というのを明らかに馬鹿にしております。特に種死。ゲルググを揃えようがな、ジオン兵の練度が足りねぇんだよ! という事態が少しも発生していないのは何故だろう。試作機から試作機に乗り換えるのは別に良いですが、機種転換訓練は? まさか試作機の段階でコックピットの操縦系統が完成されている訳でもあるまいし、まさか次の試作機を製造するってのに操縦系統を今まで一切変更しなかった訳でもないでしょうに。そっち方面のオタクの戯言ですが。
 この物語の主人公はあくまでアリサですが、クロガネは群像劇が大好きなのでどいつもこいつも主役級、って感じです。まぁ、縁は敵ですが。
 90を救う為に切り捨てられた10。その10は本当に全部切り捨てなければいけなかったのか。うーん、Fateですかねぇ?
  • 2010-03-24
  • 投稿者 : クロガネ
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[C609] 継承してみた

縁側が悪だけどその悪を生み出したのは魔導師
果たして悪はどっちなのやら

レイハさん女性人格だったっけ?
嫉妬するレイハさん可愛いよレイハさん


しかしなのはといいフェイトといいアリサやすずかに説明はしないんだ
明らかに巻き込まれた人達なのに



今回もやっちゃうよ

なのは「どうして……アリサちゃんが゙それ゙を……」

アリサ「……あんた達が私達に何も知らせず殺した縁からのお土産よ。今なら縁の気持ちが分かるわ」

フェイト「アリサ……」

アリサ「私は後悔してないわ。今も……そしてこらからも」

なのは「アリサちゃん!」

アリサ「魔王の心臓解放……行くわよなのは!」

アリサ看視者化エンド
  • 2010-03-24
  • 投稿者 : ルファイト
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[C612] 俺は人間止めたぞー!!

○ルファイトさん
(( Mr,Ganza ! My master says that a young girl is better than me!! ))
 ↓
(( ガンザ! 私の主人は私よりも若い女の方が良いと言うのです!! ))

 ……可愛い、か?
 アリサ&すずかは次回にお楽しみー。ついでに期待されていないはやても居ますよー。

 例えば、殺人犯が居たとして。
 殺人犯を産んだ母はどうか。殺人犯を育てた父はどうか。殺人犯を教育した先生はどうか。殺人犯の親友はどうか。そんな無限論が確かありましたなー。
 第2章でなのは嬢が犯罪理論と言いますか。結局犯罪における 「悪」 とは何か。
 ちなみに、縁ならば説明は一言です。
「悪い奴に悪い事をするのは、悪い事だ」
  • 2010-03-30
  • 投稿者 : クロガネ
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[C613] この星もろともお前らをゴミに変えてやる!!

あ~とうとう管理局はお終いか、前に何かで「他者から奪うものは、自分も他者から奪われる因果を持つ」なんて読みましたけど、実際過去の負債が今になってきているから弁護のし様もないわけで。管理外世界にしてみれば、管理局は無くなっても何も問題ないけど。

そんでもって予想通り命令無視で独立愚連隊なアースラ。確かに燃えるシチュエーションではありますが、実際やられると指揮する側はたまったもんじゃないですよね。まあアースラを命令違反で裁くことももう出来ないわけですが、三権分立がなされてないと、非常時に裁くものも居ないという悪い見本だ。

フィクションで特攻作戦というか死ぬこと前提の侵攻作戦の類が成功した例ありましたっけ? 何かガンバスター最終回とぐらいしか思いつかないんだけど。
  • 2010-03-30
  • 投稿者 : ミヅキ
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[C614] いい加減にしろ! この星を滅茶苦茶にしやがって! 貴様ら、一体いくつの星を壊せば気がすむんだ!

○ミヅキさん
 フリィィザァァァァァァァァ!
 撃って良いのは撃たれる覚悟のある奴だけだ理論ですね、わかります。因果応報とも。
 命令する側からすれば戦況を引っ掻き回す存在程ウザいのはいません。どこぞの大天使や自由が良い例で……いや、あれは完全に悪い例か。
  • 2010-04-03
  • 投稿者 : クロガネ
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Appendix

うぇぶ拍手

拍手になります。コメントもどうぞ。

4/6更新 リリカルなのは、短編と呼ぶべきかネタと呼ぶべきか考えた結果これはクロガネ式妄想劇と呼ぶべきなんじゃないのかなぁという曖昧な結論に落ち着きました、みたいなお礼ありです。

魔法の使えない魔法使いの魔法

注意事項!

プロローグ

第1章 『海鳴 縁という少女』
       
基礎情報 第1章終了時点
第2章 『悩み』
         
基礎情報 第2章終了時点
第3章 『誰が為の剣』
           
基礎情報 第3章終了時点
第4章 『教授』
           
基礎情報 第4章終了時点
第5章 『恋ですか?』
           
基礎情報 第5章終了時点
第6章 『切実な事情、迂闊な発言』
           
基礎情報 第6章終了時点
第7章 『縁と看視者』
           
基礎情報 第7章終了時点
第8章 『その言葉、届かない』
           
基礎情報 第8章終了時点
第9章 『失意』
               
基礎情報 第9章終了時点
第10章 『挫けぬ雷刃』
           
基礎情報 第10章終了時点
第11章 『届け、星の光!』
             
基礎情報 第11章終了時点
第12章 『祝福される騎士と風』
 
第13章 『アリサ・バニングスという少女』
第14章 『そして、日常』


本筋関係ないパラレル短編
           

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クロガネ

Author:クロガネ
 鉄と書いてクロガネ。文系の皮を被った理数系。人種差別主義。有神無宗派論者。白衣の天使。瞑想で一日潰したことがある。萌えにも燃えにも反応する。二次元より三次元の方が楽しいと思う。宇宙人未来人超能力者魔法使い等特殊な人間じゃなくて本当に良かったと思っている。変な人といわれる。仲間と言うのはチャレンジャーな人、友人と言うのは変わった人、知人と言うのは普通な人。
 これがクロガネ。
 とりあえずメールはこちら↓
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